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奇跡の集中力を引き出した「机と椅子だけ部屋」

自己紹介

こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。

僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。

集中力はメンタルケアに必要

集中力を高めることは、メンタルケアにかなり良い影響を与えます。
今やることに集中できる→短時間で成果が出る→成功体験が多く積める&リラックスタイムが作れる

逆に集中力がないと、以下のようにろくなことにはなりません。
・成果がなかなかでない
・いつまでもリラックスできない
・視野が広がらない

僕は大学受験のときに集中力が覚醒するような体験をしたことがあるので、今日はそれを共有しようと思います。

至難の大学受験

僕は高校の3年間のすべてをバスケットボールに注いでいました。
通っていた学校はスポーツ校でしたので、そういったすべてを部活に注ぐのは当たり前でした。
むしろ帰宅部の人は「パンピー」というあだ名をつけられ蔑まれるという不思議な学校でしたね。

当然偏差値の高い学校ではなく、正直名前を書けば入学できるような学校です。

僕の大学受験は夏のインターハイ予選が終わった7月後半から始まりました。
夏休みは河合塾の夏期講習に通いましたが、全くついていけませんでした。
夏期講習はテキストに過去問が乗っていて、
それを予習で解き、講習内で解説。その後復習してね。というものでした。

いや、予習で解けない。

講習内の解説も予習していることを前提に話が進んでいくので、
スピードについていけませんでした。

レベルが違いすぎて質問もできません。

毎日休まず自習室に通い、市販の教材でほぼ勉強してたな。
その方がわかりやすいし。
問題集も塾のテキストより、市販の問題集の方が解説がわかりやすい。

塾なんてほとんど「みんなこのレベルですよ」を知るための場所でしかありませんでした。
学校に行くと感覚がバグるので、夏休み明けの2カ月くらいは学校にも行きませんでした。
不登校ってやつです。

そんな感じで自分なりに努力していたのですが、
塾や学校に受験仲間がいなかったし、1人で数カ月も勉強って本当にしんどかったです。
集中力も切れてきます。
あぁ早く大学生になってキラキラした毎日を過ごしたい。。
ダラダラ過ごしたい。。

そして結局受験大学3つ。すべて落ちました。
もう絶望でしたね。

2月中旬、最後の受験が終わったら部屋の模様替えを計画していました。
壁に珪藻土を塗ろうと思っていたんです。
珪藻土は予定日にちゃんと届きましたから、絶望の僕は計画通り珪藻土を塗ろうと思って、
部屋にあるものをすべて別の部屋に掃き出し、すっからかんの部屋にしました。

その晩、帰宅した父が僕の部屋を見て大激怒しました。
諦めたのかと。
落ちた受験大学の1つの後期試験が2月後半に残っていました。
ただ僕としては前期試験に落ちているので、正直1カ月やそこらで埋まる学力の差ではないだろうと思っていたんです。

風呂から上がると、すっからかんの部屋に机と椅子が置いてありました。

「勉強をしろ」という父からのメッセージでしょう。

正直うんざりしていました。
ただ、父が暴れる方がよっぽど面倒なので、致し方なく必要な問題集をピックアップして机に向かいました。

そこからの約10日間が不思議でした。
今までにないほど集中して勉強ができました。
学習した内容が頭に入っていく感覚があり、10時間が一瞬に感じたんです。

そして、前期に一度落ちた大学の後期試験で奇跡的に合格しました。

ものは最小限に

視界に入るものが机の上の本のみになったとき、人間はその本に驚くほど集中できるでしょう。
僕の実体験によるものですが、これは本当です。

これはミニマリストという言葉が広がるもっと前の話です。
僕はミニマルなライフスタイルの魅力をものすごく理解できます。
実際上記の10日間はベッドも部屋の外に出して、布団で寝ていましたし。

しかし、生活する上ですっからかんの部屋にするのはさすがに難しいでしょう。
あと、やっぱり味気ないですもんね。

ただ、なるべくものを少なくする努力はした方が良いでしょう。

<具体的なアクション>
・床にものを置かない。
・机の上にものを置きっぱなしにしない。
・食器は食器棚にしまう。
・洗濯物はたんすにしまう。
・配線系は取りまとめ、見えないようにする。

メリハリをつけ、豊かに暮らすために、ぜひ実践してみてくださいね。

整理整頓とメンタルケアについては以下ブログでも触れていますので、合わせてご覧ください。


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