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【Z世代サラリーマンの適応障害体験談①】適応障害の症状の始まり

手の震え

いつからか明確に覚えているわけではありませんが、キーボードの上にある両手が小刻みに震えるようになりました。早急なタスクがあるわけでも、何かに怯えているわけでもありません。

プロジェクトリーダーのFさんから業務依頼の連絡があり、承知しました。と返信をすると、涙が出てきました。なぜ泣いているか自分でも理解できませんでした。そのときは無感情で、別につらくも悲しくもないんです。

吉祥寺からの京王井の頭線は毎朝座って通勤できます。
ある日、荷物を持ったおばあさんが入ってきたので、席を譲りました。
僕はドア付近に立ち、仕事のチャットを確認していました。
下北沢でおばあさんが降り際、僕に深くお辞儀をしました。
軽く会釈をした後、涙がボロボロ流れてきました。
なぜか立っていられず、その場でしゃがみ込んでしまいました。

睡眠障害

翌日の仕事が不安で夜はなかなか眠れませんでした。
明日は何が起こるだろう。
僕は対応できるだろうか。
明日のタスクは〇〇と××だ。そんなに大変ではないし、定時前には終わるだろう。その後に少し資料の確認をしておこう。次の締め切りは来週の金曜か。金曜をバッファーにするとして、木曜目標だな。CさんとYさんのバグ対応が少し心配だから、その確認も今週中にやっておかないと。ん、明日でこれ終われるか?今日もFさんから急な依頼があったし、思考を必要としない作業で今さっとできることはやっておくか。
するとベッドから飛び起きて自宅からリモートで会社のPCに接続し、作業を進めていました。
深夜2時前にやっと疲れて眠る。
そんな日々でした。

抑うつ

朝は最も憂鬱でした。
6時に起床し、身支度を終えるとソファーに座り、コーヒーを飲みながら15分じっと何も考えずぼーっと過ごします。
何も考えられず、ただ減っていくマグカップの中身を眺めていました。
1年目のころは1時間前に出社して資格の勉強をしていましたが、その頃は30分前に出社して業務を始めていました。
勉強しなきゃと何度も計画を立てましたが、実行できなかったです。

倦怠感、集中力の低下

倦怠感や集中力の低下もありましたが、こんなものはいつから発症したか、そもそも病気によるものなのかもわかりません。

初期の適応障害の症状では、適応障害と医者に言われるまで、病気であるとは思えないでしょう。
しかし、悪化すれば抑うつは気付かぬうちに重くなり、対処しなければうつ病へと進行する可能性もあるそうです。

あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。