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彼女のカミングアウト

自己紹介

こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。

僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。

食事が好きじゃない

昨日、2人で夜ご飯を食べた後、彼女にこんなことを言われました。

「私、食事があんまり好きではないかもしれない。」

僕は食事が毎日の楽しみの1つでありますから、えー!っとびっくりしました。

ただ、美味しいものが嫌いというわけではなくて、一口食べたらもうOKという感覚だそうです。
「ご飯よりもお菓子が好き。お菓子を食べていたい。」
続けてそう言いました。

今、こう書いていると子どもじゃないかと思いますが、そのときはものすごく真剣に伝えられたので、
本当にそういう人なんだなと思いました。

僕は一般的なことは気にせず、人は好きなように生きた方が良いと強く思っているので、
「うん、じゃあお菓子たくさん食べな。ただ栄養は取ってほしいからサプリとか完全食とか他の物でケアはしてね。」

その後、彼女からなんで自分が食事が好きではないのかの考察を伝えられました。
これが大変興味深かったので紹介させてください。

「私ね、実家にいた頃、食事の時間が好きじゃなかったの。
子どものころ、全部食べられなくてよく怒られていたし、
大人になってからも、お母さんにもう食べないのと言われると胸が苦しかった。
あと、食事の時間はお母さんの話を聞く時間で、それもあまり楽しくなかった。
だから、私は今も食事の時間が好きじゃないのよ。」

僕は彼女のお母さんを知っているからこそ、あぁ~なんか想像できるなぁと思ったのです。
彼女のお母さんのご飯、めちゃくちゃ美味しいんですよ。
彼女の実家に遊びに行ったときにいただきました。
品数もすごく多くて!
僕は美味しいもの好きだから、1つ1つに感想をぺちゃくちゃ喋ってしまうんですが、
彼女はそういうタイプではありません。
実際に彼女の実家でお母さんのご飯を食べているときも、僕らが食べているのお母さんがじっと見ていましたね。
せっかく作ったご飯を美味しそうに食べているの、見たいってことなんでしょうかね。
でもその気持ちもわかります。

すごくお母さんの気持ちもわかりますが、それが毎日続くことで負担になる彼女の気持ちもわかる。
それでいて、お母さんは娘が大好きだし、彼女もお母さんが大好きなんです。

お母さんが彼女の昨日のカミングアウトを聞いたら、ショックを受けるだろうなぁ。

昨日は2人でアヒージョを作って食べました。
余ったオイルにパスタを入れて食べたら、きのこ、野菜、シーフードの旨味がたっぷり含まれた極上のぺペロンになりました。
ちょっとうますぎて、僕が騒いでいたんですよ。

だからこそきっと、「私はそこまで食事に情熱的になれないよ」というメッセージを伝えてくれたのでしょう。
彼女がそんな自分を攻めてしまって、心がチクっとなってしまうのであれば申し訳ない。

ちょっと抑えていこうとは思いますが、僕も無意識にうまー!って叫んでいるので抑えられるのか。

あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。