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経営の実践

ミッションを創り、ビジョンを提示し、価値観を共有し、浸透させれば組織は動き出す。

と、言葉にすると簡単なんだけど、実行は本当に難しい。この順番もそうだし、そんなにすぐ結果が出るわけでもない。でも株主から時に早急に成果を求められる。難しいですな。でも、これ以上にないやりがいを感じている。


今足りないのは、人材育成だ。しかし、人材育成なんかしている場合ではない、すぐに結果の出る取り組みをしろという声もある。確かに短期的には一理あるし、キャッシュが不安定な中短期的な成果を求めることも必要。でも、それがうまくいかなかった後に残るのは、ただの残骸なんだよ。それを繰り返してきた。スーパーマンの活躍で企業が成長できる限界が必ずある。そこの壁を越えるには、仕組みが必要で、また、その仕組みの本質を理解して、活用できる人材が必要で。

今までは、その材料や瞬間的な教えはあったが、継続する仕組みがない。ここがポイントなのに。


以下は、個人的な想像の域を出ません。

高度経済成長期に成功体験をした層は、ITやモバイルがあまりない中で、猛烈に頑張ることで成果を出してきた。あ、集団左遷みたいですね。

その中から、仕組みや本質的な要素を感じ取り、生かしてきた人と、そうでなくその時の成功体験そのままに実行している層に別れる。いくら口で言っていても、その後の組織を見れば、一目瞭然。

だいたい、そういう人たちは、組織が小さいと仕組みはいいから、マンパワーで対応しろみたいな指示をだす。

せっかく構築しようとしていることがガラガラと音を立てて崩れていく。うーむ難しいな。

賢者は、歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。

これも実行するのは、難しい。なぜなら、体は、経験しか知らないのだ。


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