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AKB48紅白落選からアイドルの歴史と未来を考える。


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先日、2020年の紅白歌合戦出場歌手が発表された。

そこにAKB48の名前はなく
12年連続出場とはならなかった。

しかし、Twitterのトレンドには
ニュースサイト上には
「AKB48」という文字が多く並んだ。

「AKB48」が紅白落選となったことに
ネットを使う若者の多くは衝撃を受けた。
改めてその存在の大きさをしらしめることとなった。

私のような25歳の人間からすると
AKB48が初めて紅白に出場した時は
まだ中学生だった。

我々世代からするとAKB48は
常に紅白に姿があったという
印象なのかもしれない。

今回はAKB落選を受け
感じたことを書き連ねておく。

○「アイドル」が落ちた訳ではない。

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みなさんが名前を聞いたことのある
アイドルには、必ず「全盛期」が存在する。

AKB48が紅白に初出場した2007年までは
10年連続でモーニング娘。がアイドル代表として
紅白に出場していた。

私もかすかな記憶だが、
紅白でLOVEマシーンを歌っているのを
テレビで見てた記憶がある。

ちなみに、みなさんの記憶にはないかもしれないが
Berryz工房、℃-ute、藤本美貴、松浦亜弥なども
紅白に出場しており、まさにハロプロ全盛期だった。

その後、AKB48が登場し
同じように今度はAKBグループの全盛期が到来する。

2014年には
AKB48,SKE48,NMB48,HKT48の4グループが
それぞれコラボではなく、単独で出場した。

14年は私も48ファンになっていたので
久しぶりに紅白を見ていた。

そして、時代は坂道へと進み
今年は、乃木坂46,櫻坂46,日向坂46の3グループが
紅白歌合戦に出場する。

AKB48が出れないのは悲しいが、
私はそこまで驚かなかった。
なぜなら、昨年も怪しかったからだ。

19年の頭にNGT48の問題があったこともあってか
NHKでのAKBのレギュラー番組も終了。

さらには、日韓合同グループである
IZ*ONEがブレイクし紅白当確となっていた。
しかし、IZ*ONEが不正投票の問題を受け活動停止状態に。

その結果、空いた枠にAKB48が入る形で
出場する運びになったのではと言われている。

このように、モーニング娘。からAKB48,乃木坂46と
出場するグループは変われど
「アイドル」というジャンルが生きているのは嬉しいところだ。


○企業努力の賜物

モーニング娘。を含むハロプロが天下をとっていたころ
当然、他の事務所や企業は

そのポジションが欲しいし
その人気にあやかろうと
自分たちもアイドルをプロデュースするだろう。

これは、競争社会の中では当たり前のことだ。
スマホがトレンドになってこれば
どこのメーカーもその流れに乗ろうとスマホを作る。

そして
後から参入してきた
後発が人気になることも何も珍しいことではない。

ワイヤレスイヤホン業界でいうと
AppleのAIrPodsなんかは後発だが
一気に普及し他社のシェアを奪っていった。

これが、モーニング娘。の
アイドル枠を奪った
AKB48であり

そのAKB48の枠を奪った乃木坂46である。

時代が変われば、トレンドも変わる。
だから当然、世論が好むグループも変わる。

どの事務所も秋元康グループの次を担う
グループを作ろうと必死になっている。

だから今は
かなりの数のアイドルグループが誕生しており
アイドル戦国時代と呼ばれている。

もしかしたら、秋元康自身も
自分の作ったグループを超える存在の誕生を
待っているのかもしれない。

この競争が維持されているからこそ
「アイドル」という文化は定着しここまで長く
愛されていると感じる。


○全盛期が過ぎると、ファンとすると嬉しさもある

国民的アイドル。

そう呼ばれ、全世代が見る紅白に選ばれることは
アイドルをやっていれば相当嬉しい瞬間だろう。

ファン心理はどうなのか。

当然、自分の応援しているグループが人気になって
世の中に知られていくのは嬉しい。

しかし、その一方
ファンが増えすぎて、
遠い存在になってしまう気もする。

だから、全盛期が過ぎた後の方が
良いという人もいるだろう。

実際、紅白に出れないことで
ハロプロは、
カウントダウンコンサートを行なっている。

ファンからすると、紅白で1曲だけ披露するより
こっちの方がよっぽど嬉しい。

また、メディアで見ることの減った
モーニング娘。などのハロプロ系は
現在、そんなに大きくない会場で定期的にツアーをしている。

私も2年前くらいに一度、アンジュルムのコンサートに
参加したのだが、会場はもはや家族みたいな状態。

人気があるとかないとか関係なく
純粋に応援をしている人達が毎回集まっているので
ファンの一体感の凄さに正直、圧倒されてしまった。

紅白に出れないからって悲しいことばかりでは
ないということだ。


○そもそも何を基準に選んでいるのか

そもそも、ヒット曲がないからという理由で
総合的な判断をしたという記事をみた。

それを聞いて、改めて紅白出場歌手を見てみた。

今年流行った歌で覚えているのは
「NiziU」と「瑛人」くらいだと私は思う。

他の歌手の人はヒット曲はあったのだろうか?

アイドルはAKBがダメだったように
ミリオンを売っていても
特典をつけているため、
売れているというカウントにはならない。

そこでアイドルの紅白の当落を決めるのは何かと考えると
おそらく、接触系の特典のついていない

DVDの売り上げだろう。

そこで見ると、乃木坂は圧倒的である。

次いでDVDが売れている
BABY METALの出場も納得できます。

にしても、NiziUはまだCDデビュー前ですし
欅坂から改名したばかりの櫻坂46もまだ
櫻坂名義では曲を出していません。

まさに、新時代の音楽の形ですよね。

CDを出さなくても、動画サイトで
流行れば、紅白にも出れる。

選考する側はまたまた大変になりましたね。

○紅白出場の価値

昔は大晦日といえば紅白だったが
最近はインターネットの発展と共にその
存在価値は減少傾向にあると感じている。

紅白に出ることが、一流歌手の証。
みたいな時代は終わるのかもしれない。

ネット紅白みたいなのが出て
若者に人気のある歌手はそっちに行ってしまい

NHK紅白は演歌とか子供向けになるかもしれない。

○次の全盛期へ

今回、落選となってしまったAKB48だが
このまま、終わって欲しくはない。

AKB48が出場を逃したことでAKBも落ちたな。
思われるかもしれない。

モーニング娘。だって、テレビに出なくなったから
レベルが落ちたと思われているかもしれない。

そうではない。

AKB48もモーニング娘。も
グループ名は変わらずとも

メンバーは加入、卒業を繰り返し
新しいグループへと成長している。
(モーニング娘。は名前も毎年変えている。
今年はモーニング娘。’20)

人気の曲を語り継ぎながら、新しいグループの色を出している。

今回の落選は

次の全盛期への準備期間でもあるのだ。

48グループは1期生がほとんどいなくなってきた。

まさに、紅白に出ていたAKB48を見て
アイドルを目指すことを決めた新しいメンバーが
新しい時代を作ろうとしている。

今の時代、わざわざテレビに露出する必要はない。

本当に好きな人は自ら情報を取りにいく時代だからだ。

テレビの露出が減ることで、
世論からは忘れられるかもしれないが
我々ファンはこの苦しい時期も目を離さず応援し

またいつか、
紅白という舞台で素敵な花を咲かせ
世論に衝撃を与える時を楽しみに待っている。

実際、モーニング娘。は長い歳月を経てその準備が
整いつつある事を私は知っている。

以上


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