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いつだってサッカーは甘くない。上手くいった試しがない。

週末はフットサルの大会だった。

年に1度だけある、上位大会へつながる大会。

6年生の息子からしたらフットサルで県大会へ出る最後のチャンスでもあった。


試合会場は地元の体育館。

実は8年前、この体育館でやったおれのバスケの試合を応援に来た息子。

今回はおれが逆に2Fから息子の応援をするわけだ。


小学生最後の大会(この大会は)ということもあり、なんとも感慨深い気持ちになる。


で、試合はと言うと、地元の強豪がすべて集まったような厳しい予選グループで、僅差での予選敗退。

あとたったひとつでもラッキーなプレイ・ラッキーな展開があれば予選を通過出来ていたのだが。


ただこの日に限らず、息子たちがそういうラッキーを手にするのを見たことがないんだよな。



いつだってスポーツは技術が試合を支配する。

ただその技術の支配を打開するのは、勝ちたい気持ちやなりふり構わない必死さだ。

勝ちたい気持ちや必死さが運を呼ぶんだ。


息子たちは初戦、前半2-0とリードし危なげなく試合を進めていたのだが、少しずつ相手に、そして勝利へのプレッシャーに飲まれ、後半残り5分に立て続けに失点しドロー。

この勝つべき試合を引き分けたことで結果的に僅差で予選を敗退し、逆に0-2から追いついた相手チームはその勢いのまま予選を突破し、文字通り道を切り拓いたわけだ。


これを運と呼ぶか、実力と呼ぶかはわからないが、相手チームの彼らは何かを起こすだけの気持ちを持ったプレイをしていて、それにパクっと食われた息子たち。


同じ引き分けでも意味合いに天と地の違いがあったわけだ。




おれも見ていて崩れ落ちるような落胆を味わったが、息子たち選手やコーチ陣はさらに食らっただろう。


いつだってサッカーは甘くない。

上手くいった試しがない。

それでも気持ちと必死さで道を切り拓いていくしかないのである。


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