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なぜ独学で勉強しても司法試験に受からないのか(3)
コロナウイルス感染拡大で営業縮小中ですが、そんな中でもやることはあるもので、休日の夜という落ち着いた時間ですし、幾つか「スキ」も頂いているようなので、続きを書いてみます。
さて、この「なぜ独学で〜」で、今まで述べてきたことの要点は、
1.司法試験に合格するには、裁判(=ルールに事実を当てはめ、そのルールが定めた効果が発生するかどうかを判定すること)のプロセスへの理解が求めらている
2.憲
なぜ独学で勉強しても司法試験に受からないのか(1)
平成13年に試験勉強を始めてから、途中休止した期間はありながらも、ずっと司法試験に向けた受験勉強をしてきたのだが、今振り返るといろいろと無理や無駄があったということが分かる。
そして、もし平成13年の時点に戻り、それらの反省点を活かした受験準備ができれば、おそらく旧試験の合格者増員時代(平成15〜17年は1500人近く合格していた)のどこかでは合格できたという自信がある。僕自身、部分的であれ
1993〜1994年(その2)
僕の受験勉強の質が一気に変わるきっかけになったのは、高3の5月の出来事だった。
その日、僕は某駅のマクドナルドで勉強していた。確か、明治の政経学部の英語の過去問をやっていたと思う。
しばらく問題を解いた後だろうか、ある女性が店の奥にいるのが見えた。Iという女性だった。同じ高校の1年先輩で、目のパッチリしたかわいらしい女性だった。僕は彼女のことが好きだったが、だからといって特に付き合うため
1993〜1994年(その1)
何から始めればいいのかわからないので、とりあえず法律業界に入る前の話を、順を追って書いてみたい。
僕は1975年東京で生まれた。出生地は文京区ということになっている。母が出産したのが東京医科歯科大学の附属病院だからなのだが、外向けにも響きが良いのと、実際に母方の実家が文京区の西片町なので、よく使っている。
幼児期は、父の経営していた寿司店が四ツ谷にあったため、中央線や丸ノ内線の沿線に住ん
わざわざニックネームにテミスを含めるくらいですから、仕事も裁判に関連しています。弁護士です。
noteらしく、法律の話ではなく、僕が弁護士になるまでの曲がりくねった長い道のりを説くことで、この仕事や僕自身に興味を持っていただければと願っています。
よろしくお願いします。
初めまして。テミスの錆びた天秤といいます。
テミスというのは、ギリシャ神話の正義の女神です。添付の画像がそれです。僕は見たことがありませんが、アメリカの司法省や、日本の最高裁判所にテミスの像があるそうですね。その手に持っている天秤は、正邪を測るためのものなのだそうです。(続