2023/9/15 ゆけゆけお金拾い

今日はたぶん10:30ころに起きたと思う。
今日はお金を拾い集める仕事の日だ。都内各地の自販機の下やお釣り受け取りパカパカをチェックする。ときには、公共施設の100円入れて荷物を取り出すときに100円が返ってくるコインロッカーの取り忘れを回収する、
とても高尚な仕事に着いている。
この時間では遅いのだが、お金を拾うには土・日の夜明けくらいに探すのが一番お金が落ちている。ああ、仕事の秘密を教えてしまった。稼ぎが減る。

13時ころからウーバーを始める。スタート時には晴れていたので、注文もなかなか来ずに一時間に2件行けるかいけないかくらいのペースだった。途中から雨が降り出したことで、どんどん注文が来た。
良いペースが始まった。それに17:30からは雨の日ボーナスもあるとのお告げもあった。おお、今日はお金がたくさんだ!と思ったのだが、今日はイレギュラーで18時から塾のバイトがある。人生とはうまくいかないな。
バイトが入っている、ライブがある日の夜に雨の日ボーナスが出ることが多い気がする。なんでだろう。なんでだろう。なんでだなんでだろう。
海の中で昆布から出汁が出ないのと同じくらい不思議である。

こういった、何かが起こるときに「いい想定」「わるい想定」が考えられる状況で、悪い想定ばかりが起こってしまうことを「マーフィーの法則」と言うと私は記憶している。違うかもしれない。違うかもしれないなら調べてから書きなさいと言う話だ。しかし、マーフィーの法則の代表例として「バターを塗ったパンを落とした時、必ずバターを塗った面を下に落ちる」と言うのがあったから、あながち間違いではないだろう。

私はマーフィーの法則を嘉門達夫氏の歌で知った。中学生くらいの時に嘉門達夫氏にはまって、レンタルCD店で借りて聞いていたと思う。
人生の大切なことはお笑いが教えてくれるな。

一方で、お笑いが私をダメにしている感覚もある。以前お話したが「魁!クロマティ高校」という漫画が私は好きだ。他にも「伝染るんです。」「ジャングルの王者ターちゃん♡」でギャグマンガが好きになり、「さよなら絶望先生」で時事的なことがらを笑うということをおぼえた感覚がある。テレビで見たお笑い番組と漫画で私は人を笑わせることに興味を持ったと言っていい。
これも以前お伝えしたクロ高、伝染るんですは不条理ギャグマンガである。読んでいて次のコマでは話が180度変わる。ターちゃんはとんでもない下ネタ連発である。ポコチンがどうだとかタマキンの皮を伸ばしてムササビのように空を飛ぶなど、どうしようもない下ネタである。
これらが私の笑いの基礎にある結果、漫才の構成を考える能力が低い人間になってしまった気がする。面白いと思うことを連発すればお笑いになるんだという気持ちが作られた。
これについては、いまさら言わなくても我々の漫才を見ていればまかるよという方もいるだろうから、置いておく。

現在、テレビドラマ「VIVANT」が話題になっている。次の日曜日には最終回が控えている。このVIVANTは、あれが伏線ではないか、これが裏切り者のサインなのではないかと言った考察をすることの楽しさが人気の一端を担っているように見える。それは素晴らしいことである。しかし、私は考察が苦手である。
それはやはり、子供のころから読んできた漫画が影響している気もする。クロ高はクラスメイトにゴリラやフレディマーキュリー、ロボットがいる。これは何の前触れもなく、突然クラスメイトとして現れる。また、最終回を終えても、なぜそういった奇怪なクラスメイトが存在していたのか説明が一切ない。笑えたんならそれでいいだろうということだ。

伝染るんです。では庭の木のうろで手作りマヨネーズを作ったり、受験勉強をしているカブトムシ斉藤や、学生服を着て頭が血の染みた包帯でぐるぐる巻きのオール5といったキャラクターが出てくるが、こちらも特に物語にそれらが関わったり、そういった風貌の理由などは一切説明がない。つまり、私の好きな漫画たちは伏線を貼ったり、それを回収したりといった考察の必要がないものだ。これらを面白いと思って育った私には考察を楽しむ素養が身についていないのだ。

子どものころから考えることが必要なものを買い与えることが、立派な大人にするためには必要なのではないか。
絶望先生については、私は一切考察することなく一話完結のギャグマンガとして楽しんでいたのだが、最終回で知らないうちに貼られた伏線を回収する展開だった。でも、何もおぼえていない。一度きりの伏線回収の妙を楽しむチャンスを不意にしてしまった。

今思えば、嘉門達夫氏の替え歌は伏線も何もない。これは伏線回収と言ってもいいのではないか。
伏線がないという伏線を回収した。では、一番最初にした小銭拾いの描写が何かの伏線なのかと問われれば、何もつながりは無い。ただ面白いと思って書いた。

18時から22時までバイトをした。バイト先の奥様が、こちらの日記を読まれているとのこと。
これからは、ポコチンだとかタマキンだとか汚い言葉を慎む必要があると思ったのだが、さっそく飛び出してしまった。
これは、ターちゃんに育てられた私はどうやっても汚い言葉を言いたくなってしまうのだ。

こういった汚い言葉が大好きだが、漫才の中で使うとめちゃくちゃ怒られるので言わないようにしている。これはこれで自己表現ができていないということなのか?
うーん難しい問題だ。

バイト終わりに一件だけウーバーをやって帰宅した。明け方までだらだらしてしまった。その結果、日記がとても遅くなってしまった。

今日面白いと思ったことは「漫画が私を作っているということを文字にして認識できた。」

あと、嘉門達夫氏の歌はやはり「ゆけ!ゆけ!川口博!!」が好きである。

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。