2023/6/26 なんかよかった

今日は起きたら10:40だった。ちょっと早く起きることができた。

今日は17:30に墨田区本所でカントリーズに勝ったら○○もらえるシリーズライブだった。2か月に一度招集されて手伝いなどを行っている。
今日も前説と手伝いとのつもりで、起きてから前説でこんなこと喋ろうかなど決めようと思っていた。

起きてLINEを開くと、カントリーズのえざおさんから「ネタやってね」と連絡が来ていた。今回出演予定のプロポーズ(漫才新人大賞ファイナリスト、もうすぐ売れるコンビ)がお休みということで急遽、我々におはちが回ってきたというわけである。
急遽のネタとなると、なにかあったかしらと考える。先日の漫才協会の若手でのライブにて二本作っているのでそこのいい感じだったところをかいつまんで5分にしようと思ってとりかかった。

とりあえずなんとなくできた。我ながら、今朝ネタやってと言われてすぐにネタを用意できるのは日ごろの努力のたまものであろうと思った。

準備がひと段落ついたところで、手元のタバコが切れていたのを思い出して、近所のコンビニに行った。先日の日記で、私がご祝儀を払ったコンビニだ。むかって見るとリニューアルオープンセールをやっていた。

すこし私の好きなコンビニの商品を紹介させていただきたい。うちの最寄りのコンビニはミニストップである。私がミニストップにおいて、いやこの世で一番好きなパンが通称「白パン」(私がそう呼んでいるだけ)、「ハムとチーズのパン」である。嘘みたいな商品名だが、確かにハムとチーズのパンなのである。
これが私は大好物である。一度食べてもらいたい。お値段は110円+税で値上がりが繰り返される昨今においてはお手頃価格である。
私はこのパンを始めて食べた時に感動した。もちもちとした、蒸しパンをちょっと固くした白いパンの中にハムとチーズが入っている。シンプルながら、これ以上のマリアージュは無いんじゃないかと思ってしまう絶妙な味である。うまい。
じゃあ、ピザよりもうまいのか?と聞かれればそれは野暮である。ピザは確かにおいしい。しかしピザを毎日3食食べられるだろうか。
この白パンはそれができる。なんなら、このパンと焼き鮭や味噌汁、お新香をいただいてもいい。この白パンは次世代の主食としていけ、かつこれ一つでも満足できる。精神の完全食である。

ながくなってきたので、あとひとつ紹介したい。
かきあげおにぎりである。てんぷらのかき揚げがおにぎりの外に引っ付いている。これが美味い。
以前は100円だったが、値上がりし130円となっている。しかし、130円とは思えないボリュームとしっかり甘辛いたれを身にまとったかき揚げだ。小食の女性であれば、これ一つで食事が終わるかもしれないくらいだ。

100円ローソンにもかき揚げおにぎりがある。しかし、ミニストップのものの方がちょっとうまい。私は嘘を付けないので「ちょっと」とつけた。

ミニストップっておいしくて安いものが多いから良い。私は以前は豊島区南長崎に住んでいた。私の記憶の限りでは西側の東京にはミニストップは少なかった。現在、鶯谷あたりの東東京に住んで、ミニストップの多さにたまげている。そして、安くてうまいことにたまげている。

で、これらを紹介して何を言いたかったのかと言うと、リニューアルオープンセールでおにぎりが30円引き、パンが20円引きになっていた。すごい!
あの白パンが90円だ。あのかき揚げおにぎりが100円だ。
うわーこりゃいい!と思った私はタバコに加えて、これら白パンとかき揚げもレジに持って行った。いやー、嬉しかった!
このセールは29日までやってくれているらしいので、白パンをたくさん買っておきたい。
一度にたくさん買うと白パンに憑りつかれた人だと思われるので朝昼晩と分けて、二つずつくらいで買おうと思う。
いや~白パンうめ~い。白パンをくわしてくれ~い。こんど白パン好きで集まって白パンオフ会をしたい。
この白パン、オーブンで焼くとまたうまいんだ。ただ、焼かなくても もちもちがすごくてうまい。

さ、そんなことしているとライブに向かう時間だ。

今日はゲスト挑戦者(カントリーズと戦うので挑戦者である)には目下、メディアで大活躍中のランジャタイさんがいらっしゃる。
ランジャタイさんがご登壇される効果とはすごいもので、普段20~30人程度いらっしゃるかいらっしゃらないかと言うこのライブシリーズで130人近い会場が満々席が予約で埋まっているとのことだ。
その対応をするため、えざおさんからは17:30からはネタ合わせできないと思ってきてね、と脅迫めいた連絡も来ていた。ひとまず整えたネタを16:30からネタ合わせした。

17:30から会場準備をする。予備の座席を並べたり対戦表の配布準備などだ。今日は、プロポーズのギシくんが体調不良でお休みだったので、きんぶらのキングまさきさんと、大変失礼ながらお名前を忘れてしまった女性の方もいらしていた。4年ほど前まで漫才協会にいらっしゃっていたが現在は吉本興業で芸人さんをされている方だ。お名前を忘れてしまい大変申し訳ない。
ちなみに、きんぶらのきゅーぴぃさんも呼ぼうと思ったらしいが、きゅーぴぃさんの肉体が本当に限界突破し、病院送りになっているらしくお休みだった。
これは本当に笑えない状態っぽかったので、取り扱いに気を付けないといけない。香典用意しとかないと。

さて、なんやかんやでライブになった。結果としてはお客様投票で88:18くらいでカントリーズさんに負けた!
でも、私は嬉しかった。お情けの票もあっただろうが、18人が共鳴してくれていたんだ!と思った。
我々は普段、時事ネタ漫才をやっている。時事ネタ漫才なんてはっきりいって人気は出ない。いや、もちろん爆笑問題さん、ロケット団さん、ナイツさん、エルカブキさんといった時事ネタ漫才で世に名前を知られている方はいる。ただ、それは本当に研ぎ澄まされた刀を持っており、ニュースをその刀で切る技術がとんでもないことから人気があるのだ。

例えばであるが、いわゆるネタの中身ではなくルックスのかっこよさが先行しているタイプの人気者というのは存在している。それも一つの売れ方として私は否定はしないし、したくない。正直に負けを認める。
しかし、時事ネタ漫才でブレイクしている方でネタがいまいちというコンビ、芸人さんは存在しない。確かな実力をもってでしか売れない。いや、実力がない者が本来は時事ネタは触れてはいけないものなのだ。

そんな危険な代物を我々は拙い包丁さばきではあるが、いつか一流の料理人になりたいと修行している(刀で例えたり料理で例えたり統一性がない。ペケ)。
ときには指をざっくり切って血を噴きながら、拭きながら戦っている。

10/100くらいの票を得た。十分ではないか。
カントリーズさんは方々でバカにされているが、確かな漫才の技術を持っているし、誰もが認めるおもしろ漫才師だ。
そのカントリーズさんと、芸もテクニックもない、よくわかんないニュースの話をつらつらと喋る我々が戦って、何もかも負けることは火を見るよりも明らかだ。
しかし、技術は無いにしろ、この人たちのネタは面白いと10パーセントの人が思ってくれたのだ。あー、嬉しい。

この10パーセントのみんなの力を合わせて我々に漫才の場をどんどん増やしてほしい。今日投票してくれた18人の方たちはみんな仲間である。
たとえあなたたちが犯罪を犯したとしても私は最後まで味方でいるつもりだ。
あ、押し入れで育てている麻に水を上げる時間だ。ちょっと失礼。

私が捕まった時も味方でいてほしい。

さてと、もちろん負けたことは悔しいが、それよりも18人もこの会場に味方がいたことの嬉しさが勝った。
いいこととわるいことの繰り返しである。

今日面白いと思ったことは「白パンオフ会は本当にやります」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。