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あっぱれ!浦安鉄筋家族272話「走っておいで変人よ」感想

浦鉄を読み返して驚くのは、いかにこの漫画が多くの人間を「看取ってきたか」ということで、長期連載の重みというものを思わされる。 こういう回なんでダラダラと書くつも…

baigak
5か月前
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あっぱれ!浦安鉄筋家族271話「ジョー樋口VS樋口社長」感想

どうまとめたらええかなあ~ とぼんやりしていたらあっという間に月日が過ぎていた…! オールドな全日ネタが多い回。 全日はあんまり知らんけど多分こんな感じ。 ・ジョ…

baigak
5か月前

あっぱれ!浦安鉄筋家族270話「秋愚痴」感想

ノムさんのパワー回と言っても差し支えないお話。 ・1ページ目から異様にデカい ・食欲で身体が制御できず爆音をたてながら首が折れる×2 ・引っ張って人間の身長を伸ばそ…

baigak
6か月前
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「土井津仁」命名考

漫画・浦安鉄筋家族の名バイプレイヤー、土井津仁のキャラクターのモチーフは言わずとしれた「フランケンシュタインの怪物」である。「科学者フランケンシュタイン」の名を…

baigak
6か月前
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あっぱれ!浦安鉄筋家族269話「くさいゴム」感想

奇想。良くも悪くも夢の中のような話。 (しかしタイトル「くさいゴム」て…) 金鉄じいさんを順子さんが100円ショップに エスコートしている状況からはじまり、 偶然出会…

baigak
7か月前
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あっぱれ!浦安鉄筋家族268話「セロ」感想

「鼻フック」とは醜形に相手を飾り立てることで、Mの羞恥心を煽るSMグッズ。また、拘束具の役割も持っているので、扇情的な主従関係を明示するにはもってこいのアイテムで…

baigak
7か月前
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あっぱれ!浦安鉄筋家族272話「走っておいで変人よ」感想

浦鉄を読み返して驚くのは、いかにこの漫画が多くの人間を「看取ってきたか」ということで、長期連載の重みというものを思わされる。

こういう回なんでダラダラと書くつもりはないが、個人的には「国会議員お別れ回」ぐらいエモーショナルな内容だったんで(仁ママが落涙するとは「鬼の目にも涙」である)、そんくらい先生は谷村さんLOVEだったんやろうなあと…それだけは記しておこう。

あっぱれ!浦安鉄筋家族271話「ジョー樋口VS樋口社長」感想

どうまとめたらええかなあ~
とぼんやりしていたらあっという間に月日が過ぎていた…!

オールドな全日ネタが多い回。
全日はあんまり知らんけど多分こんな感じ。

・ジョー樋口 → 全日の名物レフェリー
・スピニングトーホールド → ファンクス
・床屋の名前 → AWA(American Wrestling Association)
・ウィィーッ → いわずもがなスタンハンセン
・大巨人 → いわずも

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あっぱれ!浦安鉄筋家族270話「秋愚痴」感想

あっぱれ!浦安鉄筋家族270話「秋愚痴」感想

ノムさんのパワー回と言っても差し支えないお話。

・1ページ目から異様にデカい
・食欲で身体が制御できず爆音をたてながら首が折れる×2
・引っ張って人間の身長を伸ばそうとする力強く素朴な発想
・仮装しながらそこそこの距離を貞子ウォーク
・状況に疑問を持たず一店舗喰らい尽くす意志の強さ

これ仮装しなくてもバケモンやないか~い👆💦
という愉快なエピソードでございました。

あと細かいところだけど

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「土井津仁」命名考

「土井津仁」命名考

漫画・浦安鉄筋家族の名バイプレイヤー、土井津仁のキャラクターのモチーフは言わずとしれた「フランケンシュタインの怪物」である。「科学者フランケンシュタイン」の名を怪物の名と混同するというよくある勘違いがあるが、怪物系に強そうな(?)浜岡先生なので、敢えて科学者の国籍から音を借りることにより、そういう勘違いはしてませんよ〜というメッセージも発信しようとしたのではとソレガシは邪推している。作中では有名人

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あっぱれ!浦安鉄筋家族269話「くさいゴム」感想

あっぱれ!浦安鉄筋家族269話「くさいゴム」感想

奇想。良くも悪くも夢の中のような話。
(しかしタイトル「くさいゴム」て…)

金鉄じいさんを順子さんが100円ショップに
エスコートしている状況からはじまり、
偶然出会った爆乳女教師にラバーカップを路上で無償提供。
そしてあのオチ。
「うあああ 夢の世界じゃ!」
という金鉄じいさんの叫びは元々そういう伏線だったのではとすら思える。
(まあ5-6年前なら実際そうなっていたような気もする)

個人的に

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あっぱれ!浦安鉄筋家族268話「セロ」感想

あっぱれ!浦安鉄筋家族268話「セロ」感想

「鼻フック」とは醜形に相手を飾り立てることで、Mの羞恥心を煽るSMグッズ。また、拘束具の役割も持っているので、扇情的な主従関係を明示するにはもってこいのアイテムである。

今回の物語の発端は、小鉄によるその「鼻フック」の再発明にある。幼子は新雪のごとし。踏み荒らされていないが故に、日常に隠されし険に触れる。その危うさを感じ取れるのは、すでにこころが足跡だらけの「オトナ」だけであり、この回にそういう

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