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#創作

ふれることば

ふれることば

おもい、つたえたいことば
はっしたものの
おもいのすべて

うけとったがわの
かいしゃくのことなり

こたばであるがために
りかいしようとする
ほんのうてきなよみとり

しょうじてしまう
てざわりのちがい

ことなりはひつぜん

ひとつのえをみて
かんじかたがちがうように

いちまいのしゃしんから
つむがれるうたがちがうように

ことばですらみんな
りかいはことなるもの

ことばのかたちがちがうか

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気づき傷つき解るまで

気づき傷つき解るまで

気づかないものに
大事なものはあって
気づけないことに
後で悔やむ思い

たしかなものを
はっきりとした形にして
周りを見渡す余裕を
感じ取れる心の余白

真実という偽りなき主観
事実という悲しき客観

気づきに含まれる毒を
毒と分かって飲み込めるか
そんな勇気が試されている

生きる術を手に入れる
一生忘れない気づきを
事実と分かって飲み込む

のたうち回りながら
時の重み、時のあり方を
知って

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今のうちに

今のうちに

今のうちに
会っておかないと
さよならは
突然訪れるから

今のうちに
伝えないと
本当の気持ち
分かり合えないから

今のうちに
抱き締めないと
あなたの温もり
わかれないままだから

みんなの1日は
同じじゃないから
今のうちに
出来ることを

この時の大切さ

まだ大丈夫
抱える不安を
ほんのちょっと
勇気に変えてみて

夜纏言葉/大和言葉

夜纏言葉/大和言葉

どうにもならない思い
夜に溶かし言葉を探す
たおやかな心映えをと
しののめの明るみへと
手を延ばしたまゆらに
月冴える空に霞が立つ
夜を纏いて浮舟の思い
まとまらぬつたい歩き
まだ朝は早いと陽炎へ
空蝉に浮かぶ言葉の光
#造語お題

まいせるふ

まいせるふ

何も決められない自分が好きで
何も決めない自分も好きで
何も決めないのに生きてる自分が好きで
何も決めないのに何もしてないわけじゃない
そんな自分が好き
嫌い、嫌いは好きの裏返し
やるせなさと許せなさは
相反して同居している
多少のギスギスは想定内
そうやって明日も穏やかになんて
ちょっと余裕をかましてみる
いろんな思いが
洗濯機の中のようにグルグルしてる
それでも考えて考えて考えたら
結局、自分

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桜の咲く頃に

桜の咲く頃に

明るい人を見ると俯くことが多くて
美しい景色を見ると走り出したくなった
言葉と心の寄せ方が違うのが顔でわかる
それを理解するのにだいぶ時間を要した
何となく素朴に引き寄せられる生き方
誰もいないところで空気のように
無機質になることで力を抜けられた
前髪は不規則なほうが好き
自撮りをしない人生を良しとしている
たぶん独特な考え方なのだろう
どうやれば笑えるのかを知らない
というより笑いたくないのに

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hourglass

hourglass

自作自演の砂時計を持って
その場その場でひっくり返す
時を戻して、また進めて
さっきまであった感情を
なかったようにして
また後から取り出していく
時に向き合えているのか
それとも逃げ出す術なのか
あちこちに散らばる涙も
それぞれの意味と流しかたが
違うんだから仕方がない
感情が追いつけない
23時59分のような魔力
変えられてしまう前に
砂が溢れきる前に
何かを決めなくちゃいけなくて
それが怖く

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泣きたくなるような

泣きたくなるような

たぶん泣きたくなるような
歌を聞きたい夜なんだろう
たぶん泣きたくなるような
言葉を抱きたい心なんだろう
たぶん泣きたくなるような
私の姿を見たいんだろう
たぶん泣きたくなるような
泣けない自分のままだろう
たぶん泣きたくなるような
新しいを手にしたいのだろう
たぶん泣きたくなるような
自分を認める自分でいたいのだろう
たぶん泣きたくなるような
嬉しいを実感したいのだろう
たぶん泣きたくなるような

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無秩序な心の整頓を踏み間違えた夜

無秩序な心の整頓を踏み間違えた夜

全ての裏切りは
顔を出すことなく
ずっとどこかに
潜んでいる

意味とか使命とか
本当はなくて
人が勝手に
意味付けしている

それがもしも世の中に知れ渡れば

辛さも悲しみも
意味がなくなるから
どこかに希望を持つために
意図的につくられたとか

迷惑な夜にわかって踏み込む愚かさ
何にすがりどこまで力を入れればいい

生き方の異なりを認めない
約束されない永遠に
終わりへ向かってああだこうだ

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つたえあうわかりあい

つたえあうわかりあい

さようならの
かんじょうの
いきさきを
わからないまま
ふらついてる

もうすぐくる
そのときに
どんなかおを
すればいいの

さきのことを
すべてわかって
いまをどう
すごせばいいの

とてもだいじな
じかんなのに
いつもどおり
なにげないかいわ

どうでもいいことに
わらいながら
おちゃをのんで
どうでもいいことに
おこりながら
まわりをまたわらわす

なにかだいじなはなしは
ないのかな
いま

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誰でも知ってる事、誰も知らない事

誰でも知ってる事、誰も知らない事

誰からも嫌われる孤独に
愛してるよと言えるよ
きみはいつも傍にいてくれて
何も言わず寄り添ってくれた
君は独りじゃないよ

誰からも嫌われる絶望に
望みはあると言えるよ
きみはいつも終わりのようで
終わりにさせずにいてくれた
全てはこれからなんだよ

誰からも嫌われる不安に
ありがとうと言えるよ
きみはいつも煽ってるようで
本当は後ろから心配してくれた
危ないのサインは届いているよ

違うんだよ、

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ふれずつかめずむねのうち

ふれずつかめずむねのうち

ずきずきするとこに
ふれてみようとする
てをのばしてるのに
もっともっとおくへ
ふれようとしてても
ふれられないばしょ
しっかりとこのてに
つかんでたしかめる
それすらゆるさない
とざしたむねのうち
たしかないたみだけ
はっきりわかるのは
こわれないようにと
おしえてくれている
さいんだとおもって
ふれもつかみもせず
きみからのでんごん
しっかりうけとめる
やさしくしなくちゃ
いけないよのさいん

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方法論

方法論

感情の優先順位に悩む
愛と憎しみのシーソー
揺るがりやすさが先導する

本当に欲しいものはなに
選択の天秤が差し迫る
本当はわかってるくせに
わざとらしさを隠さない

誰かに探して欲しくて
見つからないように
見つかるように隠してる
誰も気づかないと知りながら…

わからなさを尊重している

どうすればいいのでしょう
そのまま出てしまう行動は
誰もが受け入れがたいもの
選べないと言いながら
優柔不

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海の底

海の底

誰からも忘れられて
時間さえもわからなくて
黒いまま重みは忘れてる

何も知らないが許される場所

そこに光は届かないから
光なんて誰も知らないから
海水が空気のように
風になって揺らいでるだけ

前も後ろも見なくていい
北とか南とか知らなくていい
誰かより偉くなったり
優れたりしなくていい

私とかすら存在しない場所

そこに束縛は必要ないから
限られたものもないから
自由の空気のように
命のま

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