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無秩序な心の整頓を踏み間違えた夜

全ての裏切りは
顔を出すことなく
ずっとどこかに
潜んでいる

意味とか使命とか
本当はなくて
人が勝手に
意味付けしている

それがもしも世の中に知れ渡れば

辛さも悲しみも
意味がなくなるから
どこかに希望を持つために
意図的につくられたとか

迷惑な夜にわかって踏み込む愚かさ
何にすがりどこまで力を入れればいい

生き方の異なりを認めない
約束されない永遠に
終わりへ向かってああだこうだ
その時の感情に右往左往してる
それすらの意味すら
失ってしまう真実に
感情を剥き出しにするだけ

意味がないならなんでもしてもいい

そういう訳にもいかなくて
感情の矛先は迷走する
発射されたミサイルのよう
何かに向けないと
収まりどころがないから
他の誰かへ向けられて
誰かの居場所が
また失われていく

誰がどう言えば認められる

最後の一手に触れてはならない
誰もが泥を被りたくない
そんなわがままから
知らないふりをして
誰かが言うのを待っている

あやつり人形と知りながら操られる

最悪に対する最悪な方法を選んでる
その自覚をなんとなくわかってて
その不安定さの行き先すら
感情のままの暴走を意図的に許してる

賽は投げられた

言葉だけは先行して発せられ
正しい方法は後回しされる
そこのうまくいかなさをわかって
焦って動いてまたイライラして
望んだ結果がまた遠くなっていく

夜に彷徨う夜を彷徨う
どうしようもなさの認めにくさ
思いのふらつきは定型し形骸化しても
今なお問題化出来る私に呆れる

からまわりする空回り

まとまらなさとふらつきのブレンドを
今夜も噛み締めて味わおう
この苦味に慣れながら
心を踏み間違えた夜に
廃線となった線路の行方を
希望という駅に向かう整えを
夢秩序に託していく

あぁいつの日か、あぁいつの日にか



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