ゲームが雲の向こうで遊び放題で大変だ!!
とりあえず落ちつこう…ゲーム界隈では最近スゴいニュースが多い。
昨日「ソニー、米ゲーム会社バンジー買収へ」
というニュースが会社のSlackに流れてきた。
昨年からメジャーなゲーム会社、しかも売れてるタイトルを開発していて、さらにパブリッシュ機能を持つ大手ゲーム会社の買収が目立つ。
今日はそのまとめ記事的な内容になる。
■最近の大型買収
●SIEがBungieを
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが「Destiny」の開発で知られるBungieを36億ドル(約4,142億円)で買収すると。SIEの独立子会社になるが、なんとパブリッシング機能はそのままとのこと。
かつ新タイトルもPlayStation独占販売にはせずマルチプラットフォームで展開。
かなり自由度を持たせた買収となっている。
●MSがアクティビジョン・ブリザードを
米マイクロソフトがアクティビジョン・ブリザードを約8兆円で買収。ゲーム史上最大規模の買収になるらしい。確かに兆といケタはそうそう見かけることは無い。アクティビジョン・ブリザード単体でも売上高が約7000億円規模というからもう訳が分からない規模だ。
●テイクツーがジンガを
ゲームソフト大手の米テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエアがモバイルゲームの米ジンガを約1兆5000億円で買収。一時ジンガ自体危うい状況に陥っていた記憶があるだけにこの額には驚いた。
●MSがゼニマックスを
またMS。ゲーム会社「ベセスダ・ソフトワークス」を傘下に持つ「ゼニマックス・メディア」を約8000億円で買収。
全然どうでもいい話し。
ゼニマックスって凄い名前だなと思ってしまう。
東マックスの札束ネタを連想してしまうのは僕だけだろうか?
ホントににどうでもいい話しでした…
●ソニーがエピック・ゲームズに出資
こちらは、買収では無く出資。あの「フォートナイト」と「Unreal Engine」のエピック・ゲームズに出資したと。エピックはすでにテンセントからの出資もあるのに。
何を狙っているのか…は何となく分かる。
■その先にあるものは?
●サブスク・プラットフォーム競争
やはりMSのxbox game passの存在が大きい。
ソニーのコードネーム「Spartacus」がそれかは不明だが、対抗してくるはず。
要はカタログにあるゲーム全て定額でバンバン遊べるサブスクだ。やはりプラットフォーマーは強い。ディベロッパーが手出しできる分野ではない…大きな買収が続くのはこの覇権争いが激化してくる前触れのようだ。
NETFLIXで映画を観るのと同じことがコンシューマーにも起こるということ。もう始まっているがまだキラータイトルが少ない。
でもそこにアクティビジョン・ブリザードやベセスダが入ってくるとなると…個別にゲームを買うってこと自体が目に見えて減ってくるだろう。
●やっとゲーム機からクラウドへ(Nintendo以外)
Nintendoはココと競合せず独自路線を行くだろうし、Nintendoユーザー(自分も含め)もそれに着いて行く。同時にサブスクのハイエンドタイトルも遊ぶだろう。
きっと。
我が道を行くNintendoとその他って棲み分けで競合ではなく共存になってくるのだと思う。現に今もそうなっている。
だからNintendo以外とした。
次の世代からはクラウドゲーミングが主流になって今とは違うマルチプラットフォーム展開がされるのかもしれない。すでにそれも始まってはいる。
開発的にはプラットフォームごとの最適化コストが下がるのは嬉しい。UIはちょっと怖い気がするが…
あとNintendoハード対応は続きそうな気がする。
重い処理はどこかにあるマシーンが担いユーザーは家庭のPC、モバイルやタブレットなどライトな端末からアクセスして遊ぶ形。
XboxやPS5みたいな希少で高性能なゲーム機を買う必要は無くなって欲しい。全然買えないし…
●売り切りから運営型へ
大作ゲームが何百万本売れた!って売り切りの時代はいよいよ終わり。モバイルゲームと同じく売り切りはインディーズ中心で、各社が運営型に移行して行くのに拍車がかかってくる。
もう本数ではなくアクセス数や売り上げを追う時代。運営型のオンラインゲームの形に今よりも大胆にシフトして行く流れだ。ビジネスモデルがサブスクと運営型になり開発の在り方も変わってくる。
●メタバースもあった
ソニーのエピックゲームズ出資の話しはちょっと違う。こちらはメタバース上でのエンタメを目的としているよう。
フォートナイト内のイベントはまだ手始めで、別のメタバースも企んでいるに違いない。
映画事業も手放さず継続してきたソニーらしい。
スパイダーマンのマルチバースにも期待。
個人的には、こっちの分野に興味深々だ。
となると…
●大変だサーバーさんが足りない
これまでお話ししてきた内容は全部オンライン。プラットフォームもコンテンツもサーバーなしには運営できない。
これは国をあげてサーバーサイドエンジニアを育成しないとマズい気がして来たけど大丈夫だろうか…いや、きっと大丈夫じゃない。もうすでに足りてないし。
海外の話しを聞くとエンジニア育成、特にサーバーサイドを担う人材の教育は国が力を入れていると聞く。日本ではそういった話しをまだ聞かないし。
そういう技術面でもまた買収の話しが起きたりするのかも。
■おわりに
ゲームを取り巻く環境が大きく動いてくる気がしてきた。リモートも一般化してきて開発もクラウドに移行って話しも出始めている。
なんかみんなクラウドになって行くな。
2022年こういったニュースがまた出てきそうだが、開発は粛々とコンテンツを作り続けて行くしかない。横目で動向を伺いながら振り落とされないようにせねば。
天邪鬼な僕は逆にファミコンやりたくなって来たぞ…
〜つづく〜
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