尾崎えり子

授業作家。 株式会社新閃力代表取締役社長。(株)市進ラボ社外取締役。奈良県生駒市教育指…

尾崎えり子

授業作家。 株式会社新閃力代表取締役社長。(株)市進ラボ社外取締役。奈良県生駒市教育指導課教育改革担当。太田プロダクションお笑い養成所13期卒業。社長兼公務員として、民と公の両面から子ども教育を面白くしたい。

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「俺をバカにしたやつを絶対見返してやる!」と泣いていた息子が、それは時間の無駄だと気づくまで。

ある日、学校から帰ってきた息子が唇を震わせていた。 小学2年になった息子は学校でのことをあまり家で話したがらないが、その日は様子が違ったので「何かあったの?」と聞いてみた。 「仮面ライダー幼児って言われた。仮面ライダーが好きなのは赤ちゃんか幼稚園児だって。」 マジか、そんな超くだらないこと1ミリも気にしなくていいじゃん、と内心思ったが息子はひどく傷ついていた。 「あなたは仮面ライダーが好きなんでしょ。じゃ別にいいじゃない。誰にバカにされようが。そもそも仮面ライダーのスト

    • 村で用意されていたのは「自然体験」ではなく「体験を作る体験」〜人の少なさが主体性と多様性を加速させる〜

      村に教育移住したというと「自然体験」「自然学習」を思い浮かべる人が多い。 西粟倉村に移住してそろそろ2年。 我が子はここで何を体験したのだろうか? 本題に入る前に。 私は仕事でも地域活動でも「体験」をかなり作ってきた。 子育てにおいても、我が家は大学という「未来の学歴」を一旦手放し、「今の体験」に全振りしている。(選択肢として大学進学はあるが、行くことを前提とはしていない。) 私自身もお笑い養成所、兼業公務員、芸術家、落語家など思ったことは全実践、全体験をしながら生きてい

      • 【やってみ亭苔流】落語始めました。

        9月21日、生駒市の学校に行った時、図書室の司書さんにバッタリお会うたんですわ。 その司書さんが「尾崎さんに話したいことがあったのよ!」と声をかけてくるではありませんか。 聞けば、子どもに落語の本を読み聞かせるにあたって、「自分が落語を知らなあかんと思い、落語を習い始めた」と言うやないですか。 素晴らしい心持ちやと感心してると「で、尾崎さんは絶対落語が合うと思うのよ。滑舌良いし、話うまいし。一緒に頑張りまへんか?」と司書さんが言わはったんでございます。 そりゃ、調子乗りの

        • ♪ある日、森の中、元軍人に出会った。そんなチェーンソー講座のぉー、話を聞きたいかい♪

          株式会社百森さんが企画するファミリーLOGGINツアーに参加してきた。 村の森でチェーンソーを使って木を切るツアー。 簡単なレクチャー(チェーンソーの構造、木の性質、伐倒の方法など)の後、早々に山に入り、防護服とヘルメットをかぶる。 これが、すんごいテンションが上がる。 森のどこにいても居場所を確認できるような派手なさし色、 チェーンソーが体に当たっても、ケガをしない構造の服。 木を切った時に出る木くずと爆音から目と耳を守るヘルメット。 何をどう見てもかっこいい。 「次

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          「弟子にしてください!」と言ってきた渡邊雄大先生との小学生起業家プロジェクトin北海道

          会ったことがない方から毎日平均1人「お話をしたい。」と連絡がくる。 しかし、私のブログや記事を全部読んで連絡をしてくるのは50人・・いや、100人に1人だ。 私のことを知った上で「話したい」と言ってくる人の言葉はラブレターのように熱く、こっちが会わずにはいられない気持ちになるものだ。 渡邊雄大先生もそうだった。 「尾崎さんの弟子にしてください!」 ミーティングの最後に真剣にそう言った。 私は必死にニヤケを押さえた。 だって「弟子になりたい」だなんて、人生で初めて言われ

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          芸術家と名乗って半年。42作品創って、個展を4回開催して後、大阪湾に向かって叫んだ次にやりたいこと。

          全部で42作品をつくった。 とにかく私の中にあるものを全部出し切った。 だからこそ、半年間で気がつけたことがある。 「アート」ではなく、「アイデア」を展示している自分の中から湧き上がる衝動で0から作り上げた作品も数点あるが、多くは既存のモノをいくつか組み合わせて、メッセージを添えているだけ。 落ちている石、Amazonで買った時計、誰かが撮影した写真。 何と組み合わせて、どんな言葉を添えれば、見ている人が新たな発見に辿り着けるだろうか? 「アート」というより、「アイデ

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          1年間を経て、なぜ私は村で事業家でも教育家でもなく、芸術家として活動することにしたのか?

          2023年6月17日。 私にとっては村デビューであり、芸術家デビューである記念すべき日を無事終えた。 むlaboのオープンデーを使って20作品を展示させてもらった。 西粟倉村に移住して今日までの約1年間、私は何も動かなかった。 私の名前すら知らない人がほとんどで、「2人の子の母親」としか認識していない。 それで良かった。 それが良かった。 その理由を、今、振り返る。 2022年1月29日、地域おこし協力隊に落選。移住が濃厚になった2022年1月、地域おこし協力隊(起

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          ある女子高生の一言から始まった私のウィッグ生活。半年間で見えてきたウィッグの本当の大変さ。

          去年の夏休みにこんな記事を書いた。 この記事はかなり反響があり、多くの人がシェアをしてくれた。 これを機に高校の校則プロジェクトの話もいただいた。 そんな中、記事を読んだある女子高生からメッセージが届いた。 私は彼女がどこの誰だか全く知らない。彼女がウィッグをかぶる背景もわからない。しかし、勇気を持ってメッセージを送ってきてくれたのだ。 私もウィッグ生活をしてみたら、彼女と同じ景色を見ることができるだろうか。 とりあえず、やってみよう、と思った。 そこから、彼女との「気

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          【中学3年のインターン生との振り返り面談】個展を手伝ってどうだった??

          凡人の天才ごっこ展のインターンにきてくれた中学3年生の響くん。 面談に入る前に、少しだけ私と彼の軌跡をご紹介したい。 彼が小学3年生の時に実施した【コペルニクスの学校】 小学校3年生の時、彼は元素記号が大好きで、1つ1つの元素にオリジナルキャラクターを作っていた。それがとても面白かったから、「一緒に授業作らない?響君が先生になってみんなに元素も面白さを伝えてみるのはどう?」と声をかけた。イベント【コペルニクスの学校】の当日、彼はみごと大勢の大人生徒の前で先生として授業をやり

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          西粟倉村に教育移住した1年間の記録‐用意された機会だけでなく、0から創る機会がある‐

          村に移住して1年。 振り返ってみると、色んな経験をさせてもらいました。 学校のプロジェクト、学校外の子供向け企画、お店や企業との繋がりで偶然体験させてもらえていることなど、記録として残していきます。 <一般社団法人NESTさん>西粟倉村にはNestさんという教育体験を企画してくれる組織があります。 学校の総合学習(学校×Nestさん)5年生は総合学習の授業で村の養蜂場へ勉強をしに行き、米粉と蜂蜜を使ったクッキーを作り、カフェで販売するという取り組みをしました。 販売開始前

          西粟倉村に教育移住した1年間の記録‐用意された機会だけでなく、0から創る機会がある‐

          【ゲスト尾崎とインタビュアー尾崎のlong対談】「芸術家になったワケ」「作品について」「天才とは?」「個展後の展開」

          インタビュースタート。今日はお時間をいただき、ありがとうございます。「凡人と天才ごっこ展」についてご質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 <ゲスト尾崎> よろしくお願いします。なんだか照れますね。 <インタビュアー尾崎> 早速、インタビューに入りますね。 そもそも、なぜ今回個展を開こうとおもったのですか? 芸大生にも、芸大の先生にもなれない。だから、芸術家になろうと思いました。38年間、アートや美術には全く興味がありませんでした。むしろ苦手でした。中

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          【2022年度】生駒市での代表的な取組一覧

          生駒市で兼業テレワーク公務員になって3年が経った。 2020年度に入ったときは案件が0だったが、今年は合計100コマ以上の授業を企画・担当させてもらった。 私は現場の先生に頼ってもらって初めて仕事ができるので、パンクするほどの案件を抱えることができたのは、ただただ嬉しい。 3年目ともなると昼休みや就業後、すぐにパソコン開いてクライアントとミーティングできるベンチの把握場所も増え、経営者としての仕事との両立も慣れてきた。 今年は移住した岡山の村から通ったので、初めの頃は電車を

          【2022年度】生駒市での代表的な取組一覧

          尾崎の視点ズラしを体験化した個展を開催!5月6日(土)西粟倉村の山奥にて!

          移住からちょうど1年。 ようやく、尾崎が動き出す。 流山市では起業家、生駒市では公務員。 そして、西粟倉村では芸術家。 究極の半端者である。 3月2日、個展を開こうと思い立つ。(この日まで全く考えたことなかった) 3月8日、西粟倉村の百森さんに「個展を開きたいのですが、借りれる山はありますか?」と簡単な企画を持って相談。すぐ候補地が見つかる。 3月9日、デザイナーにポスターの依頼 3月12日、ポスター完成。 3月13日、canvaで自作のイベントWEBページ完成 ざっと2

          尾崎の視点ズラしを体験化した個展を開催!5月6日(土)西粟倉村の山奥にて!

          尾崎えり子の自己紹介

          【プロフィール】<ミッション(存在意義)> 視点を変えて半径5メートルを面白がる <ビジョン(目指すべき姿)> 視点を変える体験を通して子どもたちがこの世界の面白がり方に気がつく <バリュー> 実践者であれ <好きなこと> 茨の道、新しいこと <肩書き> 経営者&公務員&芸術家 ■株式会社新閃力 代表取締役社長 ■株式会社市進ラボ 社外取締役 ■奈良県生駒市 教育子ども部教育指導課 教育政策室 ■母親(小6と小4) ◾️芸術家「凡人の天才ごっこ展」 <経歴> 19

          尾崎えり子の自己紹介

          私が大人になったらやってみたい仕事、TOP3!!

          39歳になったばかりの私。まだまだ小童の私が大人になったらやってみたい仕事のトップ3をご紹介します。 第1位「惑星探索隊」惑星からオンラインで学校と繋いで「星づくり」の授業をしたい。 学校づくりでも、まちづくりでも、国づくりでもない「星づくり」 まだ争いがない星で「これから人間がここに争いを持ち込まないためには何が必要か?」を子どもたちと話し合いたい。 どんな法律があれば、二度と同じ過ちを繰り返さないんだろう。 どんな学校があれば、二度と同じ過ちを繰り返さないんだろう。

          私が大人になったらやってみたい仕事、TOP3!!

          移住した小学3年生と5年生が手がけた「西粟倉村のお土産」。20枚の写真で綴る完成までの4ヶ月の物語。

          以上、スペースブラザーズのお土産はここで買えます!ご飯も美味しいし、人も最高だし、空間もオシャレだし、西粟倉村の職人さんたちの作品が一同に集まっています!

          移住した小学3年生と5年生が手がけた「西粟倉村のお土産」。20枚の写真で綴る完成までの4ヶ月の物語。