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【誰でも分かる】自己肯定感を一言で解説

こんにちは。ぽん先生です。

近年は自己肯定感という言葉をあっちこっちで聞く機会が増えました。

育児に関する情報でも非常に多く耳にしますね。

しかし、その意味を調べてみると、「ありのままの自分を肯定する感覚のこと」などと書かれていて、イマイチよく分かりません。

また、調べてみても「自己肯定感の高い人(低い人)の特徴」などといった情報ばかりで、具体的なことは全く書かれていません。

というわけで、今回は自己肯定感の仕組みを誰でも分かるように簡単に短く説明していきたいと思います。


一言で言うなら

自己肯定感が何なのかを知るためには、自己肯定感の高い人と低い人を比べてみればいいんです。

自己肯定感の高い人と低い人の違い。

それは自分自身を加点方式で評価しているか、減点方式で評価しているかの違いです。

そしてこれは、人間が誰でも持っている「理想の自分の姿」「現実の自分の姿」と大きく関係しています。

では、具体的に説明していきましょう。


自己肯定感の低い人

自己肯定感の低い人は、「理想の自分の姿」を基準にして自分の価値を測ります。

「理想の自分の姿」からダメなところを減点していった結果が、「現実の自分の姿」だと思っているのです。

すると、現実の自分はダメなところだらけの未熟な人間だと感じてしまいますね。

そのため、成長できたところで100点満点中20点の自分が21点になったようにしか感じられません。

これではどれだけ成長したとしても、自分自身に価値が感じられないのも当然です。

現実になるか分からないような夢を理想に掲げ、その理想に辿り着くまでは永遠に自分に価値が感じられないのです。


自己肯定感の高い人

自己肯定感の高い人は、「現実の自分の姿」を基準にして物事を考えていくので、自分のことを加点方式で評価することができます。

つまり、様々な経験を通して少しずつ成長してきたことで今の自分があると考えるだけでなく、これからも色んな経験を通して少しずつ成長していける自分に価値が感じられるのです。

しかしそれは、目標や理想を持ってはいけないということではありません。

自分が理想とする姿はあくまで理想であり、現実と理想との区切りがしっかりついているというただそれだけのことなのです。

ここまで自分に対する自己肯定感の話をしてきました。
私が保育士ということで、子育て世代の方が多くご覧になっていると思います。
そこで、我が子の自己肯定感を育みたいという方は、これまでの文章の中にある「自分」という言葉を「子ども」という言葉に置き換えていただくと何か子育てに役立つかもしれません。

私が伝えたいこと

私は自己肯定感を高い、低いと表現するのはあまり好きではありません。

なぜなら、それは別に何かを努力して積み上げていくということではないからです。

必要なのは努力じゃなくて、自分が自分をどうやって見つめているのかを俯瞰すること。

理想の自分を追いかけても良いけど、それはあくまで理想。

別に達成できなくたって、努力できることが素敵なんです。

理想なんて目指さなくて良いから、五感の全てを使って目の前の現実の自分をただ見つめる。

ただ感じる。

それだけで自分に価値が感じられるんです。

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