見出し画像

Haran 晩子のあたり前のおはなし「戦争について考えてみましょう」

毎年、8月15日が近づくと、テレビやYoutubeで戦争にまつわるニュースやドキュメンタリーが数多く放送されます。

番組は一貫して、「もう戦争はしません。」「あのような残酷な悲劇は繰り返しません。」このようなメッセージが込められています。

私は、戦争は超法規的に殺人を正当化するもので、絶対に許されない行為だと思っていました。

あの侵略が起きるまでは。

ロシアのウクライナへの侵略、毎日のようにテレビでウクライナの国民が逃げ惑う様が映し出されています。
兵士だけではなく民間人でさえも武器を持って祖国を守る戦いを強いられています。


私たちは、この惨劇を目の当たりにして、それでも、
「もう戦争はしません。」って言えるのでしょうか。
「あの悲劇は二度と繰り返さない。」って言えるのでしょうか。
私たちは、もしウクライナと同じような状況下に置かれたとき、どう行動すべきかを今、問われています。

どこの国でも自国の繁栄を追求します。
自国を最優先するがあまりロシアはウクライナを侵略したのでしょうから。
仮想敵国を決めるべきではありませんが、日本を侵略する外国勢力がないと誰が言いきれるでしょうか。

日本は戦後、安保(日米安全保障協約)の傘の元、平和を維持し、飛躍的な経済成長を遂げ豊かさを享受してきました。
そして知らぬ間に「平和ボケ」も醸成されたのです。

私もその平和ボケの一人だと思っています。

米欧はこの戦いを聖戦のようにとらえウクライナへ武器供与を積極的に行い間接的に戦争に参加しています。


日本は、米欧そしてロシアの顔色を伺いながら、平和と自由の価値を共有する国との連携が正義であると考えて、戦争関連機材の提供や資金援助を行っているのですから、既に戦争に加担していると言えます。

参議院議員選挙戦真只中、毎日のような電話が鳴り、「よろしくお願いします。」


街頭演説では、物価高を抑える。消費税を下げる。給料を上げる。教育の無償化等々。耳障りのいい「おはなし」ばかり。

今の日本人にとって戦争はテレビの中の出来事。

こんな日本人に違和感を覚えているのは私だけでしょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?