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【地方移住】実際に新潟県長岡市に移住をした夫婦のお金の話【体験談】

一念発起して新潟県長岡市へ

2021年9月に東京都足立区から夫婦で新潟県長岡市に地方移住を決行した。
夫婦揃って、本当に親族もいない地域への移住は心配事も多かった。
それでも決行から10ヶ月。さらに移住後初めてのゴールデンウィークを過ごしたことでこの街の素晴らしさや優位性、改善点もたくさん見えてきた。

今回は新潟県長岡市に移住した結果変化した、我々の暮らしに関わるお金の話を紹介していこう。


ランニングコスト的なお金の話

移住前の暮らし

東京都足立区に二人暮らしであり、共働きをしていた。
家賃は「98000円」で駐車場料金も追加で「15000円」かかる。
それでも東京では安く良心的な駐車場料金の物件だった。

食べるのが大好きなので、食費にはかなりお金をかけていた。そして、外食が多かったと思う。6万くらいは使っていたと思う。当時、毎月貯金は5万ほどできていた。

このままだと子育てなんてできなかったと思うし、相当厳しい制約がかかりそうな予感がしていた。

新潟県長岡市に移住した後の暮らし

我々にとって両親も親族もいない新潟県。もちろん、移住後の生活も2人暮らし。当然、暮らしは大きく変化した。

まず、妻は家で専業主婦として家の経理担当になってくれた。
私は、今までの仕事のまま転職も企業もせず、リモートワークで引き続き従事させてもらっている。

家賃は、「68000円」で駐車場料金も込みだ。
そしてこの物件は、長岡市では特別安い物件ではない。

現在の食費は3万くらいであり、外食頻度は減少した。
そして、毎月5万程度貯蓄できている。

結構生活にゆとりが生まれ、子供の誕生を楽しみにしている自分がいる。
この変化はとてもありがたいことだ。

暮らしの差分

暮らしの差分はなかなか大きかったが、個人的に大きな変化だったと思うのは、マインドの変化だ。

東京にいた時、私は消費が趣味だった。
とにかくお金を使うことが気持ち良い状態になり、自分を保つためにお金を使っていたと思う。

でも長岡市に移住してから、
お金をかけない楽しさと山ほど出会えることを知った。
その結果、「消費で自己を保つ生き方」から「消費する以外の自己の保ち方」を見出すことができ、消費癖が治ってきた。
まじでお財布に優しい。助かったー。


自治体から助けてもらったお金の話

東京から地方移住を行うにあたって、もともと知っていた補助金はもちろんだが、全く認知していなかったご当地補助金も存在することを知った。

移住支援金

もともとこれは知っていた補助金だ。
前提として東京23区に在籍していた人が対象になるものであり、その他色々なレギュレーションをクリアした世帯に付与される補助金である。

最大100万円の支援を受けることができ、地方暮らしを進めるにあたって十分な金額を補助してもらえる。

私たちもこの補助金を結構頼りにしていたが、永久に続く制度ではないと個人的に考えているため、移住を検討する方は今がチャンスなのかもしれない。


原子力立地給付金

全く想定していなかった給付金だ。
これは原子力発電所から一定範囲に含まれた自治体の住民に対して、電気代を一部補填する仕組みのようだ。
急に送られてきたのでびっくりである。


子育て系のお金の話

長岡市に住んでからちまちま感じているのは、子育ての恩恵がちょっと手厚いことだ。

妊婦婦医療費助成

ぱっと見よくわからないんだけど、ちまちま通っているうちに、ちまちま効いてくる補助金だと思う。多分うちも補助を受けているだろう。


マタニティライフ応援金

これは市から手紙が来て驚いたものだ。
全国的に類似した補助金はあるが、現金が送られるのはなかなか稀有な制度だ。

ぶっちゃけ、チケットだのサービスだのうだうだ言ってないで、現金が欲しいんです。現場は。

でもそんなニーズを一発現金付与で黙らせてくる長岡市のパワープレイはめっちゃいいね。いい補助金でした。



人口密集地よりもちょうどいい人数の市で暮らす

東京やその他大都市のような人口密集地で暮らすのも悪くないが、もっとちょうどいい人数の町で暮らすことで、自治体と世帯の距離が近くなり、ケアも行き届くのかもしれない。

正直に言うと、恥ずかしながら私は都政なんて興味がないし、助成金なんて意味のないものだと思っていたが、こんなに身近に手配してくれるものなのだと知ったのも地方移住をしてからだ。

人が溢れかえり、ケアが追いつかないと、「暮らしていいのか?」「生きていていいのか?」と思うタイミングがあったりしたが、この町だと当たり前に生きていていいし、暮らしていいと背中を押される感覚がある。


長岡で暮らして思うこと

この街の水準は本当に高い。
でもこれは外から来た人間だから感じるものなのかもしれない。

そして長く過ごす人たちは決まって、
「この街は住みにくいでしょ?」と言う。

それは慣れているだけであり、
本当はえげつない優位性に満たされている街だ
これは事実だ。

私はこの街の出身ではないが、できることがある。
それは「この街の当たり前」は「全然当たり前じゃない」ということを発信することだ。

この発信を通して、この街を誇りをもったり、生活を振り返ってみてもらえるととても嬉しい。

そして他の街にゆく移住者の方も、私と同じ気づきをたくさん持つと思う。
思ったことはまっすぐ発信してみてほしい。きっとそれは地域にとって、良いことだと思います。

これが私たちの地方創生である。

まぁ、長岡さいこーってことで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

バボでした。
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