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見慣れた景色が変わる時

コンクリートの隙間から雑草が生えていた
それはきっと僕の気分がよかったから

登る朝陽に目が眩んだ
それはきっと僕が動物だったから

笑っているあの子が気になった
それはきっと僕が恋をしていたから

窓ガラスに付着してる結露に心奪われた
それはきっと僕が美しいという概念を取り出したから

いつもの帰り道にふと涙が溢れた
それはきっと僕と世界に終わりがあることを知ったから

もう一度ギターを弾きたくなった
それはきっと僕が過去を取り戻したかったから

昔、無くしたものを思い出した
それはきっと僕がもう一度生きようと思ったから

見慣れた風景が変わる時

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!