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全てのものが自らの生を堪能できる世界

拭い切れぬ潜む虚空と、汗ばむ体の間に佇む空間は、何処か居心地が悪そうで、申し訳程度に温もりを与えてくれる

また始まってしまうのか、もう始まってしまったのか、何も始まっていないのか、そもそも始まりも終わりもないのか、そんな野暮な問いに時間は何も答えてはくれない


「全てのものが自らの生を堪能できる世界を構築する」

そんなことを言っていた彼は、1年前に気を狂わし自らの命を絶った

幸福
概念
精神
意思
言葉
意味
自由
時間
感情
思考
理性
本能
善悪
平等

存在証明の出来ないベッドと体と部屋と世界に
今日も朝陽は降り注ぐ

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!