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明日を待ってる

薄明かり公園の電灯の下
静かに開いた本の中に
浮かび上がった一言

それが何かは思い出せない
でも、その記憶だけが
鮮明に体感として今も残っている

だから何というわけでもないけれど
心に生じた一瞬の隙に入り込まれた
何か小さなものが愛おしくなる

寂しい夜には 歌を聞いて
嬉しい朝には 深呼吸して
間違いだらけでも続く日々に
果てない喜びがありますように
とてもとても小さなその掌
握りしめて明日をまた待っている

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!