シェア
満たされているのか、喪失しているのか。 豊か過ぎるが故の退屈なのか。 失ったが故の気づきな…
世界は、無色透明で、音もなく、ただそこにあったんだ。 そっとヘッドホンをして、好きな歌な…
どんなに寂しい夜でも、誰も救いはしないよ。 また朝は来るとかさ、そんな退屈なことはもうい…
書けません。何も書けません。何も書けないということは書けました。 忘れます。全部忘れます…
君が最後に残していってくれたのは、世界の姿でした。 この世界の姿でした。 自分というもので…
苦行の上に咲く花に想いを馳せてみたのです それはそれは想像もしえぬ 色の無い花でした それ…
その声を聞け 耳を痛めるその声を そこにこそ真実はあり、そこでしか在することなど出来ない 逃げてはならない 言い訳など全く持って不要である 突き刺され打ちのめされたその次の一歩を誰かが待っている
抜けていく力に身を委ねる その先に何があるだかとか、そんな訳のわからないことはやめろだと…
見ることが出来なかった。 それは、物理的にではない。 この目は確かに目の前に映る机と、風に…
自分ではオレンジって言ってたけど、おそらく紫のような気がするんだよね。 君の唇から漏れる…
一匹の羊が、見知らぬ森に迷い込んだ。 首を右へ左へ小さく揺らしながら、恐る恐るその一歩を…
薄明かり公園の電灯の下 静かに開いた本の中に 浮かび上がった一言 それが何かは思い出せない…
男は道端に落ちていた誰かの希望を見つけた。 優しく拾い上げて、一言「ごめん」と言った。 罪…
何も始まっていなかった この間、終わったつもりでいた人を見たよ どこか視線は虚ろで、握る手に力はなかった そんな時どんな言葉をかければいいの 盛大な嘘の果ての応援歌を歌えばいいの 現実に宿る薄れゆく命の話をすればいいの 華奢な背中に鞭を撃ち続ければいいの 目の前に真っ赤なリンゴをぶら下げればいいの 見えない幕に覆われた僕ら 誰も皆、諦めながら息を吸っている この手に切り裂く鋭利なものを手にするその時まで 自らの心を殺してはならない