長いことご無沙汰してた、映画のレンタル。 昔々、映画にどどーっと凝った時期が18年くらいぶっ通しで続いた時、どちらかと言えばカルト系の映画とカンヌ映画祭受賞作品にこだわってた。なんとなく「知的な」感じがしてたから。 で、ここ10年くらい、資格取得だの、旅行だのにこだわり、時間が取れなかったため、また、映画観すぎて飽きたってこともあり、嵐のような映画レンタルブームからはご無沙汰していた。 だけど、また始まってしまったんだ。時間があるから、だけではない。 未来への不安を、
私は、このnoteを使ってるのは、ライターさんになりたいとか、すでにライター稼業だけど、仕事の幅をさらに広げたいとか、そんなことではない。 生業、金銭を得たい、そういうことでもない。自己表現の場を持ちたい、というわけでもない。ただの素人です。でも素人を名乗るっていいよね、計算なんて端っから無いんだから。ピュアだと言えば、そうかもしれない。 ネットのおかげ、もしくは、コロナによる在宅稼業ブームのおかげで、「自称」ライターが多くなったような気がする。でもその中で勝てるのは、筋
2:30。意識が目覚める。睡眠中からそうだったんだろう。手足の血管がぎゅうっとすでに収縮している。恐怖と緊張と不安で眠れない。こんな時はいっそ起きた方がいい。そして日常の目標(古い手紙を破棄することで、生活を少しでもシンプルにすること)にごくわずかでも近づいて達成感を感じるのだ。 そう思ってまた、古い手紙の整理を始めた。あまり嵐のような感情に自分を晒すリスクは、こんな不安定な時には取りたくなかったので、まずは無難な古い年賀状の処分から始めた。そのうちに、20代前半の頃の元カ
今朝、朝イチで手に触れたやや大きめの封筒。 中には、アンナプルナの雪山を背景に鮮やかな真紅の花を咲かせた1本の木の絵葉書。その裏側には小さな文字がびっしりと英語で書かれてある。手紙を何通かやりとりした、私が心から敬愛するデンマーク人の男性からのものだ。 彼とは、インドのダージリンの茶畑を見下ろすカフェで出会った。私はバックパッカーでとりあえず手持ちのお金が無くなったら帰国しようと、アジアをあちこち放浪中で、その人は、あとで聞いたところによると、昨年は南インドを自転車で半年
トランプのババ抜きでもするみたいに、過去の手紙がわんさか入った大きな紙袋から、封筒を一枚引き抜く。今日引いたのは、初めての赤ちゃんが生まれたばかりの女友達からのものだ。 私には、足を向けて眠れない友人が多かった。彼女はその中でもトップクラスに入る一人だ。 中学時代、全国からの子供たちの集まる、とある合宿に参加するため、私は生まれて初めて東京へ行った。2泊3日だったか、3泊4日だったかの合宿で、記憶が曖昧だが、彼女とは偶然同室になった。同じ和室には20人くらいいたと思う。思
みなさま、ばけらったと申します。どうぞよろしくお願いいたします。 ようやくnoteを書き始めるに至りました。私がnoteを書き始めようと思ったのは、いわゆる断捨離がきっかけです。 ここ1年くらいでしょうか?私はとても死を意識するようになりました。何か悪い予感がしてならないというようなことではなく、動物として誰にでも当たり前に体験する死への意識です。半世紀以上も生きてしまうと、身体にあちこちに何かしらの不具合が出てきます。 生まれてから這う、歩く、身長が伸びる、声変わりも