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東京をイージーな街にする方法

現在就職活動中の人や、大学などの進学を検討している人、転職や仕事の機会を探している人のうち、東京に出てきたいと思っている人はたくさんいると思います。

しかし東京は、家賃や不動産が高すぎる、競争が激しすぎる、人が多すぎる、悪い人が多い、お金がなければ地獄、など大変そうで、すでに上京してきた人で東京の暮らしにくさに悩んでいる人も多いと思います。

ただそんな状況でも、東京はどうしても目指したい場所なのは変わらないと思うので、そういった東京の悪い点を回避できれば良いことしかない場所にできるはずです。

そんなことを言ってもしょうがないし出来るわけがない、と言いたい人は多いと思いますが、本当にそうでしょうか?

今回は、自分の意識を変えるだけで改善できる「東京の住みやすさ」について考えたいと思います。


東京人の97%はキラキラしてないところに住む


東京都心部の高級な住居エリアはお金がなければ住めません。
世帯年収で上位3%以上は必要ではないでしょうか。
不動産はもちろんさまざまなものが高く、生活様式も一般とは異なります。

私はお金のない若い頃、気の迷いからキラキラした都心に憧れ、麻布十番から徒歩圏の場所に住もうとしたことがありました。

その物件は、時が止まっているかのような暗い住宅地の一角にある賃貸の部屋で、なぜかその付近だけ道路が舗装されておらず、ありえないくらい狭い部屋と何もできないキッチンを見た瞬間、私は不動産屋さんに向かって首を横に振りました。
そしてあまりに状況がひどすぎてつい笑ってしまいました。

その不動産屋さんからしたら、物件に連れてきた貧乏な若者が薄ら笑いを浮かべながら断りを入れている光景はさぞかし恐ろしかったでしょう。


でも上京したての若者は多少の差はあれ、そういうことをしてしまいます。
私は即座にお断りしましたが、同じようにキラキラを求めたどこかの若者はあの部屋に間違えて住んでしまったかもしれません。

要はそういう愚かなことを止めればいいんです。
どんなに憧れの場所でもダメなものはダメっていう普通の生活感覚を持って部屋を探すだけで、たぶん暮らす際のストレスは何分の1になります。


東京人は優しいが他人に興味はない


もしあなたがずっと地方の実家暮らしなら都会で自由に生活したいと思うでしょうし、濃密な人間関係に疲れた人ならなおさらでしょう。
東京はそういった人間関係をリセットするのには最適な場所です。

しかし東京でも新しい関係値の構築は必要ですし、さらに人が多くて仕事や勉強の競争が激しいので、そういった状況を苦手とする人は尻込みしてしまうかもしれません。

私の経験では、上京した人が自分の周囲を敵と捉えて勝手に怖がっているというのはけっこうあり、不安と劣等感、羨望と嫉妬から無駄に敵視をして疲れてしまい、結局地元に帰るといった姿をよく見ました。

そうやって周囲に喧嘩を売り続けるようなコミュニケーションスタイルは間違いなくウザがられるだけなので、今すぐやめたほうがいいと思います。


表現が難しいですが、東京の人って「他人にはまったく興味はないが平和に接することができる」人々な気がします。

だから誰かが成功しても失敗しても、面白おかしく話題にはしますが本質的にはどうでもよくて、自分と周囲の関係を維持することの方がよっぽど大事に見えます。

誰も他人に興味はないが敵でもない、とあらかじめ知っていればだいぶ穏やかな気持ちでいられるのではないでしょうか。


相対化されない自分軸を持つ


結局、都会のキラキラなんてただの幻想だから気にしないでいいし、誰もお前を敵視してないよという当たり前のことを意識するだけで、かなり住みやすくなると思います。

でもそうはいっても、そのキラキラに無理して近づこうとしたり、誰かと無駄にもめてしまったり、という失敗もあるかもしれません。
でもそんなときはさっさとリセットボタンを押すように転職するか引っ越せばいいんです。

改めて数えたら私は5回引っ越ししていました。
特に若いうちはそんなにお金をかけず割と自由に引っ越しをしてきましたが、あれってもしかして無駄遣いだった?という気も少ししています。
でもそれが東京の住みやすさの対価と考えれば安いものです。

その意味でやはりある程度のお金が必要なのは事実ですが、お金があれば解決ということではなく意識の持ちようが大事だと思います。

優越感や劣等感といった、他者との比較で生まれる「相対的な勝ち負けの意識」に気を取られず、自分軸での楽しさや自由さを淡々と求め続けることが一番大事なのかもしれません。



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