アイドルは再び冬の時代へ
1980年代後半から1990年代を「アイドル冬の時代」と呼ぶことをご存じでしょうか。
70年代の男女アイドル、山口百恵、キャンディーズ、郷ひろみ、そして80年代の松田聖子、中森明菜、チェッカーズ、おニャン子クラブあたりまで続いたアイドルの流行が去った後の、10年ほどの空白期間を指します。
80年代前半にアイドルブームが盛り上がりましたが、80年代後半のバンドブーム、洋楽ブームの陰で消えていきました。
アイドルは80年代後半には「古い、ダサい」印象を持たれるようになり、その後一部のマニア以外には見向きもされませんでした。
ちなみに、光GENJIと初期のSMAPだけはその冬の時代にも売れていましたが、ファンは若い女性のみで当時の大人や男性からは冷ややかな視線で見られていました。
その頃の出来事を調べていて気がついたのですが、どうやら今とその頃がよく似ている気がして、もしかしたら今年から「アイドル冬の時代」がまたやって来るのではないかと考えました。
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