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「オタク」のゲームチェンジ
Twitter(現X)を眺めていたところ、こんな話題が目に止まりました。
「オタク」って言葉が昔と今の辞書で意味合いが変わっている。
『岩波国語辞典』における「オタク」の語釈の変化
第七版2009年:「自分の狭い嗜好(しこう)的趣味の世界に閉じこもり、世間とはつき合いたがらない(暗い感じの)者。」
↓
第八版2019年:「特定の趣味的分野を深く愛好し、人並み以上にその分野の知識や物品を保有・収集したり、行動したりする者。」
辞書に収録されるくらい世間に十分認知されているネガティブな言葉が、2009年からたった10年でポジティブに捉えられるようになったというのは非常に大きな変化です。
そういえば、1990年代後半に「エヴァンゲリオン」が流行った時それを普通の友達にいうのが憚られた記憶があり、かつては深夜のロボットアニメ=オタク=後ろめたいというイメージが普通だったと思い出しました。
それが、2005年に「電車男」が人気となり、その後AKBの曲が流行り始め、世間のオタクの価値観が確実に変わったと認識しました。
ただそれだけの大きな変化にもかかわらず、その逆転ポイントと時期が私にはすぐに思いつかず、今回はそれを探求してみようと思います。
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