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貴方の土俵には乗りません。

24時間働けますか?
ビジネスマーン!ビジネスマーン!

こんなキャッチフレーズが美徳と扱わられていた時代はいつのことか。
個人的には無理して働く事が美徳と刷り込まれてきた最後の世代と思っている。
ポケモンやセーラームーンにギリギリ触れていない世代で、ドリフターズの生放送を記憶しているギリギリの世代に入っているとも勝手に思っている。

就職氷河期だったし、掴んだ会社はどんな事があってもしがみつくしか生きる術がなかった。
上司が黒と言えばピンクでも黒だし、パワハラ大帝国を笑顔でスキップして駆け抜けるしかなかった。辛いという感覚もなかった。
でもそんな時代は終わったんだ。

今は残業が美徳ではない令和の時代だ。
働き方は様々で良いという時代。
仕事へのスタンスは多様でいい時代だ。

ただ多様になっても自由になっても仕事の悩みはつきないものだ。
そして悩みの上位にあがるのは、対人関係だと個人的には考える。それは、昭和も平成も、新時代の令和でも抱える悩みの1つ。誰とも接しない仕事なんてなかなかない。

どうせ誰かとは仕事をするしかないなら、気持ちの良い人と仕事をしたいものである。言いたいことを言ってもらっていい、少しぐらい抜けている人でもいい、なんなら仕事があまりできない人でも構わない。気持ちの悪い人と仕事をするほど、ストレスが溜まることはないと最近感じる。

それで、どんな人が気持ちが悪いかって考えてみた。まさしく仕事のスタンスにも関わることに思えてくる。仕事に対するスタンスは様々である。主にはザックリ下記3つを挙げてみる。

① 生活資金を稼ぐための場所
② 自分自身の居場所、世界。
③ 自分の価値や地位を高める場所

私が気持ちが悪いと思う人は③自分の価値や地位を高める場所として仕事を捉えている人のグループである。勿論、③にいても気持ちのいい人もいるが、私がいう気持ちの悪いと思う人が所属しているのも③に多いように思う。
兎に角、自分の成果を残すためなら、誰だって使うし、使い方がえげつない。人の成果も自分のものかのように自然と振る舞う。目立つ物事は自分を全て通してほしいとごねる、そして一番嫌なのは、蹴落としたい人のマイナスキャンペン(悪口)を展開することである。とにかく自分の価値を高めるのにやけになっているので、ある意味、周りが自分をどう思っているかを気にしていない、孤高の人でもある。。。(違うか)

最近、③自分の価値や地位を高める場所として仕事を捉えている方と仕事をし始めた。
もう悪口のバーゲンだ。文句ばかりで打合せも進まない。毎回、自分の気持ちを正そうとしてもストレスに気持ちが引っ張られて、微熱が続いている。。。しかし何で私はこの人に怒っているのか。。悪口も、成果のひったくりも、今まで散々体験してきたじゃないか。。。もしかしたら、、私もどこかで評価されたくて、自分の価値を仕事で高めたいっという気持ちが強くなっているからだろうか。。嫌だと思っていた人たちのグループに片足だけでも入っているかもしれない自分にギョッとなる。。絶対、あんな人にはなりたくない。ブス人間は嫌だ。
張り合ってはダメなんだ。同じ土俵で私が得たい物は特にない。私がなりたいのは、②仕事で自分の居場所や世界を作ることなんだ。とにかく真摯に丁寧に仕事がしたい。課題を乗り越えて良い仕事をして、最後は仲間と笑いたい。仕事を通してもっともっと学びたい、知識が欲しい。空っぽの地位なんていらない。裸の王様はごめんだ。

そうそうそうそうそう!!そうだ。

仕事をし続けていると、一緒にいる人の感情に心が持っていかれることがある。それが人と仕事をするということなんだけど。それがいい感情なら、自分のプラスになる。悪い感情は、ストレスになったり、あるいは、自分もその悪い感情の渦に飲み込まれ自分の軸を失うこともある。
危なかった。危なくブス人間になるところだった。仕事はベテラン期にはいるが、たまには自分の仕事へのスタンスを整理する時間は必要であると今回思った。

あなたの土俵にはもう乗りません!




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