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褒められたい男達

きっと結婚生活もだろうが、同棲をしていても、様々な家事を、お互いの仕事習慣や仕事負担具合なんかで分担するわけだが、業務的かつノルマ的に割り切って家事をする私とは対照的に、パートナーのはっちゃんが家事をしている時はいつもオーラを感じてしまう。オーラと言うべきか視線と言うべきか圧と言うべきか私は感じてしまうのである。

私たちの家事分担は、私が料理全般・買い物、はっちゃんが、掃除全般・ご飯の後片付け・ゴミ出しを主にやってくれている。あとの家事はその時々である。いろいろあって今はこの形におさまっている。掃除の全般を担ってくれるのはかなりかなり有難い。有難いのだが、はっちゃんの家事は掃除終了で終わらない。掃除が終わると必ず事務所に来て報告をしてくれる。

『丸ちゃん、掃除終わったよ!!』

鬼のような形相で、髪を掻き乱しながら仕事をしている時以外は必ず『ありがとう!』と気持ちを伝える。

すると
『(掃除した成果)見ないの?』となる。
私は重い腰をあげて、ルームツアーに出るわけである。「おぉ!綺麗だね!水回りもピカピカ。やっぱり綺麗な部屋は気持ちがいいもんだよ」なんて事を言うとはっちゃんはご満悦で事務所を去る。

たまに校了前の鬼の形相でパソコンを叩き割るぐらい打ちつけている忙しさの時は、「ありがとう!」だけをぶっきら棒に伝えてしまうのだが、その時のはっちゃんはどこか寂しげである。

先日、両親と買い物に行った際、そのデパ地下のポイントカードを忘れたということで、私のポイントカードを使うことになった。私にはラッキーパンチな小さな出来事であった。家に帰ってから、父から電話があった。「さっきの買い物でお前のカードに300ポイントも貯まったぞ」という連絡だった。恐らくレシートで確認したのだろう。その言葉の後…何かの待ちのような間が流れたので、「ありがとう!300ポイントで今度、刺身を買う足しにするよ。刺身は高いからね~。」と言ったら、父は高笑いをしご満悦で電話を切った。


男性は褒められたがりなのだろうか。
勿論、男女関係なく褒められるのは誰だって好きだけど、女性は褒められても、その言葉を額面通り受け止めず、その裏や意図があるのではないかと思慮深く観察しがちなのに対して、男性は褒められたら『All OK牧場!』なところがある。
裏をかけば、褒めれば、気持ちよくいろいろやってくれるわけだ。女性は生活においてもマウントを取りがちで、マウントを取った上で早口でまくし立てる(笑)
旦那やパートナーの喧嘩の一部はそんなところからが多いのではないだろうか。。そしてなかなか話が通じない相手にイライラがなお一層マックスバリューになるわけだ。。でも逆効果なんだろうな。まるで「北風と太陽」の原理だ。
私たちは太陽の様に褒め上手になるべきなんだよ。その方が皆平和である。

男性の褒められたがりな所は、
単純であるが素直で素敵なところだし、
面倒でもあるが愛情を感じる可愛いところなんだよ。
だから…

さあ明日もたくさん褒めて、たくさん家事やってもらいましょう!!






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