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【心理学に基づいた仕事術】ゴルティロックスの原理

仕事をする上で、社内外に提案をすることは多いかと思います。

 ゴルティロックスの原理はよくマーケティングの話で出てきますが、仕事を進める上で私もよく利用しているため、ご紹介致します。

 日本風に言えば、松竹梅の法則を利用して上手く仕事を進める方法でございます。

・ポイント①:3案を提示する

 2案のYESかNOのみで切り崩していくロジック戦法もございます。
 しかし、2択の場合ですと極端すぎかつ、メリットとデメリットを考えるなど提示された側としても悩ましい提案内容となります。
 また4案以上ですと提示された側は選びにくく、悩みの種を増やしてしまうだけで、議論が発散してしまいます。
 なるべく3案でスッキリ整理することが、ポイントです。

・ポイント②:案2(竹)に進めたい内容を持ってくる

 人間の心理として、人はなるべく角が立たないように進めたい、極端な選択を回避したいという行動に出る傾向があります。
 そのため中間にくる折衷案2(竹)を選ぶ確率が高くなる心理を利用します。

・ポイント③:案1(松)と案3(梅)は少し極端にする

 案2を軸にして少し極端な案を1,3に持ってきます。
 この案1と3は正反対で有れば対比し易くかつ、案2が中間で丁度良いと感じでもらえます。

・ポイント④:網羅性を保つ

 3つの内容で網羅的な内容とするのは難しいです。しかし、提示された側から、「こういう案もあるよね?」と切り返された際に、「それは案1と2の間で、1寄りの内容として既に含まれています」と応答できることがポイントとなります。

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