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ライフプランニングのプロが教える、『マネパスwithFP』で使うべき推し機能3選!

ブロードマインドはライフプランの実現を支援する金融サービス開発カンパニーとして FP(ファイナンシャルプランナー)への相談サービス『マネプロ』を始め、デジタルプロダクトの開発・提供も行っています。

マネパスは現在利用者15,000人を突破。一般生活者がライフプランニングを行うためのWebサービス『マネパス handy』だけでなく、金融サービス提供事業者向けのコンサルティングツールとして開発した『マネパスwith FP』も導入企業数を順調に増やしています。利用者からはマネパスシリーズのコンセプトや開発ポリシーに共感いただくことも増えてきました。

改めてこの開発にかける想いを伝えたいと感じ、全3回にわたって開発ストーリーをご紹介しています!

第1回は、マネパスの発案者である弊社取締役の鵜沢が、技術開発を担当した量子アニーリング研究者の大関真之氏と株式会社Jij CEOの山城悠氏をゲストに迎え、マネパスのコンセプトや技術実装の過程について語り合いました。

第2回には、ソフトウェア開発を担当した株式会社ソニックガーデン 執行役員の野上 誠司氏が登場。マネパスの思想と技術をソフトウェアに落とし込むまでの苦労などを振り返りました。

本記事第3回は、コンサルタントとして顧客対応に従事してきたブロードマインドFP社員たちが、マネパスの「推し」機能をご紹介します。


インタビュイープロフィール

●水野 啓介(みずの・けいすけ)
ブロードマインド株式会社 経営企画室シニアマネジャー。マネパスの開発リーダーとして、初期からプロジェクトに参画。東京工業大学大学院卒業後、大手クレジットカード会社に入社し、その後大手総合コンサルティングファームへ転職。2011年、ブロードマインドに入社。コンサルタント職を経て、現在は経営企画室に所属し、全社の戦略策定や事業開発に取り組んでいる。

●中村 哲規(なかむら・てつのり)
ブロードマインド株式会社 経営企画室。大学卒業後、2014年にブロードマインドへ入社し、ファイナンシャルコンサルティング部署でFPとして顧客対応に従事。2023年4月に経営企画室へ異動。FPの知見を活かしマネパスの開発・改修や、営業、導入サポートを担当。

●上野 優介(うえの・ゆうすけ)
ブロードマインド株式会社 経営企画室。大学卒業後、2020年にブロードマインドへ入社し、ファイナンシャルコンサルティング部署でFPとして顧客対応に従事。2023年10月に経営企画室へ異動。FPの知見を活かしマネパスの開発・改修や、営業、導入サポートを担当。

左から、上野・中村・水野

プロによる、プロのためのライフプランシミュレーター

簡単な入力で一般ユーザーでも精緻にライフプランをシミュレーションできる『マネパス』(現『マネパスhandy』)。先端技術を活用して各ユーザーに最適な投資商品のモデルやFP視点のアドバイスを提示できる、今までにないライフプランシミュレーターです。

そのマネパスを、金融サービス提供事業者がコンサルティング業務で使用できるようにアレンジした『マネパスwithFP』は、シンプルな操作性はそのままに、プロ仕様のシミュレーション精度を実現。就業不能時のシミュレーション機能や保険・投資商品の同時設計機能などを生かし、より詳細なライフプランを設計できます。顧客とのデータ共有機能を活用すれば、人生の変遷とともに変化する顧客のニーズに対応した提案を行うことも可能です。

『マネパスwithFP』の開発にはブロードマインドの現役コンサルタントも参画。開発チームと意見を交わしながら、プロにとって本当に欲しい機能を厳選して作り上げた、まさに「プロによるプロのための」プロダクトと言えます。

今回は、マネパス開発チームでプロジェクトを先導した経営企画室の水野と、『マネパスwithFP』をコンサルティング業務で使用してきた中村と上野が、イチオシ機能とその活用法をご紹介します。

活用術(1)「顧客とのデータ共有」を活かす

顧客とのデータ共有とは?
顧客のアカウントと担当者を紐づけすることができ、ライフプランの共同編集が可能です。顧客の手元にはご自身のライフプランが残り、いつでも編集・修正が可能。顧客が編集・修正をしたタイミングで担当者が通知を受け取れるため、ライフプランを通してお客様と長期的なコミュニケーションを取りやすくなります。

顧客自身の操作で“納得感”を醸成

ライフプランニングの必須要素は、前提となる情報を顧客から正確に得ること。しかし、現場に身を置くコンサルタントたちは、面談で正しい情報を収集するのは意外と難しいと口をそろえます。

「面談の限られた時間のなかで収入などのセンシティブな情報を他人に包み隠さず話す、というのは想像以上にハードルが高いんです。例えば、少し背伸びをして収入を伝えてしまったり、コンサルタントに遠慮して細かな要望まで伝えられなかったりする方もいます。そうなると当然、プランがお客様の本当の希望から乖離してしまい、結果としてご提案する商品にも納得感がなくなってしまう」(中村)

この点、『マネパスwithFP』の「情報を顧客自身がいつでも編集できる」特徴を顧客に説明することで、後日、より正確なプランニングと商品提案が実現するケースもあると言います。

「面談後にマネパスに登録した情報を変更するお客様も少なくありません。コンサルタントに伝えていた収入額からシビアに見積もって下方修正したり、子どもをもう一人想定したりと、本音とじっくり向き合いお客様自身でシミュレーションに手を加えるうちに、リアルなプランができあがり『ライフプランニングの自分ごと化』が起こります。するとコンサルタントの提案にも現実味が湧き、真剣に検討していただけるんです」(中村)

編集履歴を生かして“攻めのアフターフォロー”

コンサルティング終了後の顧客と継続的に接点を持てない、という悩みも『マネパスwithFP』が解決します。

「資料をお客様に手渡してひと通り提案したら終わり、という従来型のコンサルティングでは、お客様から再度連絡をもらわない限り接点は持ちづらい。いったん面談の区切りがついた後でも、お客様の状況の変化に応じて積極的にアフターフォローしたいという声は多かったんです」(上野)

『マネパスwithFP』は、コンサルタントによるライフプランニングの終了後も、顧客は継続して利用可能。顧客が情報を更新した場合は、コンサルタントに通知が飛び、更新内容も確認できます。

この通知が「長い間連絡を取れていない顧客に"攻めのアフターフォロー”を行うきっかけになる」と上野は言います。

「例えば、お子様の人数や住宅の購入金額が変わっていた場合には、それをフックに『プランニングを確認・見直しませんか』とやり取りを再開できるんです。実際、過去に担当したお客様から、新たな相談をいただけたケースもたくさんありますね」(上野)

面談の効率化で顧客の熱を保つ

ライフプランニングを軸にコンサルティングを行う場合、ブロードマインドでは3~4回程度の面談を実施するのが一般的でした。初回は顧客からのヒアリングのみ。一度持ち帰ってシミュレーションを作成し、2回目以降に紙で提示しながら課題分析の結果をお伝えします。

これに対し「面談が複数回に及ぶと顧客のモチベーションを維持しづらい」という声が社内から挙がっていました。

「既存のFP向けシステムは結果の精密さを追求し過ぎるあまり、入力が煩雑で面談中にシミュレーション作成することは困難でした。ヒアリングしてからシミュレーション結果を渡すまでにタイムラグが発生してしまい、その間にお客様の熱が下がってしまうという話をよく聞きました」(水野)

そこで『マネパスwithFP』は、条件設定や入力のシンプル化と精密なシミュレーションのバランスを追求。面談でヒアリングをしながらでもシミュレーションを作成できるようになりました。これにより顧客の熱を保ったまま商品提案が可能に。あわせて、顧客・コンサルタント双方の時間的負担の削減にもつながりました。

活用術(2)「保険・投資商品設計機能」を活かす

保険・投資商品設計機能とは?
生命保険や資産運用の商品情報を入力すると、それぞれのプランの内容をボタン一つでライフプランに反映します。

保険商品・投資商品を同時に組み込むプランニングで「自身に最適な商品」の理解を促進

従来のシミュレーションツールは提供元が保険会社か証券会社に大別されます。そのため、シミュレーションできる内容は、保険だけあるいは投資商品だけに偏っていることがほとんどです。
しかし最近では、保険と投資商品、双方のシミュレーションが一度に求められるようになっています。

「新NISAの開始などで資産形成に対する関心が高まる中、保険の代理店でも投資商品に関する質問が寄せられるようになってきました。お客様にとっては、保険商品も投資商品も同じ財布の話ですから。そのため、ライフプランを作る際には、保険商品と投資商品を同時にシミュレーションしながら最適な手段や配分をできるのが理想なんです」(水野)

『マネパスwithFP』では、保険商品と投資商品をひとつのライフプランに組み込みが可能。保険料・死亡保険金・運用益等をシミュレーションに同時に反映することで顧客の潜在的なニーズの掘り起こしと、顧客の納得感を高めながらの商品提案が可能になります。

「以前、老後のための資産形成をしたいというお客様からご相談を受けました。投資商品を運用中で、保険商品は特に検討する予定がないというお話でしたが、私は保険商品も合わせて利用する方が、お客様の資産形成につながると判断。保険料を月数万円払ったとしても、運用益を加味すれば、一定の金融資産を維持できることをグラフで説明したんです」(上野)

その上で、シミュレーション比較機能も活用し、投資商品だけを運用した場合のグラフと保険商品を加えた場合のグラフを合わせて表示。どれだけの効果を上乗せできるか、視覚的に伝えたことでご理解いただき、その場で保険商品の成約にもいたったと言います。

保険商品と投資商品、双方の潜在的なニーズが高まってきているからこそ、どちらかのシミュレーションのみでは大きな機会損失につながります。『マネパスwithFP』なら、潜在的なニーズを取りこぼさずに提案が可能です。

活用術(3)「就業不能時シミュレーション機能」を活かす


就業不能時シミュレーション機能とは?
通常時・死亡時のほか、就業不能時のグラフをボタン一つで表示します。

顧客の想定外、「就業不能」をビジュアルで説明

従来のシミュレーションツールでは通常時と万が一亡くなられてしまった場合(以下、死亡時)の2パターンを比較するのが一般的。保険各社が注力する就業不能保険への対応が遅れていました。一方、顧客も「就業不能」という状況への理解が進んでいないのが現状です。

「就業不能時というパターンは、ほとんどのお客様は意識していません。自分の生存時、あるいは死亡時は想像できたとしても、『働けなくなるかもしれない』という観点は抜けているんです。だからこそ、就業不能という状況を訴求すれば、潜在的なニーズを掘り起こせる。しかも最近では、就業不能時に対応した商品もたくさん出ているということで、多くの社内コンサルタントが、就業不能時のシミュレーションにこだわっていました」(水野)

そこで『マネパスwithFP』では、就業不能時のシミュレーションにも対応しました。ボタン一つでシミュレーション結果をグラフ化でき、死亡時などとの比較も容易です。顧客にも馴染みがある死亡時のシュミレーションとあわせて表示することで、就業不能への備えの重要性を直感的にご理解いただけます。

就業不能時のシミュレーションは、ブロードマインド内のコンサルタントも待ち望んでいた機能でした。

「死亡保険だけで就労不能保険に入っていない世帯に、就業不能時のシミュレーションをすると反響が大きいというのが実感です。例えば、住宅を購入したお客様は団体信用生命保険(団信)で安心されていることが多いんですが、団信で残債がゼロになるのは、基本的に死亡した時のみ。働けなくなるケースのほとんどで『収入は激減するのに残債は減らない』という事態が起きる。そのことを改めてお伝えすると、事態の深刻さに気づくお客様がたくさんいらっしゃいました」(中村)

「高収入であればあるほど就業不能になった時のインパクトが一番大きいわけです。実際、働けなくなった場合のシミュレーションをお見せすると、愕然とされる方が多くて。結果として、就業不能保険の成約につながるケースはたくさんありました」(上野)

ライフプランニングの質が向上。社外からも引き合い多数

ブロードマインドの社内コンサルタントからは『マネパスwithFP』の活用で「コンサルタント個人の思いに基づいた提案ではなく、より顧客の想い描くライフプランを忠実に反映しながら顧客に寄り添った提案ができるようになった」という声が多く寄せられました。

「かつては、シミュレーションを完璧にすること自体にこだわりがちでした。しかし、お客様にとって、シミュレーションは単なる手段。理想のライフプランを実現するためのアドバイスを求めているということに改めて気づきました。それから、シミュレーションよりも提案に比重をおいて、お客様に向き合えるようになったと思います」(中村)

ブロードマインド経営企画室・中村 哲規


「『マネパスwithFP』を使っていると、お客様と一緒にライフプランを作り上げている実感が持ちやすいです。その分、お客様のニーズを深く理解して本質的な提案に結び付けられるようになりました」(上野)

ブロードマインド経営企画室・上野 優介


プロ目線で磨き込んだ独自の機能が評価され、『マネパスwithFP』の導入企業も増えています。

「コンサルタントとお客様の共有機能を関係性の維持につなげたり、シミュレーション比較機能で成約率アップを図ったり、保険・投資商品の同時設計機能で提案余地を増やしたりと、『マネパスwithFP』の具体的な効果をイメージしていただけているようです」(水野)

ブロードマインド経営企画室 シニアマネジャー・水野 啓介

『マネパスwithFP』を活用したライフプランニングは、顧客・事業者ともにメリットが大きいと言います。

「普通のお客様に、投資商品や保険商品の必要性を抽象的に説明するのは困難。理想のライフプランを実現するための手段として位置づけ、ていねいに説明する必要があります。だからこそ、『マネパスwithFP』を通して、ライフプランニングを広く浸透させたい。ライフプランニングの普及は、お客様のためであり、巡り巡って事業者のメリットにもなるはずです」


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マネパスwithFPについて

トライアル実施中!

金融事業者・不動産事業者向けの「マネパスwithFP」は、現在1か月間の無料トライアルも実施中です。
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利用者FPの声掲載中

ローンチ時のプレスリリースには、UIUX・機能紹介、実際に利用したFPの声も掲載しております。是非あわせてご覧ください。

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