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想像旅行記 第3回~チェコ~

実際に行くのはダメだったとしても行きたいと思うのは勝手。その勝手が人を自由にする。

今回はチェコでございます。チェコ。おチェコ。
チェコっていうと、プラハの街が有名だけど、あれはごっつたまげたね。もうタイムスリップしたみたい……っていうか、タイムスリップしたんだけどね。
14世紀にですよ、カール4世という人がこのプラハを帝都にして以来、建築家を呼んできて、街をつくったと。で、その街並みがですよ、現代にまで残ってるっていうんだからそりゃもうすごいわけ。これはよく聞く表現だと思うけど、街全体が1つのテーマパークみたいになってて、カレル橋っていう橋から見渡せるわけさ。赤茶色の屋根のお家がたくさんあって、それが全体として1つの統一感を生んでるんだろうね。
おかげで、まるで魔法にでもかかったような状態で、街を散策できたんだ。
とにかく、街全体の雰囲気って大事ってことだね。

全体の雰囲気を理解した上で重要なスポットを語っていくよ。
旧市街の中心に広場があるんだけど、そこに有名な天文時計台があったよ。これもちろん、補修はしてるんだろうけど何百年も動いてるわけでしょ? すっごいよね~しかも決められた時間になると、人形が動き出すシステムになってるみたいで、偶然見ることができたよ。
見てどう思ったのかって? 当然持って帰りたいと思ったよ。いや、ムリなのはわかってるよ。わかってるって~。
あと、ティーンの聖母聖堂だね。これは広場からめっちゃ見えるよ。2本の角が空に向かって真っすぐのびているんだ。めっちゃ主張してくるよ。
これ近くに行って見上げたら、首疲れるんだろうなぁと思ったら、案の定疲れたよ。けどその存在感がすごくて、これがあることによって街のレベルが1コ上がってるよ。ここを目指して皆が引き寄せられていく感じだね。何事にも中心と周辺があるんだ。それぞれの役割が大事ってことさ。

他にもいろいろ有名な場所はあるんだけど、今回はこれくらいにしておくよ。その代わり、人を紹介させて欲しくてね、チェコで有名な人物。日本でもよく知られた歴史的な有名人だ。アルフォンス・ミュシャフランツ・カフカだよ。

ミュシャは画家だよ。絵画というより、イラストっぽい絵を描く人だね。日本で、ミュシャ女子という言葉があったのが驚いたよ。それだけ人気なのだね。ぶっちゃけ当の本人も喜んでいたよ。ここだけの話タイムスリップしてちょっとだけ話したんだ。今度日本で飲もうって約束したよ。

カフカは作家だね。人間が虫になっちゃう変身とか、城に入れねえって堂々巡りし続けるとかで有名だね。特に変身は誰でも一度は読んでみて欲しい作品だな。これらの作品をこのプラハという街で生みだしたと思いながら街を歩くと感慨深いものがあるねぇ~うん。こういうのアニメでは聖地巡礼っていうみたいだけど、今回行けてよかったよ。何か、カフカの世界に少しでも近づけた気がするね。ちなみにフランツ・カフカ博物館という場所もあるのでよかったらという感じだ。
あとちなみにフランツ・カフカと村上春樹氏の海辺のカフカとは何の関係もないからな。一応念のため。

最後に、この街を離れる時は非常に寂しかったよ。あー魔法が解けちゃうみたいな、遊園地を出る時と同じような感覚といえばいいのかな。っていうか、ここ住みたいっ!と本気で思いました。実際住んでみたらいろいろ大変だろうけどね~でも住みたいっ!住みたいっ!

以上です。



         

確実に続けていますので、もしよろしければ!