見出し画像

なんで? 背中スイッチの謎

今回も育児に関する記事です。
暑い日が続きますね。毎日朝早くから冷房をつけていますが、抱っこしているだけで汗ばんできます。

ここ一週間ほどの話ですが、娘なりに一日のリズムができつつあるようで、夫婦とも不規則だった生活が改善傾向にあります。

こちらの投稿でも触れていますが、今回は僕がいまだ攻略できずにいる"寝かしつけ"について書こうと思います。

寝る子は育つ

昔からよく言いますよね。子どもにとって睡眠は、身体や脳の発育を形成するのために重要な役割を果たしています。睡眠中に分泌されている成長ホルモンが、傷ついた細胞を修復したり、筋肉量を増やしたり、骨格を形成したりするんですって。その他にも、脳内を整理することで記憶力や集中力を向上させるためにも、睡眠は無くてはならない行動であることが科学的にも証明されています。

すやすや寝てたはずのに

寝かしつけ時、ゆらゆらと揺らしながら抱っこをし、腕の中で可愛い寝息が聞こえてきたのでベッドに移そうとした瞬間、赤ちゃんの目がパチっと開いて大泣きしてしまう…。寝かしつけあるあるですよね。

画像1

まるで背中に敏感なセンサーがついているかのように、ベッドに寝かせると目が覚めるこの現象を"背中スイッチ"と呼びます。誰が言い出したのかは分かりませんが、まさにぴったりの言葉だと思います。

一度背中スイッチが起動すれば、今までの寝かしつけは水の泡。せっかく時間をかけて抱っこしたのに、また最初からやり直しになってしまいます。大泣きしている分、寝かしつけるまで更に時間がかかってしまうこともしばしばです。

自分も眠たい時であればあるほど、背中スイッチが起動しませんようにと念じながらベッドに寝かせているママ&パパも多いのではないでしょうか。

背中スイッチが起動する要因

そもそも背中スイッチのメカニズムがいまいち分からなかったので、書籍やネットで調べてみることにしました。いつまでも念じながら寝かせるわけにもいきませんし、仕組みを理解することで改善できるポイントもあると思ったからです。

結果、一般的に背中スイッチは、浅い眠り(レム睡眠)時に刺激(体温とベッドの温度差、Cカーブ姿勢*1からの体勢変化、モロー反射*2等)が加わることで作動する場合が多いことが分かりました。

*1.赤ちゃんが最も安心する、背中を丸める姿勢のこと
*2.生後間もない赤ちゃんが、音や光、衝撃、体の傾きといった刺激により手足をビクッとさせ、万歳をするように腕を広げること

画像2

新生児期の睡眠時間は大人よりずっと長い(約16〜20時間)のですが、その約半分がレム睡眠だそうです。さらに大人は深い眠り(ノンレム睡眠)から入眠するのに対し、この時期の赤ちゃんは浅い眠り(レム睡眠)から眠りに入ります。つまり赤ちゃんは、眠り始めほど刺激を受けやすいということです。

以上のことから、眠りが深くなるまで抱っこを続けること、さらに抱っこ中の環境(温度、姿勢、安心感等)≒胎内の環境をいかにベッド上で再現するか、ということが背中スイッチの攻略法ではないかと考え、先輩ママ&パパの意見も参考に試行錯誤してみました。

対策あれこれ

・頭から順番に置く 効果△
 頭、肩、胴、足の順にゆっくりベッドに接地させていく方法。我が子にはあまり効果がありませんでした。

・お尻から順番に置く 効果△
 足、胴、肩、頭の順にゆっくりベッドに接地させていく方法。我が子にはあまり効果がありませんでした。

・横向きに置く 効果△
 仰向けの状態で寝かせるのではなく、Cカーブを維持できるように横向きに置く方法。置いた直後は効果がありますが、Cカーブが維持できなくなると目を覚ましてしまうことが多いです。

・すぐに手を抜かない 効果○
 ベッドに寝かせた後も、抱っこ中に支えていた両腕をベッドと赤ちゃんの身体の間に挟み続ける方法。時間はかかりますが、一番効果があります。ただし、だんだんと姿勢(腰)が辛くなってきます。 

・布で包んで寝かしつける 効果◎
 おくるみで包んであげる方法。手足の自由を適度に制限するため、睡眠中に自らのモロー反射で驚いてしまうことがなくなります。巻き方に気を使いますが、安眠効果が高いように思います。

・僕のベッドで寝かせる 効果○
 普段はベビーベッドに寝かせているのですが、たまに僕のベッドで寝かせると、すやすや眠ってくれる場合があります。マットレスの沈みこみによりCカーブを維持しやすいのかもしれません。

・ベッドを温めておく 効果?
 まだ試せていません。夏ですし、カイロや湯たんぽで温めるのは暑くなりすぎて逆効果k…。もう少し涼しくなってきてから試そうと思います。

結局のところ正解は?

寝つきやすさごとに◎○△と付けましたが、これはあくまで現時点での我が子のハマり具合です。おくるみ作戦は成功しましたが、まだ試し始めたばかりですし、今日成功した方法が明日も成功するとは限りません。

とにかく、眠りの浅い段階でベッドに置かないことが肝心なのかなと感じました。問題は、眠りの浅い、深いを客観的に判断できないことです(笑)抱っこしながら「眠ったかな?」と思ってもすぐにベッドへ置かず、5分〜10分程度は抱っこし続けるくらいしか解決法を思いつきませんでした。

ただ、これだけ色々なアイデアがあるとは知らなかったので、今後はこれらを組み合わせることも考えながら、我が子を気持ちよく寝かしつけられるパターンを妻と模索していきたいと思います。

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,718件

#子どもの成長記録

31,624件

#育児日記

49,519件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?