徒然日記~スピード勝負

 ネフリで1月から配信されているリアリティ番組、『ネクスト・イン・ファッション』を昨日今日で二話まで見た。
 アメリカ、イギリス、アフリカからアジア(日本は今回いない)まで、世界各地から集まった個性豊かなデザイナー18人が、テーマごとに腕を競いあう、いわばバトル番組である。
 このようなものづくり系の話が、ジャンル、メディアを問わず、好きだ。
 テレビでも、『ソーイングビー』をよく見る。
限られた時間の中でお題をこなすのは、体力・精神力ともにキツイだろうそのような状況においてこそ、色々なことが見えてくる。
 例えば、参加者たちの作業風景を見ていると、大きく二二分できる。
 堅実路線で行くか、それとも直感や閃きをたよりに冒険に打って出るか。
 前者は安定しているが、無難に、小さく収まってしまうこともありうる。(私自身はこちらに近い)
 後者は、ハイリスク・ハイリターン。発想は良いと思えても、実際に作りはじめてみると、どこかで躓く。
 布が扱いづらかったり、あるいは自分の実際の技術が不足していると、痛感したり。悪戦苦闘しているうちに、時間を使ってしまい、焦る。
 そして、「時間がないから」と、手縫いにすべきところをミシン縫いで仕上げようとして、大抵の場合、そこが大きな弱点になる。
 限られた時間の中でのスピード勝負は、その人の様々な要素を嫌が応にもさらけ出す。
 デザインの発想、それに最適な材料を選択すること、そして、頭の中のイメージを現実に形にするための技術。
 引き出しの多さだけではない。
 その中身を、適切に使いこなせるかどうか。
 そして、自分の技量ーーー得意なこと、限界を見極めること。
 「じっくり準備に時間をかけて」、はいられない。
 では、焦りを最小限に抑えるにはどうしたら良いか?
 経験量、としか言い様がないのではないか。
 それも、スピード勝負を積み重ねること。
 例えば、今私がしているように、職場からの帰りの電車の中で、今日の更新分を書くなど。
 「じっくり」数日かけて、ポートフォリオも兼ねた取って置きの記事を一本書くよりも、粗くても限られた時間内で、このような日記記事を毎日書き続ける方が、ライターとしてのレベルアップには効果があるのではないか。
 だとするなら、まずはいっそ100日連続を目指してみようか。

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