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継続は力になるということか?

 一日に一個は短編を読もう。

 思い立ったが吉日、と早速動いたのが6月半ば。

 そして、気が付けば1か月近く経っている。

 その間、毎日欠かさず一篇は読んでいた。仕事に行く途中の電車の中だったり、ベッドで寝転びながらだったり。

 この習慣は、例えるなら身に着けて行くうちに柔らかくなった時計の革ベルトのようだ。それが無いと、「何か足りない」という感覚がある。

 そして、何でも良いから、眼についたところにあった本の中の話を一つ読む。あるいは、長編の一章でも良い。一章でとりあえず切り上げてしまうと、続きが気になり出す。

 そのおかげでか、ここまでの間に、長編もいくつか読んだ。

・滝沢志郎『明治銀座異変』

 ・知念実希人『神のダイスを見上げて』

 ・朱野帰子『会社を綴る人』

 ・朱野帰子『私、定時で帰ります』


 上の二つはミステリー。『明治銀座異変』を手に取ったのは、直感のようなものだった。 

 知念さんの本も、人気作家さんの本は読んでおこう、とそんな理由だ。ただ…主人公の思い込みの激しさと八つ当たりにはついていけなかった。…申し訳ないが、この人の作品とはあまり相性が良くないのかもしれない。

 朱野さんの本は、どちらも仕事小説。

 一気に読めたが……、ちょっと読む時期を間違えたかもしれない。


 でも、ここまで来て、何か変わった物があるのは確かだと思う。

 一言で言うなら、無意識のうちに自分にかけていた枷を外し、前よりも動くようになり、見えるものも増えた、とでも言おうか。

 小説を書きたい。

 あとは、美術についてのコラムを集めた電子書籍を出したい。

 今年、初詣でで願った目標に、私は少しでも近づけているだろうか。

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