なりたい自分に「なる」ことを選択してみたのなら

美容院を出た私は、ルンルンとスキップしそうな軽い足取りだった。
なりたい髪型に見事にドンピシャで、美容師さん達のサービスも文句なしだったからだ。


少しイメチェンをしてみた。

というのも、飽き性な私は髪型の変動が激しい。ロングまで伸ばす前に飽きて、短く切ってしまう。それも突然。何度担当の美容師さんを困らせたことか。

かと言ってショートにしてみると、アレンジが出来なくて毎日変わらない見た目にまた飽きて、伸ばしてみよ!となるのだ。

ずっとやりたいと思っていたボブ+パーマ。
私の要望を丁寧に汲み取ってくれた髪型なので、とても気に入った。



イメチェンするって、とてもワクワクする。
今までとはまるで違う自分に生まれ変わって、目の前がふわふわキラキラとした世界に変わってしまうから不思議。

でも、どうしてイメチェンする前ってあんなに気が乗らないのだろう。変わらない退屈な毎日になるだけなのに、どうしてか不安が付きまとい行動ができない。


***

人は変化を嫌う。

習慣化された毎日のなかで、身をまかせる。
エネルギーを使わない生活。

でもなぜか、ふとした瞬間に物足りなくなる。
変化をしないこのままの自分が嫌になる。


そんな時に、イメチェンをしようと、美容院へと足を運んだ。
変化しない自分が嫌で、変化することを選択した。

この少しの思いつきと、少しの選択で、世界が変わった気がしたのだった。



"なりたい"自分は、"なれる"自分


この頃、『選択』という言葉が私の中でキテる。

最近読んだ本田健さんの「決めた未来しか実現しない」という書籍を読んだことがきっかけだ。

この書籍にこう書いてあった。

人生は、自分が何を選択するかでどんどん変わっていきます。
(中略)
そして自分の人生の主人公になるべく、すべての選択はつねに自らが意識していく、と決めるのです。その第一歩が、「最高の未来」について考えることです。そして「最高の未来」を生きるために、いま何をすべきかを考え始めましょう。


今の自分は、これまでの「選択」の積み重ねの結果なのだ。
イメチェンをしよう!と試みた自分を表現する言葉としてぴったりなこの文章は、私のなかにスッと入り込んできた。



***

例えば、なりたい自分をイメージしたとする。

こんな人みたいに可愛くなりたいだとか、頭が良くなりたいだとか、おしゃれになりたいだとか。

こんな自分に"なりたい"とだけ思っているうちは、
「今の自分のままで、なりたい自分をイメージするだけでいい」という、行動をしない『選択』をしている。

こんな自分に"なる"と思った瞬間、「なるためにはどうしたらいい?」と具体的行動を考えたくなる。そのために行動をする『選択』をしているのだ。



だから、3日後でもいい、6ヶ月後でもいい、10年後でもいい。そのときになりたい理想の自分をイメージして、「なる」ことを選択すること。

そしてそのとき、自分がどんな感情になっているのかまでイメージすること。

それでいてちょっとでもその未来へと心が動いたなら、それはもう"自分がなるべき姿"なのだと思う。

"自分がなるべき姿"が明確になったとき、「なる」という『選択』が出来るかどうかでその先の自分の未来が大きく変わるんだ。

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変化することを『選択』したのなら

私はFacebookを開設したマーク・ザッカーバーグさんのこのことばをひとつの人生のモットーとしている。

「僕は毎日のようにこう自問している
 『今ぼくは自分にできる一番大切なことをやっているだろうか』と。」
    / マーク・ザッカーバーグ


今自分にできる一番大切なことをやっているか。

今の自分に退屈したり、やるせない気持ちになるのであれば、イメージした未来の姿に向かって今なにができるのか、を考えてやってみる。

試しに、ひとつ。ひとつできたら、ふたつ。
自分の足元をじっと見つめて、見つけたものから少しずつ拾い集めて形にしてみたらいい。


あなたの中に"自分がなるべき姿"がちゃんとあるのなら。そしてそれが今、あなたにできる一番大切なことなら、ね。



***

変化することを決めた瞬間。
その瞬間から、あなたはもう変わり始めている。

そんな自分にちゃんと気づいて、一緒に歩めば、必ず「なりたい自分」は実現するから。


そんなあなたを、きっと世界は待っている。

待っているよ。

アズ


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