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小さなギフトはそこらじゅうにあるの。

今日は、夕方までこう、
イライラ、どんより、もったりしていた。

ランチ前から、
今日のごはんと今週の作り置きのために、
彼と一緒に料理をしていて、
私が提案する調理法がことごとく却下され、
彼のほうが料理がうまいこともそうだし、
彼ママや友人達と比較されているような
言い方もされて惨めな気分になり、
例のごとく何も言えなくなった。

彼はとても正直な人で、
私の繊細すぎる一面を鍛えてくれる存在。
でもたまに正直すぎる一言が、
グサっと刺さってしまう。
自分の意見に対する批判が、
自分への批判に思えてしまう癖は
手放したいなあ。
意見を常に問われるフランス社会では、
特にもう少しハートの強度をアップせねば
やっていけないと思う。

結局、彼がほとんど料理をして、
んで、どれも美味しいのよね。
あれかな、こうもうちょっと上手く頼る?
上手く転がす?w的なことも
できるといいのかもね、気楽に気楽に。

そのあとメンタルはすぐに体調に出て、
泥のようにシエスタをしてもう夕方に。

彼の提案で、前回の渡仏以来会っていなかった
彼パパのほうのグランマに会いにいくことに。

まだいうて10回も会っていないけれど、
私は、いつもこの人の愛らしさや優しさに
救われている。

今日も私にわかりやすくジャスチャーを
使いながらフランス語で話しかけてくれて、
笑わせてくれて、元気をいただいた。

蚊に大量に刺されながら笑笑、
庭の草むしりを手伝い、お茶を。

日本のお土産を渡すと喜んでくれたようで
よかった。(ちなみに日本のお菓子を
詰め合わせたものと、お裁縫が得意な方なので
和柄の布をお土産にしました。)

グランマは棚から小さな包みを取り出して、
「あなたに」と私に渡してくれた。

夏前に過ぎた私の誕生日のために、
用意してくれていたらしい。
中身を見ると、ギフトボックスのかたちをした
陶器の入れ物。私の好きな色のリボンが
かけられているデザインで、可愛い。
中にはチョコレートが入っていた。

こういう景色が目の前に起こるとき、
いい意味で心がぎゅっとなる。
胸いっぱいの嬉しさと愛しさと、
この景色を見せてもらっている有り難さで。

グランマの家を後にして、
リヨンで一番大きな公園パークテッドールを
彼と一緒に走った。

緑いっぱいの公園に、
私たちのように走る人たち、
自転車に乗る人たち、
家族や友人、恋人とピクニックしたり、
ベンチでまったりしていたり。

日本よりも陽が落ちるのがだいぶ遅いので、
20時くらいの空は青色とオレンジが混ざって
それはそれは綺麗だった。

また心がぎゅっとなる。
毎日、美しい景色を目の前にして、
幸せがすぎる。痛いくらい。
なにかに感謝したくなるほどに。

きっとそれは。

フランスだから、とか、
ここが特別な場所だから、とかじゃなくて。

日本で過ごしてきた日々の中に、
下しか向けなかったときにも、
私が気づいてきたよりももっとたくさん、
至る所にちりばめられているもので。

受けとることにもっと素直に、
開いた心で、見つけられるといいな。

宝探しする子供みたいに。

日々感謝
Azuuu

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