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イギリスの学校 課外活動

1970年代に親の赴任に伴ってロンドンの女子中等教育学校に通学しました。その時の思い出です。

日本に中学校に帰国した時に課外活動の部活は一つしか選べないことに驚きました。

イギリスで通っていた学校では、毎日違う課外活動に参加していたからです。参加したのは、乗馬、テニス、ホッケー、ドラマでした。

複数の活動に参加するということは毎日別のことをしているということです。活動内容は緩く、楽しむことが大前提でした。このため、運動音痴だった私でも楽しく体を動かすということを覚えることができました。

乗馬は馬に乗れるかも!と期待したのですが、結局馬のことを机上で教えてもらうだけで、実際の騎乗の機会はありませんでした。もっと長く在学していたら機会があったのかもしれませんが、わかりません。

テニスは硬式テニスのルールは教えてもらったものの、毎回ラリーか、楽しく試合。大学のサークル活動に近いイメージです。

ホッケーは芝の上で行うスポーツのホッケーでした。こちらは他の学校との交流試合があり、休日にホッケースティックを持って2階建てバスに乗ったことを覚えています。しかし、練習がハードだった覚えはありません。

ドラマは演劇ともいえるのかもしれませんが、発声練習をするわけでもなく、脚本を覚えるわけでもありません。「こんな設定の、こんな場面だったら、どんなドラマが作れる?」といったテーマを、その時に来ているメンバーでグループを作り即興でやってみる。そんな活動でした。

どの活動も人数は多くはなく、担当の先生と和気あいあいと楽しんだ覚えがあります。つまらなくなったらやめてしまうことも自由でしたし、活動時間以外の拘束もほとんどありませんでした。

こんなのんびりした課外活動に慣れて帰国しましたが、日本の部活は違っていました。どちらがいいとか、悪いとかではありません。それぞれに良さがありますが、根本的に目的が違うのだと思います。

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