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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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2020年1月の記事一覧

「仕方ない」って悲しくない?

「仕方ない」って悲しくない?

私のところに相談にいらっしゃる
ママさんたちは
療育に通ってもなお
育児の悩みがつきない方ばかり。

「専門家」と言われる人に
相談をしても
解決しないままこれまで
過ごしてきてしまったせいか、
「仕方ない」という言葉で
我が子の成長を諦めてしまいそうに
なっています😢

私は基本的に
なんとかして打開策を出すタイプ。

でも、
相談する専門家が
そうではない場合は
「仕方ないですよね」という、

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シャドーは子どもの成長を阻害する

シャドーは子どもの成長を阻害する

発達に心配のあるお子さんの
指導者や保護者の方の中には
「シャドー」の考え方を
お持ちの方がいらっしゃいます。

特に、入学前のお子さんの
保護者の方の中には、
この「シャドー」を前提にして
通常の学級への入学を
決める方もいらっしゃいます。

先に申し上げますが、
元教員の私としても
今の立場の私としても
保護者である私としても
シャドーは大反対です。

一般的には
シャドーはお子さんの
学校で

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言葉のレパートリーの勘違い

言葉のレパートリーの勘違い

これ、専門家や指導者でも
平気で間違える人が
いらっしゃるので
シェアいたします。

お子さんの言葉の遅れが
気になっていらっしゃる保護者に

「言葉をかけてあげてください」
「本の読み聞かせをすると良いです」
「歌で言葉を広げましょう」

などなどの
誤った考え方があります。

ママさんたちは専門家ではないので
こういうお話を信じてしまい、
どんなに大変だとしても
お子さんを座らせて
毎晩本を読

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ABAで「ほめる」ということ

ABAで「ほめる」ということ

応用行動分析でいう
「ほめる」とは、
その行動を強化、
つまり増やす役割を担います。

そのため、
年齢的に、または発達段階的に
ほめられることの価値が
身についていないお子さんには、
まずは「ほめられる心地よさ」を
教えてあげます。

ここからがおうち療育の
スタートだと言えます。

私がまだ経験が浅かった頃、
私の師匠であるT先生も
「まずはほめられることを教える」と
おっしゃっていました。

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ネガティヴフィードバック

ネガティヴフィードバック

ネガティヴフィードバック。

私は、たくさん浴びてきました。

「これはダメだ」
「違う」
「そうじゃない」
「間違ってる」

私自身、
こういう言葉には
今でもとても敏感です。

心も体も萎縮してしまい、
行動も思考も止まってしまいます。

ただ、間違いを訂正されるのは
私たちが生きていく上で
大切なことだとは
十分分かっているのですが、
ネガティヴフィードバックは、
とってもとっても辛いです�

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ABAで言葉を増やしてみた②

ABAで言葉を増やしてみた②

※こちらで使用している写真は
写真ACさんよりダウンロードしたものです。
私の子どもの写真ではありませんwww

私の当初の予定では
前回の記事で私がどのように
言葉を増やしていくのかを
具体的にお伝えしようと
思っていました。

でも、その前に
大事なことがあったので
そちらをお伝えしてしまいました💧

今回こそ、
私が1歳7ヶ月の次女の言葉を
どう増やしていったのかを
具体的に書いていきます

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ABAで消去してみた。

ABAで消去してみた。

「行動の消去」

この言葉、
あなたはご存知でしょうか?

応用行動分析の療育には
欠かせない考え方です。

「行動の消去」とは、
問題行動であっても
適切な行動であっても
その行動をお子さんから
なくすことを意味します。

ここでちょっとだけ
思考を立ち止まらせてください。

私たちが行動を消去すると、
その行動の良し悪しに関わらず、
行動を消滅させてしまうのです。

ですから、
意図的に行動を

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ABAでの育児

ABAでの育児

ABA、つまり
心理学の一つである
応用行動分析は、
ASDのお子さんの療育に
大きな効果があると言われていますし、
科学的なエビデンスもあります。

ただ、応用行動分析自体が
「効果的な療育法」という分野ではなく、
あくまでも「心理学」なので
ASDはもちろんのこと、
発達障害のお子さんであっても
そうでなくても
効果的であることは
明らかなのです。

ABAを詳しく知らないまま、
ここに線引き

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子どもにお金を教える前に確認したいこと

子どもにお金を教える前に確認したいこと

去年から「○○Pay」を
社会全体が後押ししたため、
電子決済が一気に普及した気がします。

この時代の流れに
私自身がついていっているかというと
そうではない気がします。

教える立場に立つと
よくわかるのですが、
自分で体験・体感することで
自分が「よし!」と思える教え方の
入り口に立つことができます。

ですから。

まずは、私たち大人が
お子さんに教えたいことを
生活の中に取り入れることが

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ABAと潜在意識

ABAと潜在意識

あなたは「潜在意識」と聞くと
どのようなイメージがありますか?

私は、
「スピリチュアルの話かな?」と
真っ先に思ってしまっていたのですが、
応用行動分析と同じで
心理学の分野でも使われる言葉です。

ちなみに。

ABAとは「応用行動分析」という
心理学の一つです。

このABAを活用して
私はおうち療育をお伝えしたり、
お子さんへの指導に役立てております。

一見、おうち療育とは
何も関係が

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「自動」の不思議

「自動」の不思議

最近、小1長女に
自分のお財布からお金を出して
自動券売機で切符を購入する、
ということをトレーニングしています。

小4息子には
いろいろなことを丁寧に
教えてきましたが、
小1長女には
丁寧に教えてきていなかったなと
折に触れては反省していました。

反省しているだけでは
止まったままなので、
ここはしっかりと教えるべきだと
チャンスを作っているのです。

実は小4息子も
久しぶりに自分一人で

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