ぼっちの東海道歩き旅 その16〜新居宿→吉田宿〜
夏休みが始まりまして、東海道歩き旅、シーズン5に入りました。長い!暑い!!ずっと終わらない静岡県!!!
体感温度45度くらいです。これからも連日歩けるだろうか、そして、台風にぶつからないだろうか……。
今回も前途多難な歩き旅を始めます。
前回はこちら↓
新居宿→白須賀宿
前回は新居宿の本陣跡まで行って終わりました。年末年始、真冬に見ていた光景に、炎天下のなか再開します。
昨日浜松に前乗りし、今日は新居駅まで電車で移動してから歩き始めたわけですが、駅から関所や本陣跡まで結構歩くんだなこれが……。まだスタートもしてないのに、厳しい日差しが体力を削ります。
すでに疲弊しながらやっと本陣跡に辿り着き、今回の歩き旅スタートです。
しばらく旧道らしい杉並木に沿って歩きます。
ゲームのセーブポイントみたいだ……!ここまでの天皇休憩スポットはこじんまりした案内板が多かったですが、こんなに立派な石碑もあるとは。周りの木々の雰囲気も相まって、HPが回復しそうなオーラがあります。
そして白須賀宿手前。地図でこの辺が海に近いことは分かってました。私はそこに浜辺があるならすぐ行きたくなる性分なので、ちょっと寄り道しましょう。
めちゃくちゃいいじゃん……。
左右の海岸線を見渡してみても、ほんとうに一人も人がいませんでした。地方の海岸はかんたんに「独り」になれる感じがいいですよね。
私しかいない世界線に来たと思ったんですが、気づいたらとなりにカニがいて笑いました。ひとりじゃないね。
そして、白須賀宿の手前には難所が……
今回はどこに峠越えがあるとか、坂がキツいとか、ぜんぜん下調べしていなかったもんで、完全に盲点でした。山登りあるのか〜!
これは炎天下で登る坂じゃねぇ!滝汗です。
でも、振り返ってみると、
一本道の向こうに、さっきの海が見えます。ときどき振り返りながら坂を登りきれば、もう白須賀宿です。
白須賀宿→二川宿
白須賀宿は潮見坂の上、小高い丘のような立地にあるので、景観がよいです。見晴らし台もあります。
かつての名将が休憩した場所ですが、コンビニやレストラン、飲食店はぜんぜんありません。現代人が休憩できる場所ではないかもしれないことは留意しましょう。自販機はあるので、なんとか水分補給しながら進みます。
新居宿同様に、ここにも普通の家屋に「〇〇屋」という看板がかけられています。これ好きだな、ついつい全部立ち止まって見てしまう。
白須賀宿を抜ければ、静岡県はほぼおしまい。
ついに!ついに見えた「愛知県」の文字!
ほんとに、ほんとに長かったな静岡県。ついに歩いて横断することに成功しました。「静岡県を徒歩で横断した女」ということで、以後お見知りおきください笑。
えっと、初めて静岡に入ったのが三島宿のこの記事だから……
実に1年半のときが経ち、10日間掛かってます!
歩けど歩けど静岡だったな……。でも、三島と浜松では見える景色もぜんぜん違いましたし、大井川や浜名湖、富士山など、同じ県でもたくさんの風景を楽しめたので、静岡に愛着の湧く10日間になりました。
二川宿→吉田宿
炎天下で日陰のないアスファルトの国道を歩くのはなかなかの苦行です。吸い込む空気すら熱くて苦しい。
そんななか到着した二川宿。本陣跡は、かなりのスケール感で再現されていて、資料館も併設したスポットになっていました。
時刻は14時ごろ。一日のうち一番暑くなる時間です。あまりの暑さに歩幅が小さくなってきました。仕方ない……避暑地として使わせてもらいましょう。
涼しい資料館でなんとか生き返りました(展示もちゃんと見てますよ!)。そして本陣のなかでは抹茶もいただけるとのことで、一服します。
氷を入れた冷やし抹茶、飲んだことがありそうでなかったような気がします。キリッと苦味が立っておいしい。
そして何より氷がおいしい。氷をもっと食べたい笑。
結構なお手前でした。
本陣で大名ばりにちゃんと休憩して、今日のゴール、吉田宿までなんとか進みます。
吉田宿があるのは豊橋駅前あたり。街が明らかに栄えていくのを感じます。
そしてついに……
吉田宿本陣跡は鰻屋さんになっていました。
歩いた結果まとめ
明日は結構長めの距離を予定してるのですが、名古屋の気温は39度とニュースでやっていて、戦々恐々としています。
名古屋まで行くわけではないんですけど、近くがそんなに高温になってるなんて恐ろしすぎる。
ひとり旅ですし、東海道でのたれ死んだらだれも助けてくれないので、安全第一で行きたいと思います。
東海道歩き旅 つづく
次回はこちら↓
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