ぼっちの東海道歩き旅 その17〜吉田宿→岡崎宿〜
炎天下の34キロ、死ぬかと思いました。
いや、ドーピングしまくり(鎮痛剤、キューピーコーワ、サロンパス、レッドブル)でなんとか生きてたので、ほんとうは死んでいるのかもしれません。
前回はこちら↓
吉田宿→御油宿
最初からなかなか苦行の区間でした。写真のような「THE国道」をひたすら進みます。
そして長い!吉田〜御油間は11キロ!東海道のなかでもかなり長い宿場間隔です。ぜんぶ6〜7キロくらいにしてくれないかな……モチベーションを保ってられるのはそのくらいが限界です。
実はこのあとも、今日はずっと名鉄の線路と一緒でした。
電車の色No.1といえば、「阪急マルーン」と呼ばれる阪急特有の小豆色だと思ってるんですけども、名鉄の赤もいい!
夏の青い空、生い茂る緑のなかを、真っ赤な電車が走る光景は、色のバランスがかんぺきでした。まさに「夏休みの電車」って感じ。
生では何度も見たのですが、シャッターを向けるとちょうどいいタイミングで電車って来ないもんで、バランスが完璧な写真はありません。
国道も飽きたところで、旧道沿いに入ります。
御油宿はそこまでスポットはなく、たった2キロ先のお隣にある赤坂宿に力を入れているようでした。(昔から2つセットで1つの宿場のように見られていた様子)
「近すぎてもはや1つの宿場」というのは、平塚〜大磯間を思い出します。
それにしても、ほーんと車の通行量が多い!狭い旧道の割に多すぎる!お盆だからでしょうか。
ガードレールはないので、端に寄ったり、車が通り過ぎるのを待ったりしながら進みました。信号が赤になると、ちょっとした渋滞みたいになってたな。
御油宿→赤坂宿
御油宿と赤坂宿の短い距離を結ぶのは杉並木。直射日光が降り注ぐ国道と比べたら、木陰ができてかなり涼しく感じます。
昔は杉並木がずっと続いていたんだろうから、さぞ快適だったんだろうなぁ。いや、そもそも現代みたいに気温35度とかにならないか、いいなぁ。
杉並木を通り過ぎれば、すぐに赤坂宿です。
少しずつ、周りが山になり、ゆるやかな坂道になってきました。
赤坂宿→藤川宿
右も左も山に囲まれました。この炎天下で登山は勘弁してくれ……と思いましたが、絶妙に山道に入ることなく、山々のあいだを縫っていくように東海道は進みます。しかし坂道ではある。キツイ。
赤坂〜藤川間も9キロと長いです。間隔の長い宿場には、「間宿」「間の宿」といった五十三次には含まれない小さな宿場がありがちですが、ここにも「本宿」という村がありました。
本宿を通り抜け、なお国道を歩き続けると、藤川宿のはじまりが見えました。
藤川宿→岡崎宿
「棒鼻」推しが強く、案内板には、「とにかく、現在、藤川宿といえば棒鼻と言われるくらい、藤川宿の象徴となっている」と堂々と書かれてて笑いました。まあ確かに、浮世絵に書かれた場所は象徴されがちではあるな。
もちろん、藤川宿は棒鼻だけではありません。
本陣跡の見晴らし台からは……
藤川宿には道の駅があったので、その名物、むらさき麦をサラダきしめんでいただきました。
冷たくておいしい!あんまり麦の味は分からなかったですが、箸を持つ手が震えるくらい疲れていたのでしょうがないです。
道の駅を過ぎれば、あとは6キロほど歩くだけ。少し下り坂になってきて、岡崎の街が近づいていることを感じます。
この辺は西陽に照らされ、記憶が曖昧ですが、気づけば東岡崎駅の付近でした。今日のゴールです。岡崎城などは明日に…!
岡崎……とても広いしとても雰囲気のいい街だ。さすが徳川家のお膝元。
こんなに広いと思ってなくて、電車を2本乗り継いで今のホテルに至ります。岡崎周辺は電車も張り巡らされてるのがいいところ。住みたい。
歩いた結果まとめ
キリのいいところ、と思って岡崎を選びましたが、これはさすがに歩きすぎたな……。
疲れすぎてコンビニ飯にしました笑。
果たしてちゃんと文章が書けてるのか、読めるのか分かりませんが、とりあえず今日はここまでにしときます。明日も歩けるんだろうか。
東海道歩き旅 つづく
次回はこちら↓
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