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5/19(日)文学フリマ東京38:最後の流通センター

5月19日(日)に開催される文学フリマ東京38に、文学サークル「ペンシルビバップ」で参加します。

新刊は「幽霊」がテーマのエンタメ小説・純文学・エッセイ・詩・短歌の詰まった文系総合同人誌です。

その他、既刊の「魔法」「石」「箱」「三人組」などなどたくさんの本を並べて「第二展示場 ブース:つ-19」にいますので当日ご来場される方は、ぜひお立ち寄りください。

🕙5/19(日) 12:00〜17:00開催
📍東京流通センター 第一展示場・第二展示場
📘文学フリマとは?→https://bunfree.net/attend/
📕イベント詳細→https://bunfree.net/event/tokyo38/
🎫チケット→https://bunfree.net/event/tokyo38/tokyo38_admission/

お品書きになります

ペンシルビバップは、2013年11月4日に開催された第十七回から文学フリマに参加しています。まだ地方の文学フリマが開催される前で、イベント名も「文学フリマ東京」と開催地名が入る前だったと記憶しています。

2013年のペンシルビバップはサークル活動一年目で、5月のコミティアで活動開始してすぐ8月のコミティアでも新刊を出し、11月の文学フリマでもまた新刊とと立て続けに新作を発表していました。文学フリマに初めて出した作品のテーマは【継承】で、執筆メンバーが4人だったので4作の小説が入っています。今でも完璧とは言えませんが、当時の冊子はだいぶ荒削りの作りで、小説と後書きだけの簡素な作りでした。エッセイを載せよう、自己紹介を書こう、詩や短歌も書こうと文学としてできそうなものは何でも挑戦しようと考えるのはだいぶ後のことです。

当時の文学フリマはたしか第二展示場だけで、一階と二階の2フロアで開催されていた記憶があります。

私は幼少期から「最近の子供は本を読まない」と呼ばれた世代で、大人時代は「本が売れない」と嘆きを聞いた世代なので、書きたいと思う人、読みたいと思う人が大勢いる会場で「ここに並んでいる作品ぜんぶ文学なのか!」と思うとワクワクしました。

あれから10年、創作のモチベーションは高い時もあれば低い時もありました。もう書けそうにないなと思ったのも一度や二度ではありませんが、文学フリマに参加してたくさんの作品に触れる度、色々な方に手に取ってもらう度にやる気を取り戻し、「とにかく最高に面白い作品を書くぞ!」という気持ちで、試行錯誤しながらサークル活動を続けています。「創作のモチベーションを保つ」がペンシルビバップの結成目的でしたので、目的は達成できているように思えます。

ただ、10年も経つとメンバーそれぞれに暮らしの変化があります。昔のようにイベントにみんなが集まるというのは難しくなりました。年に4冊出していた新刊も2冊になりました。それでも当時と変わらず毎回サークル参加できているのは、本当に幸運だなと思います。

何度も参加していると、会話をしたことはなくとも見覚えのある方や、以前に読ませてもらって記憶にある作品も多く、イベントに継続して参加しているサークルを見ては「自分ももっとがんばろう」と勝手な仲間意識でやる気を出したりしていました。

文学フリマは年々、規模が拡大して様々な都市で開催されるようになり、東京も第一展示場、第二展示場の両方が使われるようになり、それでも収容数が足らないようで東京流通センターは今回が最後、ついに次回の2024年12月1日 文学フリマ東京39からは会場がビックサイトに移るそうです。規模が小さい会場だと他のサークルの方に声をかけやすいとか、ブース前で立ち止まってじっくり作品を眺められるとかの利点もあって、昔の文学フリマの小さい中に熱意と情熱が渦巻いている感じも好きでしたが、来場者が増えて盛り上がるのは良いことですね。

ペンシルビバップは文学フリマがビックサイトに会場を移したあとも変わらず活動を続けるつもりです。文学フリマは作品発表のホームだと思っているので、これからも文学フリマには盛り上がり続けてもらいたいところです。

先の話をしても仕方がないのでとりあえずは来週の5/19(日)文学フリマ東京38です。もしかしたら流通センターに行くのは今回が最後の機会になるかも知れないので、未練を残さないようにしっかり楽しもうと思います。

新刊「幽霊」、既刊の「魔法」「星」「石」「箱」などなど、たくさんの本を並べてお待ちしております。どれでも一冊500円! 5月19日(日)は流通センター第二展示場2階、ブース「つー19」へぜひお越しください。

ポスターを必死に手作りするのも楽しい時間です
EXCELがあって良かった

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また新しい山に登ります。