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オシャレすぎると噂の日豊本線「霧島神宮駅」を愛でに行く【霧島の旅・前編】

先日、鹿児島での取材があった。
鹿児島はわたしのふるさと。行くのはコロナ前ぶりだ。心が躍る。

鹿児島といえば、温泉、酒、焼酎、ラーメン、鳥刺し、など、お楽しみ要素は枚挙にいとまがない。フリーの時間を捻出することに命をかけた。


・ドーミーに負けない!ダイワロイネットがすごかった

お仕事終わり。久々の市電に乗る。

速すぎて(?)ぶれた・・

宿泊先は「ダイワロイネットホテル鹿児島天文館 PREMIER」。ビジホといえば、もっぱらドーミー派の私だが、最近は人気が出過ぎて料金が高いのが泣かせどころ。

ドーミーと同じくらい、私はダイワロイネットに信頼を寄せている。新しくてキレイなところが多いのだ。サウナ&大浴場はないけど、部屋でお風呂を沸かせばよい。

今回はちょっと奮発、マッサージチェアのあるお部屋プランを取ってみた。

このホテルには、おしゃれ女子が泣いて喜ぶドライヤー「ReFa」完備。ちなシャワーヘッドもリファだ。この2種なら、ちょいとイケてるサウナ施設にも置かれているので、うれションするほどではない。が、なんとびっくり、リファのヘアアイロン(ストレートとカールの豪華2種類!)も備え付けられていた。ダァーー!(涙の流れる音)

くせロン毛の私、歓喜

さらに、おしゃれ女子御用達の「JILL STUART」ボディミルク・ヘアミスト・ハンドクリームの3点セットも置かれているという。なにこのホテル、最高かよ。

やがて朝。窓の外を見るに

♪燃えて上がるはオハラハァ〜 さ・く・ら・じ・ま!

見事な桜島ビューですた(ただし曇っている)。

・オシャレすぎる霧島神宮駅の衝撃

鹿児島中央駅の正面エスカレーターには「霧島ホテル」の大きな広告看板がある。そこには日帰り入浴も可能な「硫黄谷庭園大浴場」という、この世のパラダイスがあるという。

今日はそこに行く!(鼻息荒め)

温泉もそうなのだが、もう一つ、見ておきたいものがあった。日豊本線霧島神宮駅だ。今年の3月、盛大にかつオシャレにリニューアルされたとのことで、JR九州の推しの駅のひとつである。

というわけで、鹿児島中央駅から日豊本線でレッツゴー! 時間の関係で、日豊本線で国分駅まで、国分駅からはバスで霧島方面に行くことにした。

別の車両だったけど撮っておく

日豊本線国分行きに乗車。進行方向右側にセット。鹿児島中央を出ると、やがて、窓の外に桜島を望む錦江湾の海が広がる、予定だったのだが、雨で全然見えなかった…(雨女)。

国分駅に着き、バスに乗り換える。旅のパートナー(親戚・非鉄)によると、このあたりはバス移動が便利なのだそうだ。「のったりおりたりマイプラン」なる魔法のきっぷ(1日乗車券)を使い、バスで揺られること約30分。霧島神宮駅に到着。

おおっ! 味のある石製(?)の改札を抜けると、木製の回廊が。

京都の伏見稲荷大社の鳥居みたい! こんなにオシャレなホームまで続く道、ありますかって。

ちょいとしたカフェもあります。天井に張り巡らされた木材もいい感じ。木のいい匂い(新築の)がする。クンクン

おしゃれな雑貨販売スペースもあり。

なんですか、ここは、代官山の蔦屋かどこかですか?

と問いたくなるような、おしゃれスポットが爆誕していた。

この改修を手掛けたのは、株式会社IFOO(イフー)という鹿児島のデザイン会社。IFOOといえば! JR九州の新しい観光列車「かんぱち・いちろく」のデザインも担当し、今まさにスポットライトが当たっている会社だ。

(水戸岡デザインを離れ、IFOOが観光列車を担当したぞー! と一部鉄オタのなかで話題)

霧島神宮駅についてJRによれば、

今回のリニューアルでは、鹿児島県産の杉材をほぼ 100%使用。鹿児島大学農学部付属演習林から切り出された高さ 4m の“御神木”をシンボルとして据え、国の重要文化財に指定された霧島神宮の最寄り駅にふさわしい内装に生まれ変わります。

御神木・・・これか!?

どーん!

こういう大きな木の柱を見ると、ついつい相撲取りのように、タシーン、タシーンと、つっぱり稽古をしたくなるものだ。

木の温もりをふんだんに使い、古さと新しさを感じさせる空間。駅だけでなく、周辺地域のリニューアルもするとのことで、目が離せない。

・駅前でカレーとコーヒーをやっつける

お腹が鳴ったところで、駅前のカレー屋に入る。
その店名は「ただカレー屋やりたいだけ」。おもしろネーム。

スパイシー&個性的なカレー。複雑な味がまとまり、クセになるおいしさ。うふふ。

一口食べた瞬間「このあと絶対にコーヒーを飲む」と心に誓った。カレーから食後のコーヒーまで、道すじが脳内回路に鮮明に現れた。

思考は現実化する。

なんとまぁ、びっくり、カレー屋さんの隣にカフェが。鴨がネギ背負ってやってきたぞと、カフェ「tadaba」に着席。

駅ビューの席をゲット。駅の朱色が映えるね。

カレーのあとのコーヒーは「最高」「優勝」「しか勝たん」。
上手に形容できる言葉を探すうち、

眼前にダークな車体がすーっと現れる。

・大興奮!「36ぷらす3」がやってきた

ぬっ

「おおっ。36ぷらす3が! 大変だ〜〜」

コーヒーカップそのままに、ダッシュで外に出る。
「かなちゃん、一体どうしたの…」とドン引きしている旅のパートナー(親戚・非鉄)をよそにパシャパシャと撮っておく。

36ぷらす3とは、曜日によって異なるルートで九州を走る観光列車。この日は、鹿児島から宮崎を走る金曜日。たまたま霧島神宮駅でのおもてなしタイムに出くわしたというわけだ。(ここまで早口)

黒い787系が、また渋くて、荘厳な感じでいいじゃないの。

到着すると人がワラワラと出てきた。
ドンドカドンとウェルカム太鼓も演奏されている。
歓迎ムード、最高。

霧島神宮駅での思わぬ遭遇に喜びながら、再びバスに乗車。
もう一つの旅のメイン、霧島温泉を目指す。

・今回の旅程まとめ

前半
9:00ごろ ホテル チェックアウト
 ・徒歩
9:30ごろ 鹿児島中央駅発
 ・日豊本線
10:30ごろ 国分駅着・発
 ・バス
 ・1日乗車券「のったりおりたりマイプラン」利用
11:00ごろ 霧島神宮駅着
 ・駅散策
11:30ごろ ランチ
 ・カレー「ただカレー屋やりたいだけ」
 ・コーヒー「tadaba」

後半へつづく


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