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【学級担任】として意識していた2つのこと!

こんばんは、gakuです。

今日は担任だった時のクラス経営について書きたいと思います。

私は教員の時に合計4年間担任として
40名学級の担任をしておりました。

今思いますが、40名の生徒の担任ってめちゃくちゃ大変です。笑

私が担任をしていた時の主な業務内容は
・出欠席管理(遅刻早退含む)
・「総合的な学習の時間」の授業担当
・HR業務
・スケジュール管理
・資料作成
・不登校生徒、問題行動のある生徒の対応
・保護者対応
など数え始めるとキリがないです。

上記以外にも行事運営が入るなど
日々業務が増えていきます。

そんな状況の中でクラス経営をするにあたり、
私が重要視していたことは

【可視化】と【基準の明確化】です。

▼【可視化】について

40名の生徒の日々の授業参加状況や
出欠席情報、成績などを学期末に一度に確認していては、
必ずミスが生じます。

欠席を見逃していた、本当は出席していた、などは
成績観点で大きなミスにもつながりますし、
何よりも生徒からの信頼を失う行為です。

私は学校で運用されている出欠席システム以外にも
生徒一人一人の詳細を日々観察できるような
シートを自身で作成し、そのシートを見れば
生徒が休んだ日や授業、選択授業一覧を分るようにしてました。

それでだけではなく、住所や家族構成などの個人情報から
誰と仲が良く、誰と仲が悪いのか、
家庭環境や友人関係、本人のタイプや志向性など
ありとあらゆる情報を一元管理して
いつ誰にどのような情報を聞かれても応えられるようにしてました。
※もちろん情報管理は徹底してました。

リアルタイムの情報を持っているので、
クラスで生徒の顔色が悪いときに、
単なる体調不良として終わらせるのではなく、
家庭の問題なのか、友人関係なのか、身体的要因なのか
潜在的状況まで理解した上での対応を取ることができてました。

また保護者からのクレームがあった際にも
事実を丁寧に説明でき、その後の信頼関係構築にも大きく影響しました。

可視化がされていない担任は
生徒管理ができておらず、学級崩壊につながったり、
クレーム対応が止まず、業務負荷が非常に大きかったです。
何よりも生徒からの信頼を得ることができていなかったです。

▼【基準の明確化】について

当たり前レベルが低い学校だったからこそ、
何よりも基準の明確化が大切です。

ここがブレると、学級崩壊につながりかねません。

嘘のようで本当の話ですが、
休み時間にロケット花火が打ち上がったり、
クラス中ゴミが散乱していたり、
授業中に化粧を始めたり、ご飯を食べ始めたりなど
当たり前のようにしている生徒が多くいた学校でした。

そのため、ゴミはゴミ箱に入れて常に綺麗な環境で授業を受けること、
授業中は授業に集中すること、
校則は最低ラインとして守ることなど、
笑ってしまうレベルのことを
4月のオリエンテーションの時に
徹底的に説明をして、文書でも保護者に配布するなど統一化を図りました。

また日々の生活でも基準を超えた生徒には厳しく接しました。
この時に少しでも許すことをすると生徒はその後も軽々基準を超えてきます。
そのため、1ミリも譲らずやらせ切ることが大切です。
例外を作らず、グレーゾーンを残さないことも大事です。
言い訳をすることが前提なので、言い訳に屈して基準を下げることはあってはいけません。

2学期あたりになると、
生徒も基準を超えると怒られることがわかり、
当たり前レベルの生活ができるようになります。
しかし、他クラスとの足並みが揃っていないと、
自分達だけ厳しいルールだとの意見がで始めるので
学年全体での基準の統一と明確化が大切になります。

以上【可視化】と【基準の明確化】について書いてきました。

今思うと、民間企業でも活かせることはあって、
顧客を可視化することや、
社内基準を明確にして、当たり前レベルを統一することなど
応用できることも多かったです!

長文になりましたが、ありがとうございました!

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