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声のコンプレックスを超えたい。

私は声が低い。それも年齢を重ねて声が低くなったのではなく、記憶にある限りでは小学校の高学年や中学生あたりにはもう声が低かった。

小学校や中学校では、歌のテストがある。女子の場合にはソプラノとアルトに分かれる。声が高い方がソプラノ低い方がアルトだ。当然、私はアルトを選択。しかしそのアルトの音域ですら声が出なかった。音楽のテストは辛い時間でしかなかった。

もともと楽器だけではなく、歌を歌うことも好きだった。でもその大好きな歌で辛くなる。それはショッキングな出来事であった。それ以来、歌を歌おうとしたら、胸のあたりに何かが使えたような感じになってしまって、声がうまく出なくなる。

昔、ジャズミュージシャンの方が私の話す声を聞いて、是非ボーカルを勉強してほしいとおっしゃってくださったことがあった。伴奏する時に歌う人の気持ちを知りたいという動機もあったので1年半から2年ほどジャズボーカルの教室にも通った。発表会でも歌うことがあった。今度はそのつかえが発音の方にもでてしまいもっさりしてしまう。やっぱり歌おうとするとどこかに何か出てくるなぁという風に思ったのを覚えている。

しかし、このまま立ち止まっていても仕方がない。歌うのが楽しかった頃に戻りたいと思うようになり、今ラジオ配信をしているスタンド FM にて少しずつトークを届ける日を増やそうという風に考えた。身振りや手振り、顔の表情ではなく、声一本で勝負?するのである。さらにスタンドFMでライブ配信機能もあるので、収録のように取り直しができないという場面で、声を出して皆さんと交流するということを始めてみることにした。

そして趣味の一つとしてまた楽しく歌いたいなという思いからいつか近いうちにスタンド FM で何か歌でも歌えたらいいな。という風に思ったりしている。胸がつかえたままでもいいので。

苦手なことはもちろん苦手なままでも構わないし、得意なことを伸ばせばいいという風に考えてはいる。しかしやりたいのに何か引っかかりがあってやれないということに関しては、引っかかりを取っていけたらいいな。というふうに思っている。

その第一歩が始まったのであった。

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