22このパンデミックどうやっておわるのか、予測してみた。
アメリカの連邦政府は、各州でそれぞれルールを決めてくださいという少し投げ出し的な意見のため、各州知事がそれぞれの州に対する外出ルールやらを少しずつ決め始めています。
そろそろ、世界中の大部分で似たような措置が取られるようになっていると思います。
1つめは大部分で行なわれている隔離生活の導入。ずっと家にいるってやつです。パーティも行かず、レストランもいかず、とにかくウィルス感染者を病院で治療して、感染してない人は隔離して、ウィルスがこれ以上広まるのを防ぐ形。
アメリカの友人がシェアしていた病院の混み具合予想をグラフ化した記事が見やすかったので紹介します
https://www.covidactnow.org/state/MD
州ごとに見れるようになっていて、表示例はメリーランド州のグラフです。
メリーランド州では州全体の病院を合わせて約9000床あり、それをキャパオーバーしてしまわないためには、どういう行動をとったらいいのかということが見れるグラフです。
方法は4つあり
① 何もしない場合(赤グラフ)
② 社会的に距離を取る場合(オレンジグラフ)
③ 社会全体が隔離生活をする場合(青グラフ)
④ 地域がロックダウンとなる場合(緑グラフ)
というわけ方です。
どれも3ヶ月続けるというのが条件です。
この例でいうと、メリーランド州では何もしなければ(①)4月中旬が病床が無くパニックになるピーク、社会的距離を皆が取った(②)としても、4月半ばから病床が足りなくなってしまうというものです。
ということは残された道は2つしか無くて、③と④。いずれにしてもロックダウンや隔離生活を続けていくことがポイントという結論になります。ただ実際、そんなにロックダウンしたとしても、皆生きていけるだけの経済力がないというのが本音であれば、早い所収束しなければ、結局経済を復活させざるを得ないのか?と思います。
一方で、現実的な見方をしている人たちの中には、ロックダウンや隔離生活は経済が回らなすぎて、数週間はいけても3ヶ月も続けるのは無理だという意見もあります。そうすると残されるのは「集団免疫」しかないという人もいます
ウイルスが全体の60%に広まれば、全体的な人口に免疫ができるから、免疫ができたらウィルス自体も自然に消滅していくという方法。隔離はせずに、ウイルスに感染している人を徹底的に治していく方法。その場合は、ほとんどの人が感染してしまうので、もちろん犠牲が出るわけです。感染者も多くなるし、治療して治ればいいけど、極小かもしれないけど治らない人も出てくるというわけですね。
あとは限られている病床も埋まってしまうので、集団免疫の場合そこもネックです
集団免疫については数日前にイギリスの首相、続いてオランダの首相も同じようにコメントをしたため、論議が上がりました。どこの政府もそうなってしまうかもしれないという恐れは感じているのでしょうか。
ウイルスを治療できる薬があれば、集団免疫もうまくいくかもしれませんが、薬が発見されていない現在、集団免疫をすると非常に危険だというのが本当のところだと聞きます。
世界が今まさに求めているのは、ロックダウンや隔離生活を成功させ、ウイルスを滅亡させること。もし、人や物の流れが止まらず、ウイルスが滅亡しなければ、生き残れない犠牲をだす集団免疫に落ち着くということになるのかなと思います。
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