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#小説
【小説作品】君と僕と樽と夏 #夏の香りに思いを馳せて
東の窓から朝日が射す。
時計に目をやる。朝6時。
まだ寝ても問題ない時間だ。おやすみ。
「おはよー!」
黄色のメッシュが入ったピンクの髪のウィッグをつけた君が文字通り飛んできた。結婚3年目。今日も君は元気だ。
ちなみに僕は体中がものすごく痛い。
このピンク頭は最近話題の遊園地、東京あずたんランドのキャラクター東海あずたんのものだ。遊園地のキャラクターとしては珍しい8頭身の人間のキャラクター。君
ボクのサンタ #2021クリスマスアドベントカレンダーをつくろう
「12月24日金曜日。今日はクリスマスイブです。素敵なクリスマスになるといいですね。」
保育園の先生はそう言った。
ママもパパも今日も仕事。お迎えにはたぶんおばあちゃんが来るんだ。
でも、ボクはサンタさんにお願いしたんだ。
クリスマスは家族みんなで笑顔になれますようにって。
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「お先に失礼します。」
今日はクリスマスイブ。イブの夜ぐらい家族と過ごしたい。
急いで保育園に向
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「誓います。」
結婚式で永遠の愛と呼んでいる何かを誓いながら、僕は後ろで見守る人たちの出会いの日のことを思い返していた。
新郎側、新婦側共に、親族と5組のカップルと一人の男性というゲスト構成。結婚式には子供のころからの友人などを呼ぶことが多いと聞くが、僕らのゲストは彼ら以外に考えられなかった。
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君との出会いは21歳の晩夏。熱を含むが少し涼しい風が吹く夜だった。
僕は友人と