見出し画像

新幹線のファーストクラス「グランクラス」に乗ってみた!【2023年版】今年買ってよかったもの④/4

今年も残すところ、あとわずか。
毎年恒例の「今年買ってよかったもの」を全部で3つお送りしました。

 

今回は番外編です。
新幹線のグランクラスです。
買ってよかったもの、というより、
受けてよかったサービスという感じでしょうか。

※この記事は約4500文字、だいたい9分で読めます。

 


〇新幹線のファーストクラス

ふだん新幹線に乗るときは、
車いす利用の次男のために、
指定席にある専用座席(スペース)を予約して乗っている。
ところが今回、わたしひとりで乗車できることになったのだ!

「こ、これは…。
人生最初で最後の一人旅になるかもしれん。
ならば、思い切って、例のアレに乗ってみたい…。」

例のアレ…。

そう、それが、
新幹線のファーストクラス「グランクラス」。

冥土の土産は少々お高くついても、
バチは当たらないだろう。
そう思って、思い切って予約サイトへ。

 

 

〇スマホで新幹線のチケットが買えるなんて!

わたしが乗るのは東北新幹線なので、
JR東日本の「えきねっと」から申し込み。

乗車区間とおおよその乗車時間を入力すると、
条件に合う列車を表示してくれる。

きっぷ・座席の種類選択に進むと、
まず、きっぷの種類を選ぶ。

新幹線eチケットと紙の切符の2種類ある。
ここは、何ごとも経験だ!ということで、
今回初めて、eチケットでSuica連携してみることにした。

続いて、座席の選択。
自由席、指定席に続いて、「グランクラス」がある。

実際の座席を見ながら好きな場所を選ぶ。

予約した時期が早かったからなのか、
平日昼間だからなのか、
ほとんど空席。

「さすがに、平日昼間に新幹線乗るのに、
追加料金払ってグランクラスに乗るような大富豪は今の日本にはいないか…」

気になるお値段は、片道で、
自由席プラス1万円くらい。(距離による)

ふだんなら、もったいなくて絶対に出さない金額。

しかし、今回は…。

思い切って奮発したよ!

 

さあ、あずきな流、超豪華ひとり旅のはじまり、はじまり~(笑)。

 

 

 

〇やっぱりこうなるのね…。

いよいよ、当日。

手元にチケットがないので、
本当に予約が取れているのか、
何度も何度も、サイトを確認(笑)

駅に着き、Suicaカードをかざして
いざ!自動改札機をさっそうと通過。

…する予定だったのに。

ピンポーーン!

アラーム音と同時に無情にも出口が閉まった!

ええぇぇぇぇぇぇ…!
なんで、なんで!どーゆーこと?
やっぱり、紙のチケットにしておけばよかったかぁ!

すぐさま平静を装い、駅係員のいる有人改札へ行き、
Suicaカードを渡してデータを確認してもらう。

「あ、これ、しばらく使ってなかったので、ロックがかかってますね」

え!そーなの!使ってないと、ロックかかるんか~い!!

ホッとしたような、何だかよく分からないモヤモヤを抱えた状態のまま、
解除してもらったSuicaで、自動改札をなんとかクリア。

よし!第一関門、無事通過!

そして新幹線の改札もスムーズに通過。

よっしゃー!第二関門、突破!

残る最後、第三関門は、グランクラス。

スマホのえきねっとログイン画面を開き、
座席番号を確認。

よし、間違いない。だいじょうぶ!なはずだ。たぶん。

グランクラスの乗車位置に並び、新幹線が来るのを待つ。

「まもなく、〇番線に…」

駅構内の自動音声アナウンスのあと、
お目当ての新幹線が静かにすべりこんできた。

 

 

〇グランクラス、ココがスゴイ!

当たり前と言えば当たり前なのだが、
いくらグランクラスだからといって、
出入口の狭さは自由席車両と変わらない。

荷物を抱えて乗り込み、いざグランクラスへ。
自動扉が開くとそこは…。

見たこともない世界が広がっていた。

まず、照明からして豪華。なんとなく薄暗い雰囲気。
そして、床がふかふかのじゅうたんだ。

一車両にわずか18席しかないだけあって、
ひとつひとつの座席が大きく、ゆったりとした作りになっている。

リクライニングすればほぼ45度くらい倒せるし、
なにより、リクライニングに合わせて座面や足置きも自由にトランスフォームできる。

わたしは背が低いので、枕の位置が合わず、
いちばん上にスライドさせて、枕なしで着席。

足はどんなに頑張って伸ばしても、前の座席にかすりもしない。
それくらい、ゆったりしている。

なんとか足が触らないかと頑張って力を入れたら、
足がつりそうになったので、あっさりやめた。

 

 

〇VSコンシェルジュ

そうこうしているうちに、コンシェルジュの方があらわれた。
そう。
このグランクラスが新幹線のファーストクラスと呼ばれるのは、
座席が広くて豪華なだけではない。

飛行機でいうところのキャビンアテンダント(CA)さんにあたる、
グランクラス専属のコンシェルジュさんがいるのだ。

「もしかして…、座席が間違ってたらどうしよう。
いやそれより、乗る新幹線合ってる?
ちゃんとSuicaに座席連携できてなかったらどうしよう…」

なにせ、手元にチケットがないのだ。

もしも、万が一、コンシェルジュさんに何か言われてもすぐに対応できるように、
えきねっとのマイページを表示したままのスマホを握りしめ、
いつでも画面で確認してもらえるようにスタンバイ。

せっかくのゆったりとした座席なのだから、
もっとリラックスして待っていればいいのに、
なんとなくひとりだけ場違いな気がしてリクライニングを戻して、コンシェルジュさんが来るのを待った。
ちょっと緊張したまま、まわりの乗客に目をやった。

通路を挟んだとなりの座席の人は、乗り慣れているのか、
すぐに手慣れた感じでコンシェルジュさんに飲み物を頼んでいた。
おしぼりで手をふき、ペットボトルの水をグイっと飲んで、
靴を脱いで備え付けのスリッパに履き替えた。

そう言えば…。

テーブルってどこにあるんだろう。
自由席は前の座席についてるんだよなぁ。
でも、前の座席にはなにもついていない。
さて、テーブルは…。

そう思ってキョロキョロしていると、
別の人が、ひじ掛けの内側をすっと引き出し、
スライドさせて、テーブルを出した。
そうか!そこにテーブルがあったのか!

さも、
最初からわかってました!というようなテイで、
テーブルを引きだし、スタンバイOK!

※※※※※


コンシェルジュさんは、さっそく、ウエルカムギフトセットをくれた。

よかった!なんか歓迎されてる、ってことは、座席、間違えてない!
やったー!わたし、ココに座ってていいんだ!

…いや、予約して、お金払ってるんだから当たり前なんですけどね。

なんか、無駄に緊張していたのが急にバカバカしくなる。
軽食は、洋食と和食、どちらか好きなほうを選べるということなので、
とりあえず和食と、飲み物はアルコール類が飲めないのでりんごジュースをお願いした。

待っている間、渡されたウエルカムギフトを開けてみると、
ペットボトルの水、おしぼり、チョコレートが入っていた。

さっき、となりの人が飲んでたのは、これだったのか。
なんか、もったいなくて、そのままカバンにしまった。

しばらくして、軽食が運ばれてきた。



見るからに美味しそうである。
いや、もちろん、実際に美味しかったのだが。
一番うれしかったのは、和食を頼んでちゃんと和食がきたことだ。
わたしの座席は一番後ろだったので、
もしかしたら、品切れになっちゃうかもなぁと、ちょっとだけ心配していたのだ。

まぁ、それでも、洋食の方も美味しそうだったので、
それならそれでいいやと思っていたのだけどね。

それと、ストレート果汁のりんごジュース。
味が濃くて美味しかったけど、山形産だった。
そこは、青森ちゃうんか~い(笑)


ちなみに、写真向かって左側にある
脇からビヨーンと伸びているのは読書灯だということは、後から知った。

わたしは最初、ここから濃縮酸素かなんかがでてくるのかな、と思っていた。
「さすが新幹線のファーストクラス。おもてなしも最高級♪」と
ひとりで悦に入っていた。
どうやって酸素を出すのかなっ♪ここかしらっ♪と、
上機嫌で先端をひねった瞬間、明かりがついた。

気を取り直してまわりを見れば、予約したときはガラガラだったのに、ほぼ満席。
平日昼間の新幹線に、わざわざ追加料金払ってグランクラスに乗る大富豪がこんなにいるのか!
たしか、今の日本って不況だったんじゃなかったっけ。
 


 ※※※※※


せっかくのゆったりした座席なのに、
体の小さいわたしには、ゆったりし過ぎて
なかなかベストポジションが決まらなかった。
ひじ掛けに腕を置こうとすると、脇があきすぎて、かえって腕が疲れるのだ。

仕方がないので、座席の幅にスッポリハマって、
腕をまっすぐにおろして座ることにした。

それはまるで、冬季五輪でおなじみのそりすべり競技“リュージュ”のようだ。

18しかない座席。
たぶんリュージュ状態なのは、わたしだけだろう…。

時速300キロで移動しながら、
これなら金メダル間違いなしだな…。

そんな、しょーもないことを考えて
ひとりでニヤニヤしてた。

〇まとめ

こうして無事目的地に到着しました。
乗車時間は一時間少々でしたが、
非常に快適で、帰りの新幹線もグランクラスにしました。

当日の朝5時頃にサイトで予約。
わざわざ駅に行かなくても、

都合のいい時間に思い立ったらすぐに予約できるのも、
ネット予約のいいところですね。

ちなみに、帰りの軽食は洋食にしました。

こちらも大変美味しかったです。ごちそうさまでした!
 


 ※※※※※
 


 わたしは専業主婦なので、お金を稼いでいません。
なので、今まで、お金は使うと減ってしまう、なくなってしまうとしか考えられませんでした。
なんとかして、出ていくお金を最小限に抑えるためにはどうすればいいか。
そのことばかりに注力していました。

でも、今回、初めて自分のためだけに贅沢な時間とお金の使い方をしてみていちばんうれしかったこと。
それは、
誰かから大切にされ、ていねいなあつかいを受けたことで、
自分という存在を認めてもらえたような気持ちになれたことです。
もちろん、
そのぶん、お金を払っているんだから…と言ってしまえばその通りなんですけどね。
 
「最高のおもてなし」を体験してみる。
それは、もしかしたら、
あなたの人生を変えるきっかけになるかもしれませんね。


 
 ※※※※※
 
 

なんとか年内に間に合いました!
今年一年、ありがとうございました。

こんな、しょーもないあずきなですが、
来年も、どうぞよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
スキ、フォロー、コメントなどを いただけると
たいへん励みになります。
ひとりでも多くの人が「 生きづらさ 」の原因に気づき、
自分の人生を歩き出すきっかけになってくれれば いいなぁと思い、
「感謝と応援の循環」を目指して
発信活動をしています。
応援していただけると、とっても うれしいです。
 
 



※あずききなこを一緒に面白がってくれる人、随時募集中!
 
あずききなこのリンクまとめ

https://lit.link/azukikinako



あずききなこのKindle本最新作!
「40代からの自己理解
こたえはすべて、自分の中にあった」
好評発売中!


あずききなこのKindle本第二弾
「わたしにも書けるかも!」好評発売中!
※あずきなの「しょーもないエピソード」満載(笑)


あずききなこのKindle本デビュー作
「自分年齢で生きる」好評発売中!

 
※Amazonのアソシエイトとして、あずききなこは適格販売により収入を得ています。

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

やってみた

お金について考える

よろしければサポートよろしくお願いします。 いただいたサポートは、記事作成のエネルギー補給に使わせていただきます(*˘︶˘*).。*♡