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日記みたいなもの 寿司屋で介護情報においかけられるの巻

同居義母が認知症で、自分は訪問介護ヘルパーの仕事をし、近い将来父の遠距離介護も必要となると、もう毎日その手の情報を仕入れに行くことになる。
テレビや新聞を観てもその話題ばかりが目につく。noteでも、関連記事を読めば読む程、またオススメに上がってくるので気づくと話題はそればかり。
先日はそろそろ施設も探しとく?と夫と、自転車で近所の老人ホーム偵察に行き、お昼にふらりと駅前のお寿司屋さんに入った。すると、隣の席の女性二人がデイサービスに行く認知症お母様についてのあれこれを話しているのが耳に入り、思わず苦笑。そちらのテーブルに合流して、「ですよね〜」と会話に参加しそうになった。しませんけど。

認知症、介護、入浴拒否、ディサービス嫌がるだののワードが氾濫し過ぎているのだが、まあ、それも無理もない。介護の渦中である事は間違いないが、どちらかというと自らその方面にわざわざ突っ込んでいっているとも言える。
昔から、嫌な事を避けようとすればするほど追いかけられる気がして、来るなら来いとがっぷり四つに構えるタチだからだ。
子供のPTAの役員や自治会の当番なども、あれこれといろんな言い訳をしてなんとか逃れようとするよりは、もうクジが当たったらやります。と覚悟を決めると、心に平安が訪れます。実際、なってしまうと、しまった〜とおもうけど、覚悟を決めてやってしまえば、知り合いが増えたり、経験にもなったりする。
なので、介護も逃げないで、やれる事はやろうと思っている。なんとか他の人に押し付けようとするくらいなら、男らしく?引き受けよう思う。
とはいえ、やれる事はやるつもりの程度は人それぞれなので、その辺りのハードルは低く下げておく。

今日もおばあちゃんは、せっかく来てくれている訪問ヘルパーさんに散々文句を垂れながらやっとお風呂に入った所。
本当に可愛げのないお婆さんだが仕方ない。
義母は、よその人には非常にカッコつけるタイプだったのに‥
先日も、年取って何にもイイ事がないとブツブツいう義母にが、「ご飯食べて寝てるだけでイイじゃん!元気なんだから。」というと、「それじゃあ、まるで飼い猫みたいなもんじゃない。」といって嘆いているのを聞いて、上手いこと言うなあと思わず笑いそうになった。もう少し前だったら、そんな事言われたら悲しくなって、「お義母さん、そんなことないですよ。」とうるうるしてしまったと思う。だけど、だんだん耐性ができてブラック嫁と化しているので、そういった泣き言はどうせ本人も言った側から忘れるので、聞こえないふりをすることにしている。
息子である主人も、いちいち悲しい気持ちになったりはせず、「猫なんてそんな可愛いもんじゃないけどな」と後で苦笑い。
今は口も達者なのだけど、認知症が進むと私達のこともわからなくなる日が
くるらしい。
そうなったら、やっぱり寂しいかな。
そう思うと、可愛げのない婆さん状態の今も、貴重な時間なのかもしれない。