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初めての親子留学!マレーシアでの2週間リアルな体験記

こんにちは!3人の子どもたち(中3・小5・年長)を持つママ、Azukiです。「子どもたちにもっと異文化体験を」そんな想いを胸に秘めて早数年。ついに2024年の夏、私たちは長年の夢だった親子留学を実現させ、マレーシアへの2週間の冒険に飛び込みました!

高層ビルが林立する近代的な街並みと、悠久の歴史を感じさせる伝統的な風景。多様な文化が織りなす不思議な魅力に満ちたこの国で、私たち家族は何を見て、何を感じ、そして何を学んだのでしょうか。

言葉の壁、文化の違い、慣れない環境—— 不安と期待が入り混じるスタートでしたが、この2週間は想像を遥かに超える発見と成長の連続でした。エキゾチックな香り漂う街角で出会った人々の温かな笑顔、色とりどりの料理との出会い、そして何より、新しい環境で奮闘する子どもたちの姿。

この記事では、私たち家族のリアルな体験をありのままにお届けします。行きたいけど迷っている方の背中を押せたら嬉しいです。きっとあなたも、家族で新しい世界に飛び込む勇気が湧いてくるはず。さあ、私たちと一緒にマレーシア親子留学の魅力を探る旅に出かけましょう!


1. なぜマレーシアを選んだのか


留学先を選ぶのは、とても悩ましい決断ですよね。特に子どもと一緒となると、なおさらです。私たちがマレーシアを選んだ理由を、自身の経験を交えてお話しします。

コミュニケーションへの壁を低くする

私自身、学生時代にアメリカへ留学した経験があります。その時、英語の壁の高さに苦労しました。しかし最近のAI技術の発展で、言語の壁は低くなってきているとも感じます。

では、今、本当に必要なものは何でしょうか?

それは、異文化コミュニケーションへの積極性だと考えます。海外の人とコミュニケーションを取る際、引いてしまう(=伝えることを諦める)のが最もよくないことだと、経験から学びました。

子どもたちには、この「引く」癖がつく前に、異文化コミュニケーションを楽しいと感じてほしい。そこで、英語環境がありながらも、初めての留学には優しい環境を探しました。

多様性の中での「優しい」留学体験

マレーシアの魅力は、その文化的多様性にあります。

  • マレー系、中国系、インド系など、様々な民族が共存

  • 英語が広く使用されている

  • 東南アジアの中でも比較的治安が良い

  • 生活費が日本と比べてリーズナブル

この環境は、子どもたちの国際感覚を養うのに最適です。多様性に触れながらも、英語でコミュニケーションが取れる。でも、完璧な英語力がなくても大丈夫。この「優しさ」が、初めての親子留学には重要だと考えました。

身近な成功例と情報の豊富さ

さらに、決め手となったのは、親しい友人の経験でした。

  • 友人たちのマレーシアやシンガポールへの転勤・留学体験

  • YouTubeやInstagramでの豊富な情報

実際に経験した人の話を聞いたり、SNSで現地の様子を見たりすることで、マレーシアが最初のステップとして適していると確信しました。

2. 出発前の準備と心構え


マレーシアへの親子留学を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。まず、ビザの取得が重要です。通常、90日以内の滞在であれば観光ビザで問題ありませんが、気になる方は在日マレーシア大使館に確認しましょう。

次に、健康面での準備も忘れずに。

マレーシアは熱帯地域なので、必要な予防接種を受けておくことをおすすめします。特に子どもの場合は、かかりつけの小児科医に相談するのが良いでしょう。

荷物の準備リストは以下のようになります(抜粋)

- 衣類(軽装で通気性の良いもの)

- 日焼け止め

- 虫除けスプレー

- 常備薬

- 勉強道具(ノート、筆記用具、など)
学校では色鉛筆とはさみを使いました!色鉛筆とはさみは現地で購入することも可能ですが、使い慣れたものを持っていくのをおすすめします!

- 電子機器(変換プラグも忘れずに)
変換プラグを忘れてしまったので、プラグを購入!無駄な出費となりましたのでご準備忘れずに!

- 水に流せるティッシュ、除菌ウェットティッシュ

- 長袖上着

- 動きやすい靴(色々と回っていたら1日1万歩以上歩いていました)

-洗濯物を干すピンチハンガー(水着を干しました)

出発前のチェックリスト:

- パスポートの有効期限確認

- 航空券と宿泊先の予約確認

- 海外旅行保険の加入

- 現地の緊急連絡先の確認

- クレジットカードの利用可能確認
クレジットカードはタッチ決済を常に行っていたので、タッチ決済可能なカードが便利です!

心構えとしては、柔軟な姿勢を持つことが大切です。文化の違いや予期せぬ出来事に遭遇しても、それを学びの機会として前向きに捉える心持ちが、充実した留学生活につながります。

3. マレーシア到着初日:現地の第一印象


クアラルンプール国際空港に降り立った瞬間、湿度の高さと独特の香りに包まれ、異国の地に来たことを実感します。飛行機降りてすぐに、ターミナル移動のバスに乗るのですが、その入り口が全くわからず迷い彷徨ってしまいました。

空港から宿泊先までは、Grabを利用。前日に日本でe-simを購入し、Grabのダウンロードと決済設定も対応済みだったので、すぐに利用できました。

近代的な高層ビルと緑豊かな自然が共存する景色に、子どもたちは興奮気味でした。

部屋に到着後、窓から見える街並みに圧倒されながら、これからの2週間への期待が高まりました。

気候は蒸し暑いですが、日本の真夏の方が暑いように感じました。しかし、建物内は強めのエアコンが効いているので、上着を1枚持参するのがおすすめです。

第一印象として、多様な民族の共存、活気あふれる街の雰囲気、そして人々の温かさが印象的でした。この時点で、マレーシアを選んだ決断は正しかったと確信しました。

4. 学校訪問:子供たちの反応と学び


マレーシアの教育システムを体験するため、現地の語学学校へ親子で通いました。学校は日本や中国の方が多く、先生方は英語で子どもたちは日本語を使ってコミュニケーションをとっているようでした。

カリキュラムは、1週間ごとにことなり、テキストブックに沿ってクラスごとに内容が変えているようでした。特に印象的だったのは、異文化理解に重点を置いたプログラムです。様々な国の文化や習慣について学ぶ機会が多く設けられていました。遠足もあり、近郊の観光地や科学館へ連れていってくれました。

子どもたちの反応は予想以上に良好でした。初日は緊張した様子で、こちらも心配な気持ちがありましたが、、先生や classmates が親切にサポートしてくれたおかげで、楽しかった!とすぐに授業に馴染んでいきました。

特に、グループワークや会話の機会が多く、コミュニケーション能力が日に日に向上していくのが感じられました。また、英語の能力が高い子どもが助け合うようなこともあり、日本人の中でも、様々なエリアにすむ友達ができ、学習だけでない楽しい時間となっているようでした。

この経験を通じて、子どもたちは言語能力だけでなく、異文化への適応力や積極性も身につけることができました。短期間ながらも、大きな成長の機会となったことは間違いありません。

ただし、日本語を使う機会も多いため、英語漬けにしたい、英語を流暢に話せる子どもにとっては、物足りない時間となるかもしれません。

5. 現地での生活:食事、交通、買い物


食事編

マレーシアでの日常生活は、予想以上に快適でした。食事に関しては、多様な料理を楽しむことができます。マレー料理、中華料理、インド料理など、様々な食文化が融合しているのが特徴です。

私はGrabを使い、食事を配達してもらっていました。キッチンが小さかったのでなかなか自炊することが難しく、Grabを活用して料理をせず配達していただいていました。

移動編


交通手段は主に配車アプリGrabを利用しました。クアラルンプール市内では、LRT(軽量高架鉄道)やモノレールが発達しており、主要な観光地へのアクセスも便利です。

買い物編


買い物は、大型ショッピングモールから地元のマーケットまで、様々な選択肢があります。特に、セントラルマーケットでのお土産探しは、マレーシアの文化を肌で感じられる良い経験となりました。

生活習慣の違いに戸惑うこともありましたが、それも含めて貴重な体験だったと感じています。例えば、イスラム教徒が多いため、1日5回のお祈りの時間に配慮する必要があることなど、宗教と日常生活が密接に結びついている点は、子どもたちにとっても良い学びとなりました。

6. 異文化体験


マレーシアでの滞在中、現地の人々との交流は、最も印象に残る経験の一つとなりました。マレーシア人の温かさと寛容さに触れ、異文化理解の重要性を実感しました。

レストランでメニューを選んでいる際に、子どもたちが悩んでいる間にも嫌な顔せず待ってくれていたことが印象的であったようです。

文化の違いに戸惑うこともありましたが、それも含めて貴重な経験でした。例えば、時間の感覚や、コミュニケーションのスタイルの違いなど、日本とは異なる価値観に触れることで、視野が広がりました。

これらの交流を通じて、子どもたちは「違い」を恐れるのではなく、興味を持って接することの大切さを学んだように思います。この経験は、将来のグローバル社会で活躍する上で、大きな糧となるでしょう。

7. 親子で楽しんだ観光スポット


マレーシアには、親子で楽しめる観光スポットが数多くあります。私たちが特に印象に残った場所をいくつか紹介します。

ペトロナス・ツインタワー

クアラルンプールのシンボルとも言える超高層ビル。86階にある展望台には行けなかったのですが、夜の煌びやかな姿に子どもたちも大興奮でした。ライトアップされたツインタワーは、まるで宝石のように街を照らし、その美しさは忘れられません。タワーの足元には大型ショッピングモールもあり、家族でショッピングを楽しむこともできます。

バトゥ洞窟

ヒンドゥー教の聖地として知られる石灰岩の洞窟。272段の階段を登るのは大変でしたが、洞窟内部の神秘的な雰囲気や触れる距離にいる猿たちに、家族全員が魅了されました。巨大な黄金像や色鮮やかな壁画、天井からぶら下がるつらら石など、自然と信仰が融合した独特の世界観は、子どもたちの想像力をかき立てるのに十分でした。

マスジド・ネガラ(国立モスク)

クアラルンプール中心部にある国立モスクは、現代的なイスラム建築の美しさを体感できる場所です。巨大な青い屋根と高くそびえる尖塔(ミナレット)が特徴的で、その独特な形状に子どもたちは興味津々でした。 イスラム教の文化に触れる良い機会となり、宗教の多様性についても学ぶことができました。訪問の際は、適切な服装(肌の露出を控えめにする)に気を付ける必要がありますが、モスク内部の荘厳な雰囲気や美しい装飾は、家族全員に深い印象を残しました。

これらの観光スポットを巡ることで、マレーシアの自然、文化、歴史を総合的に学ぶことができました。また、移動中の車窓から見える景色も、都会と自然が共存するマレーシアの特徴をよく表していて興味深かったです。

近代的な高層ビル群と伝統的な建造物、そして豊かな自然が共存するマレーシアの風景は、まさに多様性の象徴でした。この多様性は、子どもたちの世界観を広げるのに大きな役割を果たしたと感じています。

親子で新しい発見や驚きを共有できたことは、かけがえのない思い出となりました。各スポットでの子どもたちの反応や質問は、私たち親にとっても新たな気づきをもたらし、家族の絆を深める素晴らしい機会となりました。

8. 留学中に感じた課題とその対処法


2週間の留学中、いくつかの課題に直面しましたが、それらを乗り越えることで大きな学びを得ることができました。

言語の壁

課題:英語力の不足により、コミュニケーションに苦労する場面がありました。

対処法:スマートフォンの翻訳アプリを活用し、積極的にジェスチャーも交えてコミュニケーションを取りました。この経験が、英語学習へのモチベーション向上につながりました。
スマホを持たせていただのでChatGptでの音声でのやりとりを子どもに使わせ、気になったことを調べるということにも挑戦させました。

食事の違い

課題:スパイシーな料理が多く、子どもたちが食事に苦戦することがありました。

対処法:現地の人におすすめの子ども向けメニューを聞いたり、中華料理などで辛くないものを確認しながら、徐々に現地の味に慣れていきました。

気候への適応

課題:高温多湿の気候に、体調を崩しそうになることがありました。

対処法:こまめな水分補給のため、水筒を日本から持ってきて、水分をきちんと取れるようにしていました。また休憩を心がけ、屋外活動は朝晩の涼しい時間帯に行うよう調整しました。

文化の違いによる戸惑い

課題:宗教や習慣の違いに戸惑うことがありました。

対処法:事前に文化の違いについて学び、オープンマインドで接することを心がけました。また、現地の人々に積極的に質問することで、理解を深めることができました。

 ホームシック

課題:特に子どもたちが、日本の家族や友達を恋しがることがありました。

対処法:定期的にビデオ通話で日本の家族や友達とコミュニケーションを取りました。また、日本から持参したお気に入りものや人形を買って、心の安定を図りました。

これらの課題に直面し、解決策を見出していく過程自体が、貴重な学びの機会となりました。困難を乗り越える経験は、子どもたちの自信にもつながったように思います。

9. まとめ:2週間の留学で得たもの


2週間の親子留学を通じて、私たち家族は多くのものを得ることができました。

まず、言語面では、英語を実践的に使用する機会が多く、コミュニケーション能力が向上しました。特に子どもたちは、初めは躊躇していた英語での会話にも、徐々に積極的に取り組むようになりました。

家庭内でも英語だけでコミュニケーションを取ろうとしたり、日本ではなかった変化がありました。

異文化理解の面では、多民族国家であるマレーシアの多様性に触れることで、文化の違いを尊重し、受け入れる姿勢が身についたように感じます。これは、グローバル社会を生きていく上で非常に重要な素養だと考えています。

また、家族の絆も深まりました。慣れない環境で共に過ごし、新しい経験を共有することで、お互いの理解が深まり、協力し合う大切さを再認識しました。


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