ボードゲームのススメ
我が家の「夜の遊び」の定番はボードゲームです。
もともとは息子の療育プログラムの一環で楽しみ始めましたが、海外製ボードゲーム達の「可愛らしさ」と「面白さ」に、親の私がすっかり魅了されてしまいました。
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ボードゲームの魅力
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1 どうしてボードゲームなの?
ボードゲームをする一番の目的は「社会性を育てる」事。
スポーツや集団遊びの好きな子であれば、そういった競技や遊びの中から多くの事を学ぶことができますが、それは全ての子ども達に当てはまる訳ではありません。
身も心もぶつけ合いながら「体で」社会性を学んでいくことが苦手な子ども達が社会性を学ぶツールとしてボードゲームはとても有効です。
ちなみに、この場合の「社会性」は
・順番やルールを守る
・プレイヤー同士の尊重
・準備や後片付け
・自分の感情のコントロール …等が挙げられます。
2 平和的ゲームのススメ
ボードゲームでもやはり子ども達は「熱く」なります。
感情のコントロールが出来なってケンカ…よくありますよね。
勿論、最終的には「喧嘩せずに楽しくプレイできること」が目標ではあるのですが、特に発達障がい等のケースでは「勝敗」にこだわってしまう特性もあるので難しい問題ではあります。
ですので、我が家では「みんなでプレイする楽しさ」を味わう事に特化したゲームを子ども達とよく楽しみます。(我が家の子ども達は、まだ刺激的なゲームよりも平和的ゲームを好んでいます。)
おしゃれパーティーは「協力型ゲーム」です。
プレイヤー同士の勝敗は無く、全員で協力してテントウムシをパーティーに連れていくことがゴールです。
パッケージの通り世界観も設定も優しく、「勝敗が無い」のでプレイヤー同士が激しく感情をぶつけ合う状況が殆ど起こらないのが特徴です。
果樹園ゲームも「協力型」。
おしゃれパーティーよりも操作が容易(駒のサイズ)なので、ファーストゲームにもお勧めです。
小さい子を含む異年齢集団で遊ぶと、より楽しいかもしれません。
あとは、一番最初にアメブロのリンクを貼ったのですが、勝敗を決めるタイプのゲームでは「みんな ともだち」が私は大好きです。よくできたルールで、プレイしているうちに勝敗がどうでもよくなってきます。(詳しくはリンク先のレポをご覧ください。)
3 みんなでプレイする楽しみを知ったら
・みんなで遊ぶと楽しい。
・ルールも守れるようになった。
・準備や片付けもバッチリできる。
…というのを、平和的ゲームで学んでから我が家では「勝敗のあるゲーム」に取組みました。
一番難しい「感情のコントロール」に挑みます。
これは神経衰弱とスゴロクを合わせたようなゲーム。
ルールはとても単純明快。
我が家の娘も2歳代から一緒に遊んでいます。
神経衰弱が強い人が圧倒的に有利なので、小さい子(記憶の仕方が大人と違う)が大人に勝てるゲーム…という点でもおススメ。
勝敗がとても分かりやすいので、負けた時の感情のコントロールを練習するのに良いゲームだと思います。
こちらは「色と数のマッチング」課題の般化プログラム定番のゲーム。
単純なスゴロクなのですが、我が家に遊びに来てくれる子ども達曰く「特殊カードが鬼」なゲームです。
サイコロは使わずカードに描かれた色キューブに従って駒を進ませるのですが、特殊カード一枚でゴール近くからスタート付近まで戻ったり…。
誰かに邪魔される…と言うような要素は無く、全ては「自分で引いたカードの運命」なので、感情のコントロール課題にも向いています。
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ホームスクーラーをしていると、
「社会性は どこで身につけるの?」
…という質問を、しばしばされます。
ボードゲームは社会性の学習のほんの一部分。
もちろん、ボードゲームさえしていればパーフェクトな社会性が身につくという訳ではありません。
ただ、ボードゲームのような少人数下での環境設定(練習)があった方が「いきなり実践」よりも大きな学びを得られる子どもも少なくないのです。
使えるものは上手に使い、個々にあった学びを尊重したいですね。
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