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倍の倍の倍の…?(具体物を使って)

昨日から、娘は熱心に2つの(娘曰く)「研究」に取組んでいます。

そのうちの一つが「数の研究」

熱心に「ピンビーズ」で遊んでいます。

ピンビーズ?

金ビーズ2

モンテッソーリの教具の中でも有名な「金ビーズ」を、その昔予算の関係でピンクのパールビーズで自作したので我が家のそれは「ピンビーズ」

息子が使い始めた時からずっと、その愛称で我が家の子ども達に親しまれています。

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まだ娘には言葉としては

「足し算」

「引き算」

の2種類しか教えていないのですが、彼女はピンビーズを使って四則計算をし、色んな事を考えます。

彼女が取り組んでいるのは「倍の倍」。

1×2=2

2×2=4

4×2=8

これをビーズを使って調べます。

金ビーズ3

「お兄ちゃん【1000】返して!」

 「わかんなくなっちゃうじゃん!」

息子「ピンク【1000】キレイだねー。」

…と、時々兄の悪意無き妨害にあったり、逆に助けてもらったりしながら黙々と倍の倍の倍の…と調べていきます。

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倍の倍の倍の…という問題は以前「王さまライオンのケーキ」という本を読んだ時にも一度取り組みました。しかし、今回は設定となるお話を変えています。

今回はこんな感じ。

娘が「愛(♡)」を誰かに渡すと、その「愛(♡)」は相手の中で倍になります。もらった人が次の人に♡をリレーすると、さらに倍になります。愛の♡を10人でリレーすると、最後に娘に返って来る時には何個になっているでしょうか?

王さまライオンの時と違うのはスタート時に娘が渡す♡の数(もとになる数)。1個、2個、3個、4個…とどんどん増やしながら倍の倍の…を調べます。

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答えを求めて、表に書き入れていくと色んな発見があります。

【発見1】

「スタートの数が違っても途中から答えが同じに並んでいく数があるんだよ。」

【発見2】

「最初のハートが0個だと、リレーできないんだよ。」

【発見3】

「紙に書ききれないけれど、たぶんどこまで行っても数が減らないの。増えて、増えて…きっとグーゴルになっちゃうよ!」※グーゴル=10の100乗。

いわゆる算数のルールとして大事な部分に、ちゃんと気が付けるんですよね。いかにも「大発見!」といった表情で目を見開いて報告してくるのが本当に面白いです。

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学びはいつも遊びの先に

金ビーズ1

具体物の操作はとても楽しい作業です。

紙上の計算になると話は違うのかもしれませんが、特に大きな数を自分の手で動かして答えを求める作業は何とも達成感があるようで。

「こーんな大きな数も調べられるの!」

 「お母さん、今日の研究の成果もすごいわよ。」

…と、自信満々。

心ゆくまで存分に「研究」していただきたいと思います。


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